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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2013.10
13
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13:25
Category : 有職故実
 根底には、国際社会とか国連は全く無力とする発想なのだろうが、これはこれで現実味はない。

 投稿日時とベストアンサーの中身から、テキ屋とサクラ臭い。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1082210225だが、国際社会という要素を完全無視できるという回答には、逆に非現実である。

 そもそも、問い・回答ともに混乱している。「米軍基地がなくなること」と「日米安保を解消」は違う。そして、現況で、なぜ日米安保を解約するのかは分からない。

 回答は、逆に非現実的である。「国際社会は全く無力であり、特に常任理事国の侵略には干渉できない」とする主張に終始している。

 しかし、常任理事国であっても、大義名分のない無名の師は、正当化されない。なにも悪いことしてない日本が、ロシアや中国に一方的に攻め込まれる状況であれば、国際社会はロシアや中国を非難する。主権国家への侵略は、常任理事国にも強い逆風となる。実際にソ連のアフガニスタン侵攻がそうだった。常任理事国であるソ連は、安保理で拒否権を行使したが「平和のための結集」でひっくり返されている。

 常任理事国の拒否権も、どこにあるのかわからない僻地にあり、政治的関係や経済関係で孤立していたアフガニスタン侵攻レベルでひっくり返っている。仮に常任理事国が、納得できる理由なく日本に攻めこむと、安保理の拒否権は、どうように平和のための結集決議で封じ込められる。

 ある程度、外面のいい日本が一方的に侵略されている状況なら、援軍は来る。露骨な侵略への対抗であり、政治的にも各国の援助は見込める状況である。また、日本に恩を売るチャンスでもある。イラクのクウェート侵攻と同じように、日本経済、市場へのアクセスを重視する国は、日本に援軍を送る。中国やロシアが日本を侵略するような情勢では、安保条約を抜きにしても、米国は介入するし、英連邦もそれについてくる。国際社会での名声を求めるフランスあたりも来る。おそらく、名もない小国も、後々を考えて、歩兵1ヶ大隊みたいな、象徴的な戦力位は派兵しましょうかという話にもなる。

 そもそも、回答は現実的な前提をすっ飛ばしている。中国やロシアに対日侵攻する理由も能力もなく、自衛隊もそれほど弱くもなく、日米安保の存在を無視している。

 それに加えて、国際社会とか国連は全く無力であるとするのは、逆に甘い見方である。国際社会も国連も無視出来るものでもない。特に植民地帝国的な侵略であれば、国際社会は間違いなく動く。この点を非現実的な理想主義的、空想主義的であると批判したいのだろう。だが、逆に全く動かないとするほうが、非現実的である。




予定投稿の日にちを間違えていたので、いま反映させました
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リアリズムという不思議理論

この種の人たちって、往々にして「主権国家の保有する軍事力」だけを「リアリズム」とか言うてありがたがるけど、どういうわけか「現実に」存在している国連やら国際機関やらがそれなりに影響力を行使しうる、という「現実」だけは「リアリズム」の対象に入らずに、綺麗に無視した幻想世界に暮らしてるんだよねえ( ・・)/