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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2012.12
14
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13:00
Category : 有職故実
 すしを1貫、2貫なんて呼ぶのは最近のことじゃないかと思ってさ。
というのも、

「黒田のお殿様が16文しか持たないで屋台のすしを食べに出た。
 1ヶ8文のすしを4ヶ食ったあとで
 『1ヶ4文だと思っていた、金はねえ』といって
 『すしの値段もしらねえのか、この唐変木奴』
 といきり立った職人の客と殴り合いの喧嘩」

という話が篠田鉱造の『明治百話』にあったはず…という記憶からなんだけどね。ただね、家で調べたのだけれども。岩波の上巻に記載がない。そして、下巻が見つからないのよ。確か下巻にあったはずなんだが。

 ともかくね、篠田鉱造は、すしを「ヶ」で数えていたのだよ。貫ではなかった。だから、「すし 貫」というのは昭和に入ってできた言葉じゃないかなとね。

 そこで、すしの数え方をググッたら「やっぱ最近だよ」http://www.benricho.org/kazu/column_sushi-5sakka.htmlが出てきた。やっぱり、ひとつふたつ、いっこにこ、だよねえ。

 そもそも握りずし自体がここ最近、200年程度しか経っていないのに、由緒ありげに「貫」なんて新しい助数詞を作るのは、権威づけなんでしょう


2009年11月10日MIXI日記より
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