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Category : ミリタリー
真鍮薬莢を再利用したほうが財布にも地球にも優しいのではないか?
自衛隊の薬莢は再利用しない。ブルーシート敷いてまで回収をやかましく言うが、数を数えて終わりである。射撃で発生するウチガラは発生材として競売される。真鍮だから非鉄で、それなりに高く売れるのだろう。
しかし、せっかく作った薬莢を鋳潰すのはもったいなくないか。小銃弾はライフルや機関銃で使われる。その小銃弾で一番高いのは薬莢である。薬莢は自動化されたとはいえ、作るのが面倒なので高い。板からコイン状に撃ちぬいて、コインを缶の状態までプレスと焼鈍を繰り返し、最後にネックを形成する。小銃弾で一番高いパーツとなっている。
たが、薬莢は再利用できる。真鍮製で造られた薬莢は、選別と洗浄、リサイズで再利用が可能になる。回数には上限があるが、底面に打刻でもすれば管理も可能である。実際に、民間での競技でも狩猟でも、センターファイアではリユースが常識※ である。
自衛隊で使う薬莢も、再利用してコスト下げたほうがいいのではないか。もちろん、本番では使い捨てだが、訓練等でチマチマ薬莢を確認するのであれば、その薬莢を活用したほうがいい。小銃弾のコストは半分かそれ以下になるだろう。
小銃弾生産ラインの維持との両立なら、別にラインの維持保管契約を結べばいいだろう。有事に小銃弾生産ラインがないと困ることは確かである。しかし、そのラインで無理に高い弾を多量に造らせる必要もない。ラインを保管し、稼働することを確認するための最低限の生産だけを行う契約をすればいい。
極端な話、ラインを確保しておけば、弾は安価な輸入弾※※ でよい。フィリピン、タイ、インド、中国製だろうが、互換性と品質が確保されれば問題はない。
※ 弾頭もリサイクルできる。標的の後ろから弾頭を回収して(今ならバレット・トラップなので容易なのかな)、鉛だけ溶かしてリーあたりで作っている鋳型で弾頭を作るというもの。ただ、フルメタル・ジャケットとするのは相当に面倒とのこと。
※※ 使い捨てるなら逆に、ロシアや中国、東欧で使っている鉄製薬莢でもいいんじゃないかね。張り付きの問題も、パーカライジングや油を塗れば解決する。今のポリマー素材でもあたりでうまくいきそうなものだともうけどね。
自衛隊の薬莢は再利用しない。ブルーシート敷いてまで回収をやかましく言うが、数を数えて終わりである。射撃で発生するウチガラは発生材として競売される。真鍮だから非鉄で、それなりに高く売れるのだろう。
しかし、せっかく作った薬莢を鋳潰すのはもったいなくないか。小銃弾はライフルや機関銃で使われる。その小銃弾で一番高いのは薬莢である。薬莢は自動化されたとはいえ、作るのが面倒なので高い。板からコイン状に撃ちぬいて、コインを缶の状態までプレスと焼鈍を繰り返し、最後にネックを形成する。小銃弾で一番高いパーツとなっている。
たが、薬莢は再利用できる。真鍮製で造られた薬莢は、選別と洗浄、リサイズで再利用が可能になる。回数には上限があるが、底面に打刻でもすれば管理も可能である。実際に、民間での競技でも狩猟でも、センターファイアではリユースが常識※ である。
自衛隊で使う薬莢も、再利用してコスト下げたほうがいいのではないか。もちろん、本番では使い捨てだが、訓練等でチマチマ薬莢を確認するのであれば、その薬莢を活用したほうがいい。小銃弾のコストは半分かそれ以下になるだろう。
小銃弾生産ラインの維持との両立なら、別にラインの維持保管契約を結べばいいだろう。有事に小銃弾生産ラインがないと困ることは確かである。しかし、そのラインで無理に高い弾を多量に造らせる必要もない。ラインを保管し、稼働することを確認するための最低限の生産だけを行う契約をすればいい。
極端な話、ラインを確保しておけば、弾は安価な輸入弾※※ でよい。フィリピン、タイ、インド、中国製だろうが、互換性と品質が確保されれば問題はない。
※ 弾頭もリサイクルできる。標的の後ろから弾頭を回収して(今ならバレット・トラップなので容易なのかな)、鉛だけ溶かしてリーあたりで作っている鋳型で弾頭を作るというもの。ただ、フルメタル・ジャケットとするのは相当に面倒とのこと。
※※ 使い捨てるなら逆に、ロシアや中国、東欧で使っている鉄製薬莢でもいいんじゃないかね。張り付きの問題も、パーカライジングや油を塗れば解決する。今のポリマー素材でもあたりでうまくいきそうなものだともうけどね。
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Comment
No title
21:52
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あと、リローディングって誰がやるんです?
