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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2013.06
28
CM:5
TB:1
12:00
Category : ミリタリー
 話題の敵地攻撃能力なんだが、潜水艦にハープーンのBlock-2でも積んどけばとりあえずはいいのではないか。

 ハープーンBlock-2を導入し、潜水艦から運用すれば、それなりの敵地攻撃能力を安価かつ短期間に導入できる。

 ハープーンBlock-2は、対艦攻撃モードに加えて、限定的だが対地攻撃能力がある。ハープーンは巡航ミサイルでもあるので、目標には超低空で突入する。対地攻撃では、特に低空域での防空レーダ網を用意しない限りは、レーダではまず探知されない。陸上攻撃に使った場合には、特に音でバレるかも知れない。だが、ハープーンは音速近くで飛翔する。音が聞こえる頃には目視できる程度の至近距離で、すぐに何処かに行ってしまう。対空砲で捕まる可能性も低い。

 このハープーンは、潜水艦から発射可能である。艦艇発射型ハープーンは、どのタイプでもカプセルに封入し、魚雷発射管から、それなりの深度からでも発射できる。実際に、Block-2を封入した潜水艦発射ミサイル、UGM-84Lは各国に導入されている。

 潜水艦から発射可能である点は利点である、敵の近海から奇襲的に攻撃が可能になる。射程は長くないが、陸岸によればそれなりに奥まで叩くことができる。

 もちろん航空機から発射もできるが、潜水艦に較べリスクもあり、奇襲性に劣る。ハープーンそのものはF-15でもF-16でも搭載できる。F-16のバリエーションのF-2でも搭載できる。哨戒機P-3でも搭載できるし、輸送機でも搭載できるだろう。しかし、敵沿岸近くに接近することは、それなりにリスクである。航空攻撃では、敵の防空網に近づかなければならない。また、基本的に丸見えの状態で接近するので、敵に攻撃の可能性や対応の暇を与えてしまう。

 敵地攻撃能力について、当座に使う分は、ハープーンで充分である。既に日本潜水艦にはハープーン運用能力があり、潜水艦発射型ハープーンそのものも調達してある。Block-2には、既存ハープーン用の改修キットがあるので、それだけ買って改修すれば相当安上がりで済む。これは航空機搭載型ハープーンも同じで、既存品を改修できる。今のところP-3Cにしか適応しないが、空自機もハープーンを積めるようにしておけば、潜水艦には劣るかもしれないが、当座の敵地攻撃能力として活用できるのである。
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限定的敵基地攻撃能力

↑↑↑始めにクリックよろしくお願いします!  アメリカ政府が、日本へ潜水艦発射型ハープーンの輸出を承認するようだ。 『アメリカ国防安全保障協力局(DSCA)は、2015年5月12日、国務省が日本へUGM-84LハープーンBlock IIミサイルと関連機器、部品、サポートなどを、対外有

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どこまで本気なのかは知らないけど

敵地攻撃とか真面目に論じてる人の想像力の無さがわからんのですよ。

仮に軍事目標だけ狙うとしても、本土にミサイル落ちてきて笑って済ませる国があるわけ?
日本でいえば横須賀、呉、佐世保あたりを攻撃するってことでしょ。尖閣諸島の小競り合いとはレベルが違う。洒落にならんです。

こういうのは10式戦車の論議と同じで、兵器個別の性能はともかく、運用としては本土決戦・国民巻き添え・毒を食らわば皿まで状態になってはじめて有効性出てくるわけで。
本当に先制攻撃なんぞ出来るんですかね?

それなら、サイバー攻撃でも考えた方がまだマシ。テキトーに有耶無耶にして誤魔化せばいいわけだから。
小競り合いでケンカをやめておく知恵も必要かと。

Re: どこまで本気なのかは知らないけど

実際に先制攻撃をする、あるいは攻撃を受けた後に反撃をする状況はそうそうないと思いますけど
敵地攻撃手段がないと、相手の攻撃を受けた後で精神上よろしくないのでしょう

とはいえ、日本による先制攻撃もそれほど奇想天外でもないでしょう。その場になれば、反撃覚悟でもやるんじゃないですか。その時に、ミサイルのたぐいは航空撃滅戦とかで役に立つでしょう。先制攻撃・反撃のどちらでも、ピンポイントの攻撃手段があれば、重要施設、設備、通信や交通の結節点を叩けるという利点もありますしね。

No title

ハープーンの対地攻撃モードって誘導はGPSですかね

Re: No title

ブロックⅡの説明読むとINS+GPSってなっていて、JDAM用を活用とかあるので、基本はGPSなんでしょう。

戦略的抑止力として使えますかね?

質問です。伊藤實さんの本を読んで以来、中国の核ミサイルのオドシは気持ちいいものじゃなかったのですが(特に最近のオバマさんを見るにつけいざという時にアメリカがあてにならないので)、でもこの記事を見て日本は中国相手なら核はいらないかなと思いました。
そうりゅう型から打てるこのハプーンは現状の武器では最適ですよね。先制攻撃されたら、中国沿岸部の稼働中原発に見えない場所から報復するぞと言えますからね。
中国人の核アレルギーは日本なんか比べ物にならないくらいひどいようですから、それなりに熟考するくらいは効くと思いますが。

これで日本独自の核抑止力として機能するなら、
日本には原潜も核もいらんでしょうし安上がりですよね。

中国が沿岸に原発たくさん作ってくれてますし、報復なら原発に打っても文句はいえないでしょうから。米ぬきでも、やられたらやるぞと言えるのは中国人相手の抑止力カードにはなると思うのですが、素人考えですがいかがでしょうかね?