- 2023 . 05 «
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- 29
- 30
- » 2023 . 07
Category : ミリタリー
P-3Cの中でも、JP-4とJP-5は混じっているってことです。
海自飛行場ごとの燃種を見ると、北がJP-4、南がJP-5になっている。主だったところでは八戸と下総がJP-4、厚木、硫黄島、岩国、鹿屋がJP-5になってる。
そして、P-3Cは、結構あっちこっちに移動する。単純に移動することもあるし、訓練や哨戒で海の上を飛んで、ヨソの基地に泊まる(これをRONという)こともある。当然であるが、その際には現地で燃料を貰う。
つまり、P-3Cのタンクの中がJP-4になったり、JP-5になったり、両者が混ざることがある。他の固定翼機、回転翼機も同じである。しかし、なんの問題もない。
というのもね、P-5のエンジンにJP-4を混ぜると「様々な課題が出てくる」とおっしゃっる方がいらっしゃるのだが、その「様々な問題」がってホントに起きるのかな、起きたとしたら、何が起きると言いたいのかが理解できないわけです。
時系列で整理するとこんな感じかな。
その方なんだけど、海自がC-130Rを導入するのは、JP-5対応エンジンであるためと断言してらっしゃる。通常のC-130はJP-4なので、海自が使うJP-5を入れると壊れるという理屈なんでしょう。航空エンジンは繊細だから、非対応の燃料を入れると腹痛を起こしてしまうとも主張されているわけです。
実際には、そんなこともないわけです。まあ、実際に艦載ヘリにJP-4入れてるの見たことあるし、陸空自ヘリへの給油実施報告も聞いたことあるけど、腹痛起こすなんて話は聞いたこともないですよ。だいたい、C-130R買おうと決めた海幕だって、そんなの気にしていません。担当したパイロットも航空装備幹部も、JP-4とJP-5は互換だと思っているわけです。-Rに決めたのも出物があっただけの話でしょう。なんにしても、まあ繊細であるな思ったわけです。
それを受けてでしょうね。「様々な課題が出てくる」さんが、己の主張に「『ガスタービンは燃料を選ばない…』と公言なさっていた人物がいるが、モノを見ているのか?と小一時間。」と[JP-4とJP-5混交利用を]「長期使用をしていると、それらに応じて様々な課題が出てくる。」と御注意を頂いたのですけどねえ。さて、具体的にどんな課題が出てくるのですかね。
JP-4,-5,-8なんて同じようなものです。航空エンジンであっても、混ざっても、ブレンドしてもエンジンに何の負担にもならない。だいたい、さらに異質な代替燃料にしても、国際民間航空機関ICAOは民間機にブレンドを認めている。米軍もブレンドして問題ないとしている。
ICAOは、代替燃料XTLやCSPKを半分までブレンドしていいよ認めてます。さらに、その他の燃料も混交できるだろうといっているし、将来的にはJET-Aに植物性燃料FAEを10%ブレンドしようとしている。それ以外の燃料にしても、高空で粘性があがり、配管が詰まるのでダメと言っているだけの話。エンジンのダメージなんかは全く問題にしていない。
米軍もブレンド使用を実施している。前から実験的にF-18を植物燃料で飛ばしている。が、艦艇には実運用をしている。USSフォードでは、藻類バイオ燃料(50%ブレンド)を使っているが、それにより性能低下もないし、エンジン整備でも何も変わらないとしているわけです。
代替燃料混ぜても大丈夫な航空エンジンに、JP-4,-5,-8を混交してなにか問題が起きるとは考えがたいのですよ。
「様々な課題が出てくる」さんも、JP-5用のC-130Rに、JP-4を入れたときに、どういった「様々な課題が出てくる。」かを明確に示してもらえると有難いものです。
…なんにしても残念な内容なんだよね。「様々な課題が出てくる」さんの「2012/11/13 帰ってきた燃料話」で、それを示していただけるかと楽しみに拝見させていただいたのですけどねえ。航空エンジン、高空燃料の話から始まる話なのに、問題点が示せるのが、自動車用エンジンと自動車用燃料の組み合わせというのは、竜頭蛇尾が過ぎるのではないですかね。
海自飛行場ごとの燃種を見ると、北がJP-4、南がJP-5になっている。主だったところでは八戸と下総がJP-4、厚木、硫黄島、岩国、鹿屋がJP-5になってる。
そして、P-3Cは、結構あっちこっちに移動する。単純に移動することもあるし、訓練や哨戒で海の上を飛んで、ヨソの基地に泊まる(これをRONという)こともある。当然であるが、その際には現地で燃料を貰う。
つまり、P-3Cのタンクの中がJP-4になったり、JP-5になったり、両者が混ざることがある。他の固定翼機、回転翼機も同じである。しかし、なんの問題もない。
