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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.08
17
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12:00
Category : ミリタリー
 10式戦車を含む、陸上防衛で使う新装備については価値を見いだせない。昨日、金曜晩に○○○○をしている同期と飲んだのだが、奴の職場でたまに呼ぶ、ルトワックだのコステクカだのヒュー・ホワイトだのといったあたりから、そういった話になった。

 中国には今ある海空自戦力をかいくぐって日本本土に上陸できる能力はない。そして、今中国が挑んできているゲームは、日本本土上陸を目指したものではなく、海軍力で張り合うゲームである。そこに陸自や米海兵隊に出る幕はない。

 中国が海軍力で挑戦してくるなら、日本も海軍力増強で応じなければならない。その状況で、基本は本土防衛にしか使えない10式戦車ほかの価値はない。合理的に考えればそうなのだが、3幕にある政治力のバランスとして、ムダな整備しているといった内容。

 あとも、従前からの己の主張と似たような話になった。再優先は艦載ヘリではないかという話とか、東南アジア・南アジアも色いろあるねとか、無理やり配備したオスプレイが墜ちた時には取り返しの付かない問題が起きるだろうといった話、中国に空母のポトラッチを強要する話とか、今となってはアスロックって使い難くない話…といったもの。

 奴さんは水上艦系統、艦艇用兵なのだが、結局はヘリ搭載/運用能力を持たない「あぶくま」には艦齢延長する価値はない。水上艦に搭載する艦載ヘリの数よりも、水上艦にあるヘリ搭載能力の数のほうが大きいところには改善の余地がある。曰く「HSS-2Bでもいいから載せろ」といっていた。己にすれば、アレは大きすぎるし、整備も大変に過ぎる。だから、今の練習ヘリの改修のほうがいいんでないかと言ったけどね。

 各国の話は、障りがないようにぼかして書くが、多分に同じソースを読んでいるので、だいたい東南アジア・南アジア認識は同じ。「あの国は中国と真面目に対立する気がない」とか「あの国は、海軍力でも中国と腰据えて対立する気だけど、政治体制がアレだから日本は深入りできない」とか「あの国はヤヌスの神で米中どちらにもいい顔をする」みたいな話をしたよ。

 渋谷で5-6時間ほど飲んでいたが、他には同期や知った人物の噂話。江田島で帆走、陸戦一緒で、練習航海では部屋が一緒だった。その関わりで他愛もない話。「あの風俗大魔王がマイホームパパになった、日和った」(2人)とか「あれは糖尿病患っている」(1人)とか「もともとヤバかったアレの頭髪はついに消え失せた」(3人)といった、たわいもいう話。だが「顔面(のみ)ヤクザの、候補生学校の幹事付Aが白血病で亡くなった」という話には驚いたものだ。幹事付とは歳も近く、2クラスしか離れておらず、「いせ」の船務長になって直ぐになくなったという話には、いろいろ考えさせられたよ。
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Comment

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ガルパンの影響か、最近は10式戦車のオタクが増えてしまいましたね

タコツボ的な視野の狭いオタクに近いものを感じますね

10式は要らないけれど

ゲームのために血を流せるか?
という議論は別個にあると思いますよ。

確かに、ミリオタ戦車教はどうにもならんですが、根底には「国家存亡の危機のための軍隊」という発想があって、それが一部の元気な方には受けが良い。国民も納得しやすい。

翻って、「中国とのゲーム」と言われても、なんじゃそりゃ、利権のために血を流すのか、冗談じゃねぇぞコラという話になる。
これをかわして海軍力増強を図るなら、中国脅威論を今以上にコロモをつけて肥大化させねばならず、当然外交関係は悪化。

故山本夏彦さんも、日露戦争以降は戦争の大義がなくなったと何かに書いてましたが、要はそこなんですよ。
手段と目的を見誤ると、難しい局面にハマっていく気がします。

Re: 10式は要らないけれど

冷戦ではなく、それこそゲームですから血は流れません。いまのところ日中双方にやる気はありませんし、日本側の優越があるので、中国も三沙のような強硬手段もとれません。日本側も日米同盟ほかの外交関係の箍があるので暴走もできない構図にあります。

なんにしても、海軍力、あるいは海空軍力での、明らかな対中劣勢は、日本には耐えられないものです
強力になった中国の、独自の国際関係主張にテンテコまいにされてしまう
蹇々録なんかで出てくる日清戦争以前の日中関係とか、東アジア秩序のそれです

対して、国と国との対等な関係を保つために必要なのが、海軍力での優越、あるいはパリティなわけですよ

もちろん、海自(と中国海軍)は利権でウハウハになりますが、既存国際法秩序を守ることは、納得しにくいでしょうが、本土防衛戦力にしか使えない戦力を整備するよりも有意義ですよ。なんせ外洋海軍力は、アデン湾での海賊退治から、インド洋での国際貢献、アチェでの人道支援、そして日本近海での本土防衛まで、なんにでも使えますから

艦載ヘリの数を確保を目指すのでしたら、現在進行中のSH-60Jの延命事業の拡大ですかね?延命だけではなく枯渇部品対策機材近代化も含めて機数を拡大すれば、当座のゲームは有利を維持できそうです。

アスロックのお話しは興味深いです。汎用護衛艦の低コスト艦を造る時に省ける装備にすれば、軽く安くなるかもしれません。

Re: タイトルなし

60Jもいいのですが、もっと単純なヘリでもあればいいのですよ。

電子装備が全くないような機体でもあれば非常に助かりますし、どうでもいい用途から60J/60Kを温存できるわけで。一番いいのは、60Kのエアフレームのみ素組みたいなヘリがあって、水上捜索と軽輸送程度のヘリを作れば相当に便利じゃないかと。実際はシステムがあるのでどうしても高くなるのですけどね。

あとは、枯渇部品対策機材ですけど、60Jの部品は結構取っておいているんじゃないかなと。機体は結構廃用にして、地上救難あたりが訓練と称して見るも無残にしたりしましたが、あの時には電子関係や発動機関係の内臓は抜いていたような気がするのですよ。海自は結構、その辺貧乏性なので、結構古い部品がストックされたりしてますし。