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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2012.09
07
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13:00
Category : ミリタリー
 射撃の話で思い出したのだが。

 9mm拳銃には安全装置がついていない。「ダブル・アクションでトリガー・プルが重い。だから、薬室に弾が入っていても問題はない」とする設計思想による。

 あるいは強いて言えば、撃鉄と開放レバーが安全機構の一部を代替しているともいえる。今から撃つよ、というときには撃鉄を起こしてシングル・アクションにする。結局撃たないなら、撃鉄開放レバーで、ダブル・アクション状態にする。ダブル・アクションなら、まず暴発、不時発火はしない。

 ライフルもそれでいいんじゃないかな。もちろん、ライフルはダブル・アクションではなく、トリガーもソフトタッチなので別の方法になる。小銃とか機関銃の類は、安全装置なくとも、薬室を空にしておけばよくないかね。必要になったら、尾栓を引いて弾込めしても充分に間に合うよ。

 市街戦等の例を引き「咄嗟の射撃云々」というかもしれない。しかし咄嗟の動作としても、大差もない。安全装置を外すのと、尾栓を引っ張るのに掛かる時間も動作は同じようなものだ。

 だいたい、安全装置はそれほどセーフティーではない。3年に一回、猟銃等講習に行くと「毎回安全装置を過信するな」と言われる。教本にもそう書いてある。安全装置といっても、構造的にはトリガー動作を止めるものであって、撃針を拘束するわけではない。

 私物のライフルだと、安全装置なんか使ったこともない。ボルト・アクションなので、銃は使う時までボルトは嵌めていない。使う段になってからボルトを嵌めて弾を込めて撃つ。射撃をやめるときには、弾を抜いて、ボルトも抜く。安全装置はついているが、使ったこともないし、別に必要ない。

 だいたい、撃張は簡単に落ちる。若いころ、弔銃射撃の指揮官をやったとき、不時擊発を出したことがある。お稽古での射撃で不発が出たが、儀礼なので故障排除はしない。そこで立銃を令したときに、撃針が落ちて「パン」となった。海式立銃は挙動「1・2」で、銃床を地面にカツンと落とす。※ 叩きつけるものでもないが、それなりに衝撃を伴う。その衝撃で撃針が雷管を叩いたのだろう。

 安全装置よりも、1発目を抜いといた方が安全である。特に自動銃なら、初弾装填が容易である。ボルトを一回引くだけで済む。自動銃での初弾装填と、安全装置解除は、時間的に差はない。

 ただ、戦闘間での銃の安全確保では、薬室開放は安全装置よりも面倒くさい。今装填されている弾を抜き出す必要がある。弾倉を抜いて、尾栓を引っ張る必要がある。とはいえ、そういう合間、合間に、弾倉を新しいものに交換しておくものだから、実際に、実用上でも差は出ることもない。

※ 陸空は「1・2・3」て、2で銃床を着地寸前まで持って行き、3で静かに降ろすという。
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