というのもね、P-5のエンジンにJP-4を混ぜると「様々な課題が出てくる」とおっしゃっる方がいらっしゃるのだが、その「様々な問題」がってホントに起きるのかな、起きたとしたら、何が起きると言いたいのかが理解できないわけです。
時系列で整理するとこんな感じかな。
その方なんだけど、海自がC-130Rを導入するのは、JP-5対応エンジンであるためと断言してらっしゃる。通常のC-130はJP-4なので、海自が使うJP-5を入れると壊れるという理屈なんでしょう。航空エンジンは繊細だから、非対応の燃料を入れると腹痛を起こしてしまうとも主張されているわけです。
実際には、そんなこともないわけです。まあ、実際に艦載ヘリにJP-4入れてるの見たことあるし、陸空自ヘリへの給油実施報告も聞いたことあるけど、腹痛起こすなんて話は聞いたこともないですよ。だいたい、C-130R買おうと決めた海幕だって、そんなの気にしていません。担当したパイロットも航空装備幹部も、JP-4とJP-5は互換だと思っているわけです。-Rに決めたのも出物があっただけの話でしょう。なんにしても、まあ繊細であるな思ったわけです。
それを受けてでしょうね。「様々な課題が出てくる」さんが、己の主張に「『ガスタービンは燃料を選ばない…』と公言なさっていた人物がいるが、モノを見ているのか?と小一時間。」と[JP-4とJP-5混交利用を]「長期使用をしていると、それらに応じて様々な課題が出てくる。」と御注意を頂いたのですけどねえ。さて、具体的にどんな課題が出てくるのですかね。
JP-4,-5,-8なんて同じようなものです。航空エンジンであっても、混ざっても、ブレンドしてもエンジンに何の負担にもならない。だいたい、さらに異質な代替燃料にしても、国際民間航空機関ICAOは民間機にブレンドを認めている。米軍もブレンドして問題ないとしている。
ICAOは、代替燃料XTLやCSPKを半分までブレンドしていいよ認めてます。さらに、その他の燃料も混交できるだろうといっているし、将来的にはJET-Aに植物性燃料FAEを10%ブレンドしようとしている。それ以外の燃料にしても、高空で粘性があがり、配管が詰まるのでダメと言っているだけの話。エンジンのダメージなんかは全く問題にしていない。
米軍もブレンド使用を実施している。前から実験的にF-18を植物燃料で飛ばしている。が、艦艇には実運用をしている。USSフォードでは、藻類バイオ燃料(50%ブレンド)を使っているが、それにより性能低下もないし、エンジン整備でも何も変わらないとしているわけです。
代替燃料混ぜても大丈夫な航空エンジンに、JP-4,-5,-8を混交してなにか問題が起きるとは考えがたいのですよ。
「様々な課題が出てくる」さんも、JP-5用のC-130Rに、JP-4を入れたときに、どういった「様々な課題が出てくる。」かを明確に示してもらえると有難いものです。
…なんにしても残念な内容なんだよね。「様々な課題が出てくる」さんの「2012/11/13 帰ってきた燃料話」で、それを示していただけるかと楽しみに拝見させていただいたのですけどねえ。航空エンジン、高空燃料の話から始まる話なのに、問題点が示せるのが、自動車用エンジンと自動車用燃料の組み合わせというのは、竜頭蛇尾が過ぎるのではないですかね。
スポンサーサイト
Trackback
Comment
No title
14:50
め二号作戦
URL
編集
呼ばわり。いったい何のプロなんでしょうかね。
こういう手合いに限って国内雑誌すら購読してないで、無料のネットに情報を頼るネット乞食だったり
します。
まともな議論の相手にはなり得ませんね。自分の「脳内真実」が唯一真実だと思っておりますから。
ある種の宗教なんでしょうなあ。
まあ、バカは死んでも治らないと。
00:36
通りすがり
URL
編集
ケロシン系とワイドカット系は別物だからエンジンがぶっ壊れるハズ!とか考えてるのかもですね。(そんな話しは初めて聞きますけど)
上記の燃料が無いなら民間のJET A-1やJET A、JET Bなんかをぶち込んでも問題なく運用できるはずですし、そんなに冗長性の無いシビアな設計で量産エンジンを製作したらとんでもなくコストがかかるって事がわかってないのでは?
まぁ、確かに退役したハブ用のJP-7や、U-2専用のJPTSとかも特殊ですがコストがバカ高ですから…
No title
11:31
め二号作戦
URL
編集
しかもその後も訂正も無し。
彼らは始めに信じたいものがあり、それに合致しそうな断片的な情報を貼り付けて「事実だ」と強弁するわけです。クズのような情報は一杯知っているかもしれないが、本質を理解していない。そもそも
自分の感情・好き嫌いを論の根本に置くという精神構造の人達は軍事(に限らず、経済でも政治でも)を語るのは向いていませんね。
まあ、最も酒場で盛り上がる分には被害がないんですけどね。2ちゃんで軍事板が「趣味」に分類されていますが、正しい分類ですね。