自衛官がやるなんてのは、馬鹿げてます
猟師が自分で使う分をやるというなら、実質手作業のリローディングも安くすみますが、大量に使用する場合はあまりにも非効率的でコスト似合いません
あと、ファクトリーロードと異なり、銃弾の平均品質の維持が難しいんですけど>リロード
それと海外製の弾薬は安さが品質に跳ね返ってくるんですが・・・・・・
品質が確保されれば、って品質の確保が難しいんですよ?
海外製もリローディング弾も
あと、鉄製薬莢とか、それを使うこと前提の銃器設計が必要ですし、弾頭の再利用とか、頭おかしいレベルですよ?
狂いがあれば暴発の原因になりますがな
というか、普通に回収して鋳直すほうがローコストでしょ、それ
Re: No title
22:34
文谷数重
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> 生産ラインって、機械だけじゃなくて人員と原料の確保契約も含むってこと理解してますか?
70年代にフリードマンが提唱してるんですよ、これ。
今の弾薬購入費よりは安いですね。原料も一般的な材料ですので、予め確保する必要はないですね
> あと、リローディングって誰がやるんです?
回収した薬莢を洗浄してラインに入れるだけですよ。
> 猟師が自分で使う分をやるというなら、実質手作業のリローディングも安くすみますが、大量に使用する場合はあまりにも非効率的でコスト似合いません
リロードと聞いて「手作業」だけと判断するのは、あまりに乱暴ですね。
> あと、ファクトリーロードと異なり、銃弾の平均品質の維持が難しいんですけど>リロード
実際にやったことあります?
ファクトリーロードの方が平均品質ばらついている感じがしますけどね。
ま、軍隊の弾なんて、プライマーと経年劣化以外は、品質もないもんですけど。
> それと海外製の弾薬は安さが品質に跳ね返ってくるんですが・・・・・・
フィリピンやタイ、東欧の弾薬使ったとして、具体的にどういった問題が起きますか?
何も起きません。命中精度とか間抜けなことはともかくね。
> 品質が確保されれば、って品質の確保が難しいんですよ?
具体的にどういった品質を差しているのでしょう?
薬莢を複数回使ってなにか重篤な問題が起きますか?
むしろ新品の弾でも、どうやっても発火しないのがありましたけど。
> あと、鉄製薬莢とか、それを使うこと前提の銃器設計が必要ですし、
ドイツ軍や旧軍では、既存薬莢の鉄製化をやっています
戦後の米軍も30-06で鉄製弾頭と薬莢を実験して、銃の回転には問題ないと評してます。
> 弾頭の再利用とか、頭おかしいレベルですよ?
「射撃場の鉛は再利用ができない」「発射した鉛には火薬の毒がある」とでも言うのでしょうか?
> 狂いがあれば暴発の原因になりますがな
雷管は新品なのに、何の狂いで暴発の原因になるのですか?
> というか、普通に回収して鋳直すほうがローコストでしょ、それ
普通に改修して鋳直して弾頭にする話ですよ。リサイクルとリユースの区別をつけてくださいね。
まあ、メタルジャケットに入れて絞るのは無理だから、鉛無垢玉ですけど、変態口径買ったら、それやったほうが安いですしねえ。
No title
13:45
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ご自分がエライという根拠なき思いこみですね。
他人をこき下ろすと自分が偉くなったような気になるんでしょうね。
小言幸兵衛、一言居士の類だね。
ご自分の頭のレベルを疑った方がいい。
(こういう人に限って知識が少なく、新しいアイディアを生み出すことはできなでしょうね。
>リローディングって誰がやるんです?
