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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.06
29
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Category : エネルギー
 日本のプルトニウム保有量は、44.9tで世界第5位にある。ロシア(176.4±8t)、イギリス(94.4t)、アメリカ(92t)、フランス(62±1t)に次ぐ量を保有している。日本の次にもっているドイツは7.6tに過ぎない。日本に較べれば、6-9位のインド(4.96±0.14t)、中国(1.81±0.8t)、パキスタン(0.11±0.02t)北朝鮮(0.03t)は僅かな量に過ぎない。

 ストックホルム平和研究所の"SIPRI Year Book 2012"を読んでいて見つけたのだが、2011年の各国プルトニウム保有量は既述のとおりである。

 これは、世間体が悪すぎるのではないか? 日本人は、今のところ核を作る気はない。デメリットを考えず、核武装すべきと主張する人は少なく、その主張は夢想的だと考えられている。しかし、国際社会から見ると、何を考えているのかわからない量を保有している。

 日本にとって、使うつもりもないプルトニウムを大量保有して非難されるのは割に合わない。イランがアレだけ非難されている現況である。そこで、雰囲気を読まずに、青森でプルトニウムの再処理まで始めようとする日本は、いずれ「空気を読め」と非難される。
 問題は、処分する方法がないということだ。MOX燃料でコツコツ消費するにしても、原状で原発は止まっている。政権は原発再稼働をしたくてたまらないようだが、再稼働となると世論は相当に反発する。だいたい、MOXへの眼も厳しくなっているので、プルトニウムを大量に処理することはできない。お金を払えばイギリスが処分してくれるという話もある。だが、資産であると言いはる電力会社は、その銭ゲバ体質から、日本の世間体も考えずバランスシートの悪化を嫌ってやろうとしない。

 さて、プルトニウムはどうしたものかね。今の政治状況では、盗人に追い銭だが、電力会社が損しない仕組みで、原発に鈍感などこかの発展途上国に、海外援助と称してMOX燃料で押し付けるくらいしかないのだろう。電力会社が栄えて国が困る構造だね。



仮に○○○を作るにしても、1tもあればいいのだけれどもね。



※   朝日新聞の社説だけど「負の側面に目をつぶり、課題を先送りするような原発回帰は『政治の無責任』としかいいようがない。」は的を射ていると思うよ。http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306280699.html?ref=reca
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No title

あれPu240がまざってるから核兵器の材料にはならないんじゃなかったかいな

たぶんね

昨日頂いたお返事じゃないですが、プルトニウムも持ってた方が精神衛生上良いっていう判断なのかなと。
我が国も世界第5位の核大国であるという威信財ですね。

確かに、昔から原発抑止力説というのがありまして、電力云々以前に対外的に見せつけるためにあるんだと。いざとなれば、H2ロケット改造して世界中どこでも標的にしてやると。

しかし、この手の議論というのが本当に軍事的にリアリティあるのか、私みたいな門外漢にはサッパリわかりません。妄想の範囲を出ないミリオタ俗説を、国のトップまでもが信奉してるとなればそれも問題ですし。

実際のところ、どうなんですかね?