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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.10
15
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12:00
Category : 有職故実
 福岡の火事の件で、防火扉が違法状態という報道があるが、消防のスタンドプレイではないか。「福岡・整形外科10人死亡火災 防火扉の一部が違法状態」がそれだ。

 報道は、防火扉が煙感知ではなく、熱感知のままにされたことを責める内容である。だが、そんなものは既存不適格でいくらでもある。74年の基準法改正以前の建物では、熱感知はいくらでも残っている。さらに、それ以前の建物では、防火扉が手動なところも幾らでも残っている。

 そして、病院も、増築前であれば、合法であった。そして、極く小面積を増築したからといって、火災の危険性が増えるわけでもない。防火扉が熱感知ではなく煙感知でも、延焼防止には大した効果はない。

 そもそも「建物4階の防火扉は、閉まらないようにロープで固定されていた」では、熱感知でも煙感知でも変わるものではない。そこで「病院1階の防火扉2枚が、法律で義務づけられた『煙感知式』のものではなかった」ことは、火災発生や延焼の原因とは全く関係を持たない。

 これは、消防のスタンドプレイである。消防は取るに足らない設備を云々して、建設業を、オーナーを虐める。

 消防の仕事は年々減る。建物が不燃化せず茅葺きが残り、石炭木炭薪で調理していた昭和30年までには、火事は多かった。延焼も多く、街区がまるごと焼けることも珍しくはない。しかし、昭和50年以降は、火事は減った。建物は木造を含めて難燃・不燃化し、屋内での裸火使用も相当に減少している。

 暇になった消防は、自分で仕事を作り始めた。消防法を盾にした予防消防がそれだ。特に指導課の裁量指導は、建設行政に較べてあまりにも根拠に乏しく、杜撰である。根拠である消防法規にすら基づかない、その場限りの上乗せ規制や難癖も多い。ヒマな人間ほど余計な仕事を作るが、消防はそのいい例でである。自分たちで仕事と権益を作りだそうとしているわけだ。

 今回の防火扉の例は、過剰な要求である。防火扉をつけろから始まり、熱感知はダメだ、煙感知にしろ、煙感知も駄目だ、炎感知にしろといった、大した効果も上がらないエスカレーションを求めてくる。これらは、効果が少ない割にカネがかかる。そのような過剰要求の原因としては、背景に消防設備業界があるからである。

 消防と消防設備業界の癒着は、ロクなものではない。そのいい加減さは、消防指導課に対応した者から話を聞けば良い。月刊『フェスク』あたりにある無駄な設備ばかりをつけろと五月蝿い。その中身は、悉くが金が掛かり、業界を儲けさせるだけのオモチャである。委細は前に「この無駄なもの『火災脱出用シュータ』」で書いている。

 所詮は、消防のスタンドプレイである。真に受けるべき内容ではない。
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