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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2012.09
01
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13:00
Category : ミリタリー
 特科はもっと削っていいんじゃないかね。

 陸自砲兵である特科は、火砲とMLRSをあわせて約700門・両を擁している。対艦ミサイルを抜いた編制で見ると、陸自は4連隊、2特科群、3特科隊、9大隊を編制している。大隊数で勘定すると48ヶ大隊(対艦ミサイル除く)になる。

 将来的に400門になるといっても、まだまだ削減する余地はある。400門態勢では約30ヶ大隊になるのだろうが、今の御時世にはそれでも多すぎるように見える。基本、特科は国内での対上陸戦程度しか使えない。その本土への対上陸戦は、まず起きる見込みもない。対上陸戦のために念をいれて保持する、技術伝承を図る、ひょっとしたらの海外派遣を考慮するとしても、30個大隊も必要ない。

 前に書いたように、特科は使い道が少ない。今、陸自が押している島嶼防衛/侵攻、ゲリコマでも使い道がない。海外派遣でも使い道もない。

 特科はもっと削り代がある。陸自全体を師団・旅団を5個くらいまで削減して、それぞれに1ヶ大隊。軍砲兵として北海道と九州に1ヶ大隊。特科教導隊1ヶ大隊で、8ヶ大隊位で充分じゃないの。後は油漬にしておけばいい。大砲そのものは進歩も緩慢だから、あと100年は使えるよ。

 そうすれば、人員も相当に削減できる。1ヶ大隊あたりの所要人員を、大隊の外にある観測や段列所要や通信所要を含めて400人程度とみると、特科の関連配置で2万人はついている計算になる。今の計48個大隊を、10ヶ大隊以下に削減すれば、5000人程度まで減らせる。1万5000人を減ずることができる。終身雇用分も、転用は容易だ。特科は優秀で数理系に強いと言われている。数理や会計、計量や予量の仕事に回すこともできるでしょう。

 そもそもの特科の無駄としては、特科連隊や特科群かね。どっちももいらない。大隊以上の司令部他の組織は使うことも少ない。幕府陸軍では砲兵は大隊までで、連隊はなかった。連隊で行動することはないからという理屈だったらしいが、それは今でも同じ。特科を連隊、群で使うこともない。よほどのことがない限り、特科は集中運用されない。それこそ、特科が主力となるような要塞への攻城戦、コレヒドール攻略みたいな事態でもなければ、分散して使用される。

 分散使用された時に、連隊や特科群はあまりやることもない。連隊本部には、けっこう人がいる。連隊長以下、幕僚と、それを手伝う小幕僚、本部付がいる。いずれも階級は高めであり、給料も高い。連隊を省けばポストを減らせる分、人件費も節約できる。

 陸自の特科に限ったことではないけど、1佐だらけの軍隊は、公用車ひとつ見ても金がかかってしょうがないからね。
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