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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2012.08
17
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Category : 未分類
 尖閣諸島上陸は、強制送還がルールである。日本と中国は、尖閣諸島に関してはルールを守ったゲームをしている。日中はエスカレーションを避ける。日本は領海侵犯は国外退去、上陸は強制送還に留める。それを超えない限り、中国は日本に強硬な手段を採らない。

 今回の強制送還は、ルールに則ったものである。日中ルールに適応しているため、日中関係に何も影響しない。

 2010年の中国漁船衝突事件のような無意味なマイナス・サム・ゲームは回避された。2010年の事件では、日本側は既成事実を積み上げるため、ルールに反した行動を取った。日本は、中国漁船船長を日本での裁判につながるプロセスに載せた。しかし、中国はルール違反に対し、フジタの社員を拘束し、レアアースを禁輸した。現実に利益を生まない島であるが、日中は面子と国民感情によりエスカレーションを行い、マイナス・サム・ゲームを行う愚を犯した。

 領土問題はどうやっても解決しない。まず、理屈ではない。日本人は尖閣諸島、竹島、北方領土が自国領域であることには何の疑問も抱かない。しかし、中国人、韓国人、ロシア人もそのように確信している。条理を尽くしても正邪で決まる問題ではない。そもそも領土は神聖である。領土問題では不利な側でも絶対に譲らない。譲った側は政府は持たない。

 どうしても解決しない問題で執着しても仕方がない。まず、戦争でもしない限り手に入るものでもない。豊かになり、強くなった中国は尖閣諸島で諦めることはない。それを諦めさせようとしても無駄である。逆に譲る必要もない。譲らない限りは、竹島も北方領土も日本人の土地でありつづける。

 現実的には、現状維持しかない。領土問題で経済的利益まで失う必要もない。その意味では、日中のルールに則った尖閣諸島ゲームは合理的である。日中の戦略的互恵関係、「政治対立はともかく、損するゲームはやめましょう」に適っている。尖閣諸島への上陸者を強制送還に留めることは、正しい選択である。

 逆に、韓国にはルールを意識させる制裁行為が必要になるだろう。竹島に大統領が上陸したことは、日本にとって認められない実績積み上げである。ゲームの範囲を越え、ルールに違背する行為である。自国だけを優位にする行動には、利益が消し飛ぶような大きな不利益を与える必要がある。また、今日の外交関係は、国内ナショナリズムを抑えこむことが求められる。国内ナショナリズムを焚つけ、利用することもルール違反である。韓国が竹島問題で実績積み上げを行うことが、韓国人が大きな不利益になる制裁を課すべきだろう。
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