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- » 2023 . 03
Category : 未分類
ボディ・アーマーやら、最近のヘルメットは、ケブラーの類で作る。ケブラーの類を使った防弾技術は、基本的には周知事実である。特に防衛秘密というものはない。秘密があっても、アラミド繊維の組成や、その製造法といったものであるし、それも特許出願を後のばしにしようとする程度のものだ。
2次製品であるボディ・アーマーやヘルメットに秘密はない。基本的に性能は繊維で決まる。防弾性は、繊維の性能と、重量をどこまで許容するかで決定される。
ボディ・アーマーやヘルメットを製作する上でも、極端な高度技術は要しない。買った繊維を加工する工程に過ぎない。縫製や成形にノウハウは必要であるが、それは特殊技術というわけでもない。軍用に多く使われるからといって、軍事秘密ではない。
しかし、桜林美佐さんは、それを高度な秘密であると主張している。「“鉄兜”製造でも万全な保全態勢」と「イラク派遣で国産メリット実感 防弾チョッキにも研究・開発力」の記事がそれである。
ヘルメットについて、桜林さんは「情報保全には万全を期す」必要性を肯定している。
しかし、耐弾試験室への立ち入り制限を情報保全の必要性であると断じる点に疑問が湧く。既に述べたように、ヘルメットは2次製品であり、秘密はない。通常であれば、安全措置のために立ち入りを制限するのが通例である。この点、桜林さんが「立ち入り制限」=「情報保全」と判断しただけではないのかという疑念が湧く。
ボディ・アーマーに関しても、桜林さんは秘密保全を強調している。
しかし、ボディ・アーマーに新世代も旧世代もない。20年ほど前から、必要に応じてトラウマ・プレートの類を挟みこむようになっているが、世代を超えるような技術でもない。また、それらが挟み込まれた製品も、民間で販売されている。
防弾性能についても、大した秘密はない。どこの国が作っても、同じような性能で同じようなものができる。桜林さんは
桜林さんは、防衛産業は、常に高度産業であると修飾している。かつては常装の制帽まで高度技術であると称賛している。
だが、桜林さんが称賛する技術には首を傾げたくなるものが多い。実際に高度技術でないことも多い。また、高度技術であっても、それは本当に必要な技術や品質なのか。さらに、必要な少数をわざわざ国産する必要があるのか。そういった点を一切見ようともせず、日本の防衛産業は優れているので国家や国民は金を出せとしか言わないのは怪訝である。
前にも書いたが、桜林さんには自衛隊や防衛産業について「スゴイ、エライ、大事にしろ」といった片思いの発露しかない。その主張は、無理矢理でも現状を肯定しようとする動機と展開に引きづられて、奇妙なものになっている。全く贔屓の引き倒しといって良いだろう。
2次製品であるボディ・アーマーやヘルメットに秘密はない。基本的に性能は繊維で決まる。防弾性は、繊維の性能と、重量をどこまで許容するかで決定される。
ボディ・アーマーやヘルメットを製作する上でも、極端な高度技術は要しない。買った繊維を加工する工程に過ぎない。縫製や成形にノウハウは必要であるが、それは特殊技術というわけでもない。軍用に多く使われるからといって、軍事秘密ではない。
しかし、桜林美佐さんは、それを高度な秘密であると主張している。「“鉄兜”製造でも万全な保全態勢」と「イラク派遣で国産メリット実感 防弾チョッキにも研究・開発力」の記事がそれである。
ヘルメットについて、桜林さんは「情報保全には万全を期す」必要性を肯定している。
戦闘装着セットの1つである鉄帽も隊員の命に関わるため情報保全には万全を期す。倉庫と見まがう耐弾試験室は、社員も関係者以外は入れないばかりか、その存在すら知られていない。
「“鉄兜”製造でも万全な保全態勢」
しかし、耐弾試験室への立ち入り制限を情報保全の必要性であると断じる点に疑問が湧く。既に述べたように、ヘルメットは2次製品であり、秘密はない。通常であれば、安全措置のために立ち入りを制限するのが通例である。この点、桜林さんが「立ち入り制限」=「情報保全」と判断しただけではないのかという疑念が湧く。
ボディ・アーマーに関しても、桜林さんは秘密保全を強調している。
秘密保全上、防弾技術の流出を防ぐのは当たり前で、自国に技術がなくて輸入に依存せざるを得ない国は、だいたい旧世代の製品を買わされている。
「イラク派遣で国産メリット実感 防弾チョッキにも研究・開発力」
しかし、ボディ・アーマーに新世代も旧世代もない。20年ほど前から、必要に応じてトラウマ・プレートの類を挟みこむようになっているが、世代を超えるような技術でもない。また、それらが挟み込まれた製品も、民間で販売されている。
防弾性能についても、大した秘密はない。どこの国が作っても、同じような性能で同じようなものができる。桜林さんは
日本人の体形に合わせることが欠かせない。臓器がどこに位置するかなどを綿密に考慮し、死傷率低減ための研究を尽くしているのだ。と主張しているが、民族によって臓器の位置が違うという話も聞かない。これはターヘル・アナトミアの時代にはわかっていることである。あっても、足の指がエジプト型かギリシア型か程度である。
「イラク派遣で国産メリット実感 防弾チョッキにも研究・開発力」
桜林さんは、防衛産業は、常に高度産業であると修飾している。かつては常装の制帽まで高度技術であると称賛している。
だが、桜林さんが称賛する技術には首を傾げたくなるものが多い。実際に高度技術でないことも多い。また、高度技術であっても、それは本当に必要な技術や品質なのか。さらに、必要な少数をわざわざ国産する必要があるのか。そういった点を一切見ようともせず、日本の防衛産業は優れているので国家や国民は金を出せとしか言わないのは怪訝である。
前にも書いたが、桜林さんには自衛隊や防衛産業について「スゴイ、エライ、大事にしろ」といった片思いの発露しかない。その主張は、無理矢理でも現状を肯定しようとする動機と展開に引きづられて、奇妙なものになっている。全く贔屓の引き倒しといって良いだろう。
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No title
11:17
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>秘密保全上、防弾技術の流出を防ぐのは当たり前で、自国に技術がなくて輸入に依存せざるを得ない国は、だいたい旧世代の製品を買わされている。
これは明確に嘘ですね。あるいは事実を知らないか。
今日日金を出せば買えます。我が国はそれをしないからいつまでたっても高くて劣った国産品を使っているます。
>日本人の体形に合わせることが欠かせない。臓器がどこに位置するかなどを綿密に考慮し、死傷率低減ための研究を尽くしているのだ。
それならば韓国製でも買った方がいいね、ということになる。
人種によってそんなに変わらないですよ。むしろ問題なのはイラクやアフガンの戦訓を取り入れている外国製に比べて、そういうノウハウが全くない我が国の開発陣がつくっているものは完全に時代遅れだということ。
利権構造もひどいしね。
国内最大手のアラミド繊維メーカーで、世界第二位の
帝人ですら防衛産業に参入できない。東洋紡と東レが
寡占して新規参入ができない。
こんな体制で世界の先端に互した製品なんか開発できるわけがない。
No title
11:49
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国産のそれは実戦に耐えられない代物だからでしょう。