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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
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2013.07
04
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12:00
Category : 中国
 中国が中間線の向こうでガス田建設の準備をしているらしい。

 読売新聞「中国、ガス田新施設…官房長官『重大な懸念』」※ によると「東シナ海の日中中間線の西側約26キロ・メートル」「ガス田『樫』(中国名・天外天)からは北北東約33キロ・メートルの地点」でプラットホーム建設の準備をしているという。

 官房長官は『東シナ海の境界が未画定である中、日中双方の主張が重複する海域で、中国側が一方的に開発を進めることは認められない。』と述べたともいう。

 まあ、微妙な所でやってくれるなという話なのだが。それほど悪い話でもないのではないか。なんせ、日本が主張している日中中間線を中国は認めているわけだ。

 中国は、大陸棚主義を主張している。大陸から沖縄トラフまでは大陸棚になっている。大陸棚は大陸に属する。その大陸棚にある資源は、中国のものであるというのが主張である。

 しかし、今回の件では、日本側が主張している中間線主義を尊重している。ガス田が建設されようとしているのは、日中中間線から15マイルほど西側である。日本側が主張する領域を犯さぬように注意している様子を伺えるのである。

 もちろん、中国は大陸棚主義を放棄するつもりもない。読売新聞「ガス田新施設、中国は『非難される点ない』」※※ では中国の反論を報道している。それによると「[中国外務省の]華氏は『中国が中間線を受け入れたことはない』」と述べたとのことである。

 しかし、その反論の中にも、日本側主張への配慮が垣間見える。華さんは、「『中国は争いの棚上げと共同開発を一貫して主張している』」とも述べている。これは、日本側が懸念する、地下資源ストロー論にも一定の配慮をしたものだと言えるだろう。

 中国にも国際社会に配慮する動きがあるということだ。日本としても、中国の中にある、このような国際協調主義を後押しし、対外強行主義を抑えるべきなのではないかね。具体的には、政治主張棚上げ、金だして共同開発あたりに持って行くべきではないかね。ただ、今の政権は中韓に対して、無分別の対外強行主義だから、無理だろうけどね。

 この文章、3日の23時頃書いているけどさ、4日の12時に予定投稿される頃には、機械じかけの右翼や、それを鵜呑みにするネトウヨが騒いでいるのではないかと思うよ。連中は、なんにしても新中国のやることは全部侵略主義であると貶すだけなわけだ。その中に国際協調主義の動きがあったとしても、憤怒のあまりに見えないだろうし、見えても気づかないふりをするだろう。

※  「中国、ガス田新施設…官房長官『重大な懸念』」『YOMIURI ONLINE』(読売新聞,2013.7.3)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130703-OYT1T00536.htm?from=ylist

※※ 「ガス田新施設、中国は『非難される点ない』」『YOMIURI ONLINE』(読売新聞,2013.7.3)http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130703-OYT1T00955.htm?from=popin

※※※ もともとガス田ほかの東シナ海地下資源は割にあわない。共同開発して中国側で使うのが現実的な方法である。そのあたりはhttp://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-530.htmlで書いたとおり
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