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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
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2013.08
21
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Category : 未分類
 中国潜水艦にある高性能化は、同時に潜水艦数を揃えられないことも示しているのではないか。

 中国がロシア新型潜水艦であるラダを買う話がある。半年前に習近平さんがロシアで約束しており、飛行機の方は売買できるかはともかく、潜水艦は実際に買うだろうと見られている。

 これは、国産している元級潜水艦には性能的に不満がある可能性を示している。ロシア製のキロ級を購入後に作った元級であっても、しかもエンジンそのほかをヨーロッパ製にしても、中国には満足できなかった様子が窺える。

 いずれにせよ、中国潜水艦は高性能化に伴い、高価格化する。潜水艦も高級化すると、中国海軍であっても数は揃えられない。

 元級であっても、相当に高価格化している。船型は大型化し、装備品も外国製であれば足許を見られた価格を吹っかけられる。

 ロシア最新鋭となるラダ級で、しかも輸入となれば幾らになるか。西側で建造されている輸出用潜水艦と大差ない価格となるはずだ。

 ラダ級を応用した新型潜水艦を中国が作っても、価格高止まりは止まらない。元級であってもディーゼルや電池、ソナーは外国製と言われている。それよりも高性能を狙えば、外国製装備品の数は増え、同時に外国製装備品の性能向上も求められる。装備品での高価格化は免れない。また、静粛性ほかの工夫のため、建造艤装での工数も増える。この点でも建造費口頭は免れない。

 高級化した中国潜水艦は、当然ながら高価格化する。西側製輸出用潜水艦と同価格か、下手をすれば日本潜水艦と同じくらいの値段となる。

 その場合、中国は潜水艦について、今までのような多数整備はできなくなる。陸軍を削減し、空軍に冷や飯を食わせ、海軍予算を増額しても、ラダ級やポスト・ラダ級は、ロメオ級(100隻超)や明級(23隻)には及ばず、宋級(13隻)・元級(14隻+)程度か、それ以下の数しか揃えられないと見てよい。



 …中国脅威論を煽る人はこの辺りを見ようとしないね、中国軍事力について、脅威論を煽る人々は結構いる。中でも中国軍装備品の高性能化を騒ぎ立てる人も多い。しかし、背後にある高価格化と調達数減少には気づかないか、見てみないフリをする。

 まあ、外国の脅威を煽ればそれでいいのだから、そうなるわけだ。中国の戦車、戦闘機を見ても、従前どおりの数を確保できていないのだが、そのあたりを見ようとしない。また、新型が登場したことと、大量に退蔵されている旧式の数を並べるもの、意図しているかどうかはともかく、ミスリードだね。
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高価格化で苦しいのは

日本も同じ。
となれば、長大な国境線を抱えており、ロクな同盟国がない中国に不利に働く。

以前、尖閣売っぱらって千島を買った方が良いという記事がありましたが、その辺も視野に入れてのことなんでしょうか?

あと、中露国境のパワーバランスはどういった状況なんでしょうか?