自衛官がやるという前提だと思いこんでいるようだけどブログ主はそんなことはひとことも言っていない。
>実質手作業のリローディングも安くすみますが、大量に使用する場合はあまりにも非効率的でコスト似合いません
ブログ主が反論している通り。まあ、お説のとおりならば「量産」が出来ない日本国内での弾薬生産は止めないといけないね。
英軍は自国内での生産は最小限に留めて、訓練弾は
かつてはIMI、たしか今はPMPから調達している。大量生産、しかも人的コストが安い国から新品の弾薬を輸入したほうが、リロード弾よりも安いというならばまだわかるけどね。
それに生産が少ない我が国では戦時に量産が可能になるわけでもない。ならばリロードは有用な弾薬補充の手段にもなるかもしれない。
>普通に回収して鋳直すほうがローコストでしょ、それ
何が普通なんだろうね。日本の弾薬が高いことは衆知の事実なんだけどね。
繰り返すが、相手を小馬鹿にすることで自分が偉くなった気になる奴というのは大抵人間が矮小で地底水準が低いものだよ。
No title
14:54
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薬莢の膨張伸縮の具合って、微妙に異なるから、使えるかどうかはかなり確認が必要で、猟師のリロードでも当然確認するのが普通です。
というか、基礎の基礎の知識です。
んな馬鹿みたいな手間かけるぐらいなら、普通に業者にリサイクルさせた方が安いでしょ?ってお話
弾薬の品質に関しては、弾統形状や重量、装薬の品質、雷管薬品の品質など多岐に渡ります。
現代のガス圧動作式のライフルで、品質にバラつきのある弾丸使うと、普通に機関部の寿命を縮めますが何か?
あと、動作不良の確率が劇的に上がりますが何か?
鉄製薬莢は自動火器への利用をするには焼き付き防止用に薬室に微細な溝を掘ったりする必要がありますが?
というか、日独の鉄製薬莢の利用は比較的単純なボルトアクション利用を想定したから出来たことですが?
自動火器に使用可能にすると、東側の純鉄薬莢になりますが、あれ、雷管が強腐食性薬品なんで、普通に銃の寿命縮めますが?
弾頭は、何かにあたった瞬間に形状が変形します
鉛を鋳なおして手作業で弾頭作ったら、それも微細な形状の差異がにより暴発の危険があります
あと、現代のFMJの馬鹿みたいな複雑さと製造工程の難易度舐めるにも程があります
んな馬鹿な事するなら、普通に買いなさい、と
あと、全鉛弾とか、フルオート射撃の自動火器使う自衛隊員殺す気ですか?と
なんで軍用弾薬の表面に真鍮がコートされてるか、少し調べてください。
あと、フリードマンの生産調整とあなたのライン確保を同一に考えるのはフリードマンへの侮辱です
生産調整はラインを止めて機械を確保するのではなく、生産量の調整を行うことであり、すでに日本のすべての産業に適応されています
以上、感情的に反論しても意味が無いですよ、と
No title
15:08
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ソ連とか缶詰にして保管してたくらいだし。
ソ連やドイツ、日本で鉄製薬莢が普及したのは、安いからではなく真鍮資源が乏しかったからです。
鉄製薬莢は保管が難しく、品質管理が厄介な上、リローディングがほぼ100%不可能なので、むしろ真鍮製より高く付きます。
銃も弾も生産ラインの見直しが必要ですから、コストが下がるかは疑問です。
Re: No title
20:45
文谷数重
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>薬莢のリユースって、一個一個状況確認して使えるかどうか確認の必要がありますが何か?
生産した薬莢でも検品がありますよ。
>薬莢の膨張伸縮の具合って、微妙に異なるから、
>使えるかどうかはかなり確認が必要で、猟師のリロードでも当然確認するのが普通です。
微妙に異なるのでしょうけど、某銃砲店の「ひとつかみ100円」の中古薬莢でも普通にすっぽり入りますからね。
あと、同じ銃で使うなら毎回確認なんかしませんよ。気になるなら毎回リサイズすればいいんじゃないですか。家内制手工業の機械でもできるのですから、町工場レベルに自動化すれば捗るでしょう。
>弾薬の品質に関しては、弾統形状や重量、装薬の品質、雷管薬品の品質など
>多岐に渡ります。
>現代のガス圧動作式のライフルで、品質にバラつきのある弾丸使うと、
>普通に機関部の寿命を縮めますが何か?
薬莢の品質はほとんど関係ないですね
> あと、動作不良の確率が劇的に上がりますが何か?
