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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.09
09
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Category : 有職故実
 2010年7月ころの日記見たら、五ヶ国語宴会をやっていたことを思い出したよ。大学院の時分なのだが、先生の「エアコンの効きが悪い、暑くってやっていられね、宴会じゃ、宴会」で咄嗟に決定した宴会。

 この講義、やっていることは崩し字の文書読解なんだけれども、日本歴史なんて名前をつけちゃったっから勘違いした外国人が多い。日本人は己だけ。学生7人で日中朝露泰の5ヶ国編成(中国人が3名)というのはチョット凄い。 (後期は越・ウクライナも入って7ヶ国編成になった)

 最初に、江戸末期から明治初期の崩し字を見て、最初は「騙された」という顔をしていた彼らも、やっているうちに読めるようになる。「ゾンジタテマツリソロ」とか読めるようになるのだけれども、それは今日常的に使う日本語じゃないからと、釘を指しておくのが毎回の話。人数も少ないこともあって、分担とか予習の関係で結構仲良くなったので、気のおけないところが出てきていい感じの授業だった。

 だから咄嗟の宴会も割といい感じとなった。そのうち、お国事情とか言語の問題とかになる。隣に座った中国学生の一人が朝鮮族で、その向かいの韓国人と、韓国・朝鮮語についての話になったのだけれども… 「君たちは漢字読めない、オカシイ」と朝鮮族の心情がチラリと垣間見えて、なかなか。

 韓国のご本尊は、漢字文化研究関連なので読めるのだけどね。その話を聞いていると、「カムサハムニダの、『カムサ』の『サ』ってなんだかわからない」(感謝:カムサの「謝」らしい)、「アンニョンのニョンも書けない」(安寧ですか、の寧らしい)と二人で日本語で話している。

 別にとった東大からバイトで来た、木宮先生の朝鮮半島研究(これは己も取っていた)で、政治研究の韓国人学生が「拷問」と「顧問」区別がついていないことを笑っていた。とはいえ、その授業で朝鮮族のネーチャンと、大連のアンちゃんは英語の文章でエライ目に遭っていただろうというと、あなたの英語の発音はむちゃくちゃと言い返されたよ。確かに、日本人より発音は良いんだろうけど、文意の読み込み、理解とかは全般的に日本人のほうが的確だった。(日本語で説明する問題もあるけどね)

 朝鮮族曰く「チマチョゴリって普段着じゃないだろ」とも言っていた。朝鮮族もコリアンとしての民族文化に誇りをもっている様子。そこで「『間違った伝統』みたいな感じかね」と尋ねると激しく同意すること、同意すること。このネーチャン、朝鮮半島研究で在日韓国人(三世)の某とやたら意気投合したのもそこら辺らしい。

 まあ、あとはタイ人と中国東北人・ロシア人の間の夏と冬どっちが熱いか論争かな。タイのネーチャンは、多分、乾季と雨季の関係で、夏場の雨季はむしろ暑くないと言っていた。今調べると、要は夏前の4月ごろが一番暑いのだが、春夏秋冬の概念が外来で抽象的なタイなので、夏=雨季だと考えているみたいで、夏になるすぐ前の冬が一番暑いと主張している。それに対して、零下20度以下で暮らす北方人たちは冬の具体的なイメージを持っている。「日本語が違う、『冬』は寒くて、死んじゃうんだよ」と述べている。この人達は、11-2月の寒い時期=冬と認識している。しかし「夏は雨が降るから我慢できるけど、冬は暑すぎてエアコンがないと死んじゃう」と言い返すあたりでの、ディスコミュニケーションもなかなかだった。

 別の中国人のネーチャンは、中国の大学の軍事教練がいかにキツイかを己に力説してくれた。同じゼミで、己が現役だって知っているからそういう話になったのだが。中国のエリート女子学生(この人は半分、苗族)サンなんだが、聞いている限りはお客様待遇にしか聞こえない、それは己がズレているからなのかね。 「不動の姿勢、30分」とか「10kmも歩く」とか言われたがね。どうしても体験入隊にしか聞こえない。中国では大学生が軍事教練やっていると言ってもそんなものなのかね。

 でもまあ、みんな仲良く飲むだけ飲んで解散。気持ちの良い宴会だったよ。
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