- 2023 . 10 «
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- 29
- 30
- » 2023 . 12
Category : 未分類
陸自が陸上総隊を作るなら、従来に議論された通り、方面総監部は廃止すべきである。
陸自が陸上総隊を作るというニュースがある ※が、方面総監部は残置するという。
9ヶ師団、6ヶ旅団しかいないのに、5ヶも方面軍司令部は要らない。陸自師団も実態は旅団、陸自旅団は連隊に毛の生えたものにすぎない。
そもそも、陸上防衛上、日本を5ヶに分ける必要もない。今、戦争があっても、日本本土に上陸戦をかませる周辺国もない。無理に攻めこんでも本格的な上陸は1正面にとどまる。その正面は陸上総隊で面倒をみれば間にあう。別に方面総監部は残す必要もない。
結局は、ポストを維持したい、役人としての陸自の論理である。記事では
災害派遣で方面総監部は必須ではない。だいたい災害派遣関連で自衛隊が掴んでいる情報は、量的にも質的にも大したものではない。その情報や現地事情収集については、方面総監部と同じように師団・旅団でも準備している。方面総監部がなくとも、師団・旅団がやっているので問題はない。方面総監部を廃止して陸上総隊に移管しても、災害支援には大きな問題もない。
複数師団の現地調整も問題はない。事態が複数師団を跨ぐ場合も、協同関係で処理させれば良い。仮に災害区域や戦闘区域が、複数の師団をまたいだ場合でも、音頭をとる師団司令部を指示すれば済む。先任師団長に他の師団長を従わせてもいいし、面積的にメインとなる師団の司令部に、他師団は協力するようにさせてもよい。
実際に、協同による統制で問題はない。軍隊は命令関係云々であり、音頭とは何事かと言い出すかもしれない。だが、実際には命令関係ではない部隊同士についても、協同関係で上手くやっている。実際にも東日本大震災での陸自・海自・空自間の運用は、相互に協議させたり、片方に音頭を取らせたりする協同関係で行わせている。
もともと方面総監部は、必要性が怪しい。。
例えば、フランス陸軍と比較するとわかりやすい。陸自と同じ兵力のフランス陸軍には、師団級司令部よりも大きな司令部は2つしかない。1つは、参謀本部直下にある陸上総隊に相当する陸軍総司令部であり、もう1つは陸軍総司令部に従属する軍団司令部級の緊急展開軍司令部だけである。
陸自が陸上総隊を作るなら、従来に議論された通り、方面総監部は廃止すべきである。
※ 「防衛省『陸上総隊』創設検討 陸自の命令系統一元化狙う」『朝日新聞』(2013.6.22)http://digital.asahi.com/articles/TKY201306210515.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201306210515
※※ 前に書いたが、自衛隊は将官ポストがムダに多い。http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-627.html
陸自が陸上総隊を作るというニュースがある ※が、方面総監部は残置するという。
セットで検討してきた各地の『方面総監部』の廃止は見送られる見通し。とのことであるが、相当に甘い措置ではないか。
「防衛省『陸上総隊』創設検討 陸自の命令系統一元化狙う」『朝日新聞』(2013.6.22)http://digital.asahi.com/articles/TKY201306210515.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201306210515
9ヶ師団、6ヶ旅団しかいないのに、5ヶも方面軍司令部は要らない。陸自師団も実態は旅団、陸自旅団は連隊に毛の生えたものにすぎない。
そもそも、陸上防衛上、日本を5ヶに分ける必要もない。今、戦争があっても、日本本土に上陸戦をかませる周辺国もない。無理に攻めこんでも本格的な上陸は1正面にとどまる。その正面は陸上総隊で面倒をみれば間にあう。別に方面総監部は残す必要もない。
結局は、ポストを維持したい、役人としての陸自の論理である。記事では
五つの方面総監部の廃止がカギになるが、これには陸自制服組の反対が根強い。幹部ポストが減るうえ、東日本大震災を機に災害支援活動で現地の事情がよくわかる方面総監部の指揮が欠かせないという主張を強めている。としているが、災害支援活動云々はとってつけた理由に過ぎない。
「防衛省『陸上総隊』創設検討 陸自の命令系統一元化狙う」『朝日新聞』(2013.6.22)http://digital.asahi.com/articles/TKY201306210515.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201306210515
災害派遣で方面総監部は必須ではない。だいたい災害派遣関連で自衛隊が掴んでいる情報は、量的にも質的にも大したものではない。その情報や現地事情収集については、方面総監部と同じように師団・旅団でも準備している。方面総監部がなくとも、師団・旅団がやっているので問題はない。方面総監部を廃止して陸上総隊に移管しても、災害支援には大きな問題もない。
複数師団の現地調整も問題はない。事態が複数師団を跨ぐ場合も、協同関係で処理させれば良い。仮に災害区域や戦闘区域が、複数の師団をまたいだ場合でも、音頭をとる師団司令部を指示すれば済む。先任師団長に他の師団長を従わせてもいいし、面積的にメインとなる師団の司令部に、他師団は協力するようにさせてもよい。
実際に、協同による統制で問題はない。軍隊は命令関係云々であり、音頭とは何事かと言い出すかもしれない。だが、実際には命令関係ではない部隊同士についても、協同関係で上手くやっている。実際にも東日本大震災での陸自・海自・空自間の運用は、相互に協議させたり、片方に音頭を取らせたりする協同関係で行わせている。
もともと方面総監部は、必要性が怪しい。。
例えば、フランス陸軍と比較するとわかりやすい。陸自と同じ兵力のフランス陸軍には、師団級司令部よりも大きな司令部は2つしかない。1つは、参謀本部直下にある陸上総隊に相当する陸軍総司令部であり、もう1つは陸軍総司令部に従属する軍団司令部級の緊急展開軍司令部だけである。
陸自が陸上総隊を作るなら、従来に議論された通り、方面総監部は廃止すべきである。
※ 「防衛省『陸上総隊』創設検討 陸自の命令系統一元化狙う」『朝日新聞』(2013.6.22)http://digital.asahi.com/articles/TKY201306210515.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201306210515
※※ 前に書いたが、自衛隊は将官ポストがムダに多い。http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-627.html
スポンサーサイト
Trackback
Comment
ツブシが効かない?
19:16
おひさま
URL
編集
前に、特科いらないという記事ありましたが、そういう人材を海自に回すというのは可能なんでしょうか?素人的な発想だと、砲術という面では陸も海も基礎は一緒だと思うのですが。
こういうことも不可能だとすると、どこまでも根っ子を張って動こうとはしないでしょうね。
Re: ツブシが効かない?
00:55
文谷数重
URL
編集
あと、海の砲術は、ほとんどTVゲームかつ自動砲なので、まあ人は要らないんですよ。引き金を引く、掌砲術長とAスコープで目標追尾係と、動揺周期観察係の3人で打てますから。信管云々は砲術長と砲術士だったかな? 砲塔の下で弾を補給する係は、アレ指定された人間がやるだけで、砲術以外が結構やっていたと思います。旧海軍だと給養あたりがやってますね。
No title
12:37
陣羽笛
URL
編集
それから再教育して調達部門に回ってもらう。
現状あまりにもお寒い状態だしね。
No title
09:38
URL
編集
No title
09:40
URL
編集
No title
23:54
通りすがり
URL
編集
なのでポストや天下りなどと関係は無い。それよりも有事法制が無ければ米軍指揮下に入る自衛隊となり、徴兵制度も必要になると思われ。