私物の銃でも不都合の確率が高いという感覚はないですね。あと、自衛隊の銃は新品弾薬でも動作不良が起きますね。あれ、プライマーとウチバリの問題みたいですね。
>鉄製薬莢は自動火器への利用をするには焼き付き防止用に
>薬室に微細な溝を掘ったりする必要がありますが?
>というか、日独の鉄製薬莢の利用は比較的単純なボルトアクション利用を
>想定したから出来たことですが?
日独の鉄製薬莢利用は、砲が先で、普通に自動砲に使ってますね。小火器でも、溝を掘る例もありますけど、米軍の戦後研究では銃側で特に細工する必要はないという結論ですね。
>自動火器に使用可能にすると、東側の純鉄薬莢になりますが、
>あれ、雷管が強腐食性薬品なんで、普通に銃の寿命縮めますが?
プライマーの薬品を西側標準に変えれば終わりです。プライマーですけど、308の市販品でも日本国内末端価格で10円の20円の世界ですね。塗布されている雷汞みたいな薬剤だけなら1円未満でしょう。
>鉛を鋳なおして手作業で弾頭作ったら、それも微細な形状の差異がにより暴発の危険があります
手作業で鉛の弾頭作って、なんで暴発するんですかね。プライマーもいじっていないのに。ライフリングに溜まった鉛もマカロニで引っ張れば簡単に取れますよ。それだけ固着が弱いので次の弾丸の支障にならんですね。
>あと、現代のFMJの馬鹿みたいな複雑さと製造工程の難易度舐めるにも程があります
私も「ただ、フルメタル・ジャケットとするのは相当に面倒とのこと。」と書いてますけど。
>あと、全鉛弾とか、フルオート射撃の自動火器使う自衛隊員殺す気ですか?と
>なんで軍用弾薬の表面に真鍮がコートされてるか、少し調べてください。
鉛弾を自衛隊で使えとも書いていないのですけどね。
鉛弾禁止は国際条約だけの問題です。銅よりも柔らかいので鉄砲には負担がかからないです。なんでフルオート射撃で危険なんでしょうか。あと「表面に真鍮がコートされてる」は誤りですよ。あれ、真鍮に鉛を押し込んで作っていますから。
>あと、フリードマンの生産調整とあなたのライン確保を同一に考えるのは
>フリードマンへの侮辱です
>生産調整はラインを止めて機械を確保するのではなく、
>生産量の調整を行うことであり、すでに日本のすべての産業に適応されています
フリードマンが言っていたのは、まさに小火器や弾薬製造ラインの類なんですよね。「国防上の理由で工場が国内になくて不安なら、モスボールしてその費用だけ払えばイーじゃん」って主張ですから。
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同一の方だと思いますけど、>鉄製薬莢って、あ さん
>鉄製薬莢って、あれほぼ純鉄だから保管が面倒ですよ?
>ソ連とか缶詰にして保管してたくらいだし。
御存知ですか? 自衛隊の小火器弾薬も缶詰で保管されています。弾薬が入っている紙箱は一斗缶大の缶詰に詰まっていて、コンビーフの鍵で開けるんですよ。
>鉄製薬莢は保管が難しく、品質管理が厄介な上、リローディングがほぼ100%不可能
>なので、むしろ真鍮製より高く付きます。
まず、私は鉄製薬莢をリロードしろといっていません。薬莢を1回使い捨てなら、ロシアや中国、東欧から鉄製薬莢の弾薬を輸入してもいいんじゃねという内容です。
>銃も弾も生産ラインの見直しが必要ですから、コストが下がるかは疑問です。
輸入すればコストは間違いなく下がりますね。7.62×39なんて1発10円ですよ。あと1950年代の米軍研究なら、銃はそのままで大丈夫とのことです。
No title
11:01
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日本でもいい加減な業者はいるんですが
1発1円にもならんようなものをケチるのとかね
No title
21:59
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Re: No title
20:26
文谷数重
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多分、ボクサーじゃないですかねえ。
ベルダンは旧共産圏で多用みたいな言い方を聞いたことあるので
ただ、使う分にはどっちでも変わんないと思いますよ
使い捨てならベルダンの方が安いみたいですけど
> 文谷さんに質問ですが、自衛隊が使っている5.56mmx45mm NATO弾の雷管ってボクサー型?それともベルダン型?