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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2012.12
26
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13:00
Category : 有職故実
 同姓同名の人が同時期に活躍すると紛らわしいもの。

 戦争中、終戦付近の動静だと、吉田茂と加瀬俊一がそれにあたる。

 吉田茂さんは、御存知、外務省出身の元首相とは別に、内務省出身の人もいる。戦争末期に福岡県知事と軍需相をやって、戦後に神社本庁に移った人なんだがね。本土決戦準備で地方総監を調べていた時に、その前身の「九州地方行政協議会会長 福岡県知事 吉田茂」が出てきて驚いた。その後、注意して内務省関係を見ていると、結構出てくる。『内務省史』のガリ版官報の話だかで「関東大震災の時に、東京市助役をやっていた吉田茂さんが、市役所がダメになったので、内務省の中庭に間借りして仕事をしていた」とか、そういった話がでてくる。だいたい同世代人で、外交官試験と高文試験(しかも内務省)を突破したトップエリートだから、同じような場所、人脈で出てくるので、内務省が外務省がわからないと紛らわしい。

 加瀬俊一はもっと有名だろう。「俊一」の読みが「としかず」さんと「しゅんいち」さんなんだが、終戦工作だとどっちも出てくる。「としかず」さんがベルン公使でアメリカと終戦工作した人。USSBSのマイクロ読んでいると「広島に落ちたの、あれ、原子爆弾」って報告もしている。もうひとりの「しゅんいち」さんは終戦時に外務省情報局の人。高木惣吉さんの終戦関連の話に出てくる方で、ついこの間までご存命だった。

 似た名前だと、黒田清隆と黒田清輝が紛らわしい。「きよたか」さんが二代目の総理大臣、酒癖がアレでという話も有名だけれども、篠田鉱造さんの本には力持ちで梅坊主さんに腕の上でかっぽれを踊らせたみたいな話もある。「きよてる」さんが画家なんだが、貴族院議員もやっているので紛らわしい。帝国憲法の時の総理大臣がどっちだったか悩む。あるいは、東京国立博物館あたりで絵を見ると、これもどっちだったかと作者名を確認する。むしろ、名前が別なのが却って面倒でね。「首相のひと」と「画家のひと」で済まないからねえ。いまでも「きよたか」さんか「きよてる」さんかと毎回悩む。笠原弘子と笠原留美、平野レミと平野文あたりもそう。

 川路聖謨と川路利良も難しい。「としあきら」(聖謨)さんは幕臣で日露和親条約の人。「としよし」(利良)さんが、警察のエライ人で「大警視川路利良」なんだが、だいたい逆に、ゴロと落ち着きがよい方の「大警視かわじとしあきら」と言ってしまう。

 幕臣だと、西周、津田真道、田口卯吉が立ち位置が同じで、同じような本を書いているので紛らわしい。特に、西周と津田真道は津和野藩と津山藩だから、そこでもどっちがどっちとなる。同姓同名ではないのだけれどもね。「かないみか」と「こおろぎさとみ」のキャビテーションノイズを聞き分けるみたいなもんだ

 まあ、こんなことを書いたのも「矢吹健太郎」という名前を見つけて「矢野健太郎」を想像して、さらには数学の参考書を思い出したからなんだけどね。矢吹さんは『To LOVEる』の人なんだが、40代以上には『ネコじゃないモン!』の「矢野健太郎」を想起してしまうし、そこから数学の参考書に書いてある著者名も連想されてしまう。

 逆に、昭和30年の朝日新聞、数学クイズに「矢野健太郎」さんを見つけて 島本和彦さんの『アオイホノオ』に出てくるスーツ姿を想像してしまったこともあるのだけれども。
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