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- » 2023 . 07
Category : 中国
確かに、中国とは、軍事力を使ったゲームをしている。あと10年20年は張りあわなければならないし、摩擦も対立局面も起きるだろう。だが、ここまで中国のやることに悪意を持つのは異常ではないだろうか。
佐藤正久さんのオフィシャルブログで、新潟の中国領事館問題を取り上げている。「新潟で展開『トロイの木馬』作戦をこう潰せ!」 以前に、広すぎるし、相互主義からオカシイんじゃないのと話題になった問題である。ちなみに、領事館整備は今は凍結状態にある。
この問題について、佐藤さんはあまりみない主張をしている。中国領事館の軍事利用と北朝鮮による利用といった問題である。
佐藤さんは「軍事要塞化された領事館が戦闘の拠点」となることを危惧している。しかし、軍事要塞化して何と戦うのか。
似た例として思いつくのはダンチィヒの例である。戦前のダンツィヒでは、ポーランド郵便局は要塞化されていた。1939年にドイツが侵攻してきた際には、時間稼ぎのために戦っている。
だが、軍事要塞化した新潟中国領事館が何のために何と戦うのかがわからない。新潟は、裏日本の中部にある平凡な地方都市である。中国本土にある日本の租界ではなければ、日中陸上国境にあるわけでもない。
また、佐藤さんは「中国は北朝鮮の後ろ盾でもありますから、北朝鮮の工作員などが領事館に逃げ込む可能性も否定できません」と主張している。新潟で危惧する理由は「新潟は北朝鮮による日本人拉致の拠点」であったためとしている。
しかし、中国はそれほど北朝鮮に優しくない。中国は、あたりまえだが日本と国交をもっている。中国は、係争地以外では日本の主権を尊重している。日本の主権を犯し、正当な理由で日本の官憲に追われた北朝鮮工作員を保護することはない。
そもそも、工作員を匿うなら、領事館の広さは関係ない。狭い領事館でも同じ事だ。
佐藤さんは他にも「中国は、北朝鮮の羅津港を租借」し、その「羅津から新潟までは一直線」であるとも述べている。新潟を「中国にとっては航路で最も上陸しやすい都市」としている。
「上陸」は、軍隊の侵攻とも取れるように記述しているが、わざわざ、第三国の羅津経由で日本を攻める理由がわからない。中国が、東北の辺境から、さらに輸送網が貧弱な北朝鮮を経由して羅津に軍隊を集めて、新潟に攻めるというのは、面倒が多すぎる。護衛艦艇も、わざわざ対馬海峡を経由して送り込むのだろうか。しかも距離も遠い。羅津から新潟は850kmある。それなら、普通に寧波舟山から、沖縄(650km)、吹上浜(800km)に向かった方がはかどるだろう。もちろん、中国に日本本土を侵攻する能力もないものだが。
中国脅威論に乗っかるにせよ、佐藤さんの主張はあまりにも粗雑である。佐藤さんにしても、扇情的な記事を喜ぶアサ芸に合わせた談話なのだろう。だが、それを真に受け、コピペするマヌケが出てくるのも罪作りな話である。実際に、それをコピペした動画もある。(該当時間にリンク)
まあ、野党の時期に、扇情的であることを承知で書いたアサ芸の記事を、政務官になって、しかも選挙期間中にアップするのも、どんなものなのかね。
佐藤正久さんのオフィシャルブログで、新潟の中国領事館問題を取り上げている。「新潟で展開『トロイの木馬』作戦をこう潰せ!」 以前に、広すぎるし、相互主義からオカシイんじゃないのと話題になった問題である。ちなみに、領事館整備は今は凍結状態にある。
この問題について、佐藤さんはあまりみない主張をしている。中国領事館の軍事利用と北朝鮮による利用といった問題である。
佐藤さんは「軍事要塞化された領事館が戦闘の拠点」となることを危惧している。しかし、軍事要塞化して何と戦うのか。
似た例として思いつくのはダンチィヒの例である。戦前のダンツィヒでは、ポーランド郵便局は要塞化されていた。1939年にドイツが侵攻してきた際には、時間稼ぎのために戦っている。
だが、軍事要塞化した新潟中国領事館が何のために何と戦うのかがわからない。新潟は、裏日本の中部にある平凡な地方都市である。中国本土にある日本の租界ではなければ、日中陸上国境にあるわけでもない。
また、佐藤さんは「中国は北朝鮮の後ろ盾でもありますから、北朝鮮の工作員などが領事館に逃げ込む可能性も否定できません」と主張している。新潟で危惧する理由は「新潟は北朝鮮による日本人拉致の拠点」であったためとしている。
しかし、中国はそれほど北朝鮮に優しくない。中国は、あたりまえだが日本と国交をもっている。中国は、係争地以外では日本の主権を尊重している。日本の主権を犯し、正当な理由で日本の官憲に追われた北朝鮮工作員を保護することはない。
そもそも、工作員を匿うなら、領事館の広さは関係ない。狭い領事館でも同じ事だ。
佐藤さんは他にも「中国は、北朝鮮の羅津港を租借」し、その「羅津から新潟までは一直線」であるとも述べている。新潟を「中国にとっては航路で最も上陸しやすい都市」としている。
「上陸」は、軍隊の侵攻とも取れるように記述しているが、わざわざ、第三国の羅津経由で日本を攻める理由がわからない。中国が、東北の辺境から、さらに輸送網が貧弱な北朝鮮を経由して羅津に軍隊を集めて、新潟に攻めるというのは、面倒が多すぎる。護衛艦艇も、わざわざ対馬海峡を経由して送り込むのだろうか。しかも距離も遠い。羅津から新潟は850kmある。それなら、普通に寧波舟山から、沖縄(650km)、吹上浜(800km)に向かった方がはかどるだろう。もちろん、中国に日本本土を侵攻する能力もないものだが。
中国脅威論に乗っかるにせよ、佐藤さんの主張はあまりにも粗雑である。佐藤さんにしても、扇情的な記事を喜ぶアサ芸に合わせた談話なのだろう。だが、それを真に受け、コピペするマヌケが出てくるのも罪作りな話である。実際に、それをコピペした動画もある。(該当時間にリンク)
まあ、野党の時期に、扇情的であることを承知で書いたアサ芸の記事を、政務官になって、しかも選挙期間中にアップするのも、どんなものなのかね。
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Comment
No title
19:18
陣羽笛
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陰謀論を展開するのは勝手ですが
19:48
おひさま
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仮に、外務ポストが回ってきたとき、どのツラ下げて中国要人と面会するつもりなのか、度胸あるなと思いますね。
元気ある方の票でなんとかしようという選挙戦術なんでしょうけど。
ただ、この方は防衛畑以外は潰しが効かないでしょうから、このままだと、業界の取りまとめ役みたいな地位に収まっていくのではないでしょうか?
非常に宜しくない傾向かと。
22:24
エンリステッド
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Re: タイトルなし
22:54
文谷数重
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農協や日本医師会が推薦する候補が、農業補助金の整理や、健康保険の支出厳格化ができるかといった話ですし
佐藤議員
01:34
ひのまるせんす
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で、新潟の領事館ですが、単純に支那風の事大主義で「でかく作れるなら、大規模に作ろう」って事なんだと思います。