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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.06
19
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Category : 未分類
 WAVE、女性自衛官もやる気のある奴は始末に負えない。採用では高い競争率を突破してきた、競争には獰猛な連中である。しかも、男に負けてなるものかという、変な気負いがある。

 同期のデキるタイプだと、とにかく八釜しい。「真面目にやっていられるか」と手を抜いていると怒る。メンドイからズルをしていると睨む。そういう関係にあったから、そのWAVEの手柄にしかならないことには「へー、そうなの、大変だね」とだけ言って、一切協力しないでいると、当たりだす。日米候補生交換行事がそれだった。Lose-Loseというのか、己が10点取れなくても、責任者のヤツが50点取れないほうが心地よいのでそのままにしてやった。

 デキるタイプの雰囲気に釣られた薬剤WAVEは、自分がデキないタイプなのに、デキるタイプの真似をしていた。言っちゃ悪いが、薬剤候補生は、採用が甘いので、ややデキが悪い傾向にある。薬剤の男はその辺りを承知しているし、やる事の中身によっては「オマエの出来は悪いから」とこっちも言える。しかし、WAVEは別で、やる気ないカーストに属する己達を見下している。入校直後の5月だか薬剤師の試験に落ちたことが判明して、資格をとるまで任官できないことが決まった薬剤WAVEが、偉そうにしているのは滑稽でもあった。

 見下すなら見下すで構わないのだが、実務で一緒になるとロクなこともない。練艦隊で実習員当直士官をしていた薬剤WAVE(試験通らなかったのとは別人)が、GPS位置を見て正確に間違えたことがあった。GPSの度と分を間違えたか、1/100度と1分の換算を間違えたか、コースが10マイルほどズレていると言い出した。

 実習員副直士官の己がそれは間違だと言っても「オマエの言うことはアテにならない、私のほうが成績は上だ、だいたいオマエは副直だろう」とかどうでもいいことをいう。そして、間違った数字に応じた修正コースを取るように、本物の当直士官にリコメンドする。本人は信じきっていて、元気だけはやたらにあるので、モノホンの当直士官もそれを正しいと信じて任せてしまう。さあ針路がズレ始める。GPSで位置を取る場所だけあって、ズレてもなんということはないのだが、次の実習員当直士官の己が、修正するときに説明がし難いのがこまった。

 仕方がないので、己が番変(ばんかえ)で実習員当直士官になる直前、ホンモノの副直士官である砲術士(2期上)にカクカクシカジカとその旨を伝えた。砲術士はGPSを確認し「やべえ」といった。確か既に相当に、たしか5-6マイルは横ずれしていたと思う。砲術士も、別の実習員教育に忙しく、それには全く気づいていなかったわけだ。とはいえ、副直士官としてそれを見逃した咎も生まれる。「当直士官に黙って修正しよう」ということになった。

 当直士官に、己から修正が終わったので元のコースに戻しますと言いながら、再修正で変針点へのコースに何度(そのくらいズレていた)を足したコースをとった。外洋だったので、70マイルとか100マイルとか先が変針点で、2-3度ていどで誤魔化せたのではなかったか。WAVEが正確に間違えた修正量は覚えていない。だが、砲術士が「気づかないのはどうかしていた」と言っていたのは憶えているの。豪快に6度(10マイルで横ずれの1マイルを修正できる)とか使っていたのだろう。

 本物の当直士官も、次のコースが何度だなんて覚えてなかったか、雰囲気で気づいて騙されてくれたか、そもそもコースに何の興味もなかったか、何も言わなかった。

 部隊に言っても、WAVE幹部の鼻っ柱は強い。

 己が出張するときに、出張先の総監部に宿と迎えの車を頼んだのだが。何期か下のWAVE2尉に「それは私の仕事ではありません」と言われたよ。まあ、こっちも別に自分でできる事なので、自分で予約して、歩いて行くだけの話だ。ただ、頼むことで「いつも世話になっている」と言えるのだが、それを自分で潰してどうするのかと思ったよ。千葉大に仮面浪人して、防大に入り直した才媛なんだがね。防大で1期上に、雑用は一切しないと言い放ったらしい。なかなか言えるものではない。※

 部隊でも機関でも、WAVEが吠えるのを見たことは再三再四ある。4期上のWAVE3佐が、WAVE海曹を怒鳴りまくるところは圧巻だった。「お前たちみたいに『子供の面倒を見る』といってポカポカ休むからWAVEが甘く見られる」とかね。それはしょうが無いことだし、その3曹も限られた時間で頼んだ仕事をドンドンしている。生き方の押し付けにしか見えなかった。悔しさをにじませていたので、直接の指揮系統は関係ないけど、ウチの上司と一緒に「いつもありがとね」と缶ジュースと、やや高いお菓子を持っていったよ。

 変わった所では、2クラス上の、下階級者にハッパを掛けられたことがある。「もっと真面目におやんなさい」と言う話だが「いや、頑張るのは貴方でしょうと」思った。でもまあ、あっちのほうがメシの数が多いし、なにかの苦労もあるのだろうから、御説御尤もで頭を下げていたけどね。

 逆に、やる気のないWAVEは仕事をやりやすいものだった。同期同職域に、2つ年上のWAVEがいたのだが、これがいい学校を出ている割に、全くやる気が無い。「手を抜こう」といえば「イイね」という。仕事を振れば「アタシにゃできない、あんたらでやってくれ」と逃げる。それをマアマアとどうにかなだめたことも何回かあった。体型も、デキる感じではない。己よりも身長が高いのだが、お菓子ばっか食っていたので、多分、目方もデブの己より重い。まずは重MSで、ゴックのような体型というか、スカート制服を着ていると皆で「ドムが来る」「ホバー移動」と言っていたよ。よく見りゃ、うっすらヒゲが生えている。でも、学生隊舎の一人部屋で野良猫を室内飼いしているあたりは、まあWAVEの片鱗はあった。

 とはいえ、言うことは言うもので、なんだかで一緒になって怒られた時「お前らそれでも○玉ついているのか」と言われた時「ついてるわけ無いだろ」と言い返していたよ。その時は己は笑ってしまったが、怒っている方も毒気が抜かれて「すまんかった」で腰抜けになった。


※ 自分から「ミスねぶた」に出るとか言い出したのだから、お面にも相当の自身があったのだろう。試しに「『ミスほたて』だったよねえ」というと、ホタテマンを連想したのか烈火のごとく怒った。「間違えた」といってもまだ怒っているのが面白かった。○○に総務だかで行っても、私は英語の仕事しかしないとかいろいろいったらしい。総務なんて雑用しかないのに。
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Comment

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階級社会だからじゃないですかね?

自衛隊内部のことはよくわかりませんが、どこの会社にもいるお局様も同じような感じですよ。
仕事の内容以前に、階級とか権力意識とか優越感とか、そういうのに関心があって就職したのでは?
そういう欲を満たしたい人には、格好の材料がある職場なのかもしれないですね。