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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2012.04
04
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13:00
Category : 未分類
 米軍住宅では暖房に蒸気を利用している。本当の意味のセントラル・ヒーティングで、基地ボイラから蒸気を地下配管で送っている。

 昔、作った蒸気ピッドが時折発見されることがある。別府で、謎の地下道が発見されたとするニュースがあった※が、サイズから明らかに送汽用の地下ピットである。米軍基地や住宅後には地下ピットが残っている。旧軍等防空壕は県費をつかいエアーモルタル等で埋め戻すが、米軍設備は対象外である。米軍は埋め戻すような面倒はやらないので、そのままにされている。

 そして、今でも米軍住宅は蒸気暖房を設置している。東北で新築される米軍住宅(一戸建て)にも、各戸に蒸気配管を敷いていた。

 この蒸気使用実績だが、日本側は米側提供量がまとめて知らされるだけである。基地用と住宅用は区別なく、合計熱量がBTUで知らされるだけである。

 案外、住宅用の熱源使用料を追求されないために蒸気を使い続けているんじゃないかね。
 米軍住宅の設備使用料、電気・ガス・水道は思いやり予算で支払われている。このため、遣い放題になってしまう。電気・ガス・水道は戸メータや団地単位でのメータもある。遣い放題は捕捉されやすい。思いやり予算で実施する上乗せ部分は、日本側も厳しい目で見ている。「思いやり」をする必要を認める人々も、保守側であっても、無駄遣いには厳しい。実際に「無駄遣いを認めたわけではない」と、保守側からも問題にされる。

 熱源も、思いやり予算の対象である。ここで、熱源として電気やガスを使っていると、戸メータや、団地全体のメータで捕捉される。その結果、無駄遣いを責められる可能性もある。

 しかし、蒸気を熱源とすれば、日本側から補足されない。蒸気には、戸メータなしとする実績もあるため、補足されない。しかも、住宅分と基地分を混ぜあわせれば、さらに目立たなくなる。基地蒸気所要は膨大である。艦船向け蒸気供給や、格納庫暖房(蒸気を使った輻射パネル)に混ぜてしまえば、米軍住宅分は完全に紛れてしまう。

 日米担当者とも、結構細かい。彼らレベルのリスクには敏感である。米側は権利を守る気満々である。彼らの人事評価基準は、米側権益の保護である。日本側はとにかく波風立てたくない。官僚としての習性がある。思いやり予算の設備使用料を守りたい/波風立てたくないという点では利害が一致する。そうするには、眼につかないようにするのが一番である。
 米軍住宅が熱源として蒸気を選択している。これは、案外に意図的な選択の結果ではないかな。



 米側が慎ましく、遠慮して使う分には、日本人もあまり問題にしないと思うんだよね。でも、電気ガス水道、高速道路代そのほかで、堂々と無駄遣いされると日本人も不快になるよねえ。
 似た様なものとして、山王ホテルとか基地内ゴルフ場とか基地内クレー射撃場とか、そろそろ整理する時期じゃないのかね。
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