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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2010.07
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Category : ミリタリー
 コミケの原稿でさ、F-1とF-2は、彗星や流星の後継機ではないかという話を分解しているところなんだけれども。
 いやね、戦争後半、米空母機動部隊に真っ向から正攻法で戦果を期待できて、しかもまともに帰ってこれる機体って、新鋭の艦爆、彗星と流星(艦攻だけど)くらいなものじゃない。小型で運動性もよく、速力も機動力がある。だから戦闘機交戦圏と対空砲交戦圏を突破できるわけだ。まあ、チョット大きい銀河とか飛竜も戦果を期待できるだろうけど、薄暮とか悪天候を利用しないと帰って来るのが難しいでしょう。
 対して、陸攻や重爆、旧式の艦爆や艦攻、軽爆だと、戦闘機の掩護下で飽和攻撃でもかけないと、いたずらに損害を出すだけの結果になってしまう。
 で、戦争後半に艦爆信仰が生まれて、それが小型の対艦攻撃機としてのF-1やF-2を産み、その価値を無根拠にも信頼しているのだろうね。
MIXI日記2009年07月27日より転載

当時の文谷によるレス


(戦後の国産対艦攻撃気開発が)哨戒機を志向せず、攻撃機を志向した点。わざわざ脚が短く、レーダや乗員の制約から水上捜索能力をほとんど期待できない小型(単座/複座程度)の攻撃機を、高く評価したという意味での艦爆志向ということです。
 で、「対艦攻撃機」という言葉だけで、その飛行機は素晴らしいと考えてしまう点も、艦爆信仰の名残かなと。さらに国産機を作るときに、うまく利用されただけじゃないかと。ASM-1なんてF-104にもほぼ無改造で積めただろうしし、F-4なら4発もつめた。なのに、F-1にしか詰めないようにミスリードしたのではないかとか。所詮は、F-16+にすぎないF-2の開発・配備のために「いや、世界水準を越えてるって、なんせ4発もつめるのだから」とプロパガンダしたのではないかと。
 ASMの能力はそれほど重要ではないでしょう。アメリカを相手にするのでもなければ、初期のタイプ、ASM-1とかエグゾゼAM39とかコルモラン1で充分ですよ。艦隊防空艦以外なら、それで充分。


 戦争で米空母機動部隊に全然歯が立たないかった。その経験・トラウマから、戦後の専守防衛での対艦戦闘でも、かつての米空母機動部隊との戦闘を想定した準備をした。
 それが、敵直掩戦闘機を振り切って攻撃を実施できるF-1とF-2なんじゃないかなと思うのです。強力な空母戦闘群と喧嘩を売るための「艦爆」なんでしょう。
 羹に懲りて膾を吹くというか、所詮はソ連海軍が相手なのにね。
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