- 2023 . 11 «
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- 29
- 30
- 31
- » 2024 . 01
Category : 有職故実
セルフ式のガソリンスタンドで、まだまだ入るのに、機械が勝手に満タンを検知して止まってしまうことがある。下から上がって来る泡混じりのガソリンを液面だと感知した結果だ。なんとなく満タンにこだわるから、結局、継ぎ足しをする羽目になる。
あの自動検知装置、てっきり、音響センサだとばかり思っていた。ヘルムホルツ共鳴…何のことはない、壷を叩いたとき、容積の大きいほど低い音で鳴るというあの原理…で、タンクの空容積減少にともない、共振周波数が高くなることを利用していると思っていた。給油口から出てくる音は、最初は低い音だが、後にだんだん高くなってくる。シュゥー、というか、キュゥーという音とともに自動検知が働いてストップするから、てっきりあの音を利用していると考えていた。共鳴周波数が急速に上がったら、満タンみたいなロジック。
しかし、現物はもっと単純で確実なもの。給油管の中で真空引きをしている感知管があるとは知らなかった。
http://www.tatsuno.co.jp/self/ 多分、感知管の系統の奥に、バネで押される弁みたいなものがある。それが、感知管からの空気で押されている間は満タン停止装置を動作させない。逆に感知管からの空気流が弱くなると満タン検知機構が動作する。大の大人の出にも余る給油器の大きさからすると、実際には機械式にガソリン送油側のバルブを閉めるようになっているのだろう。小銃の尾栓をとめるロッキングカムのような仕組みで。
なんにせよ、機械式である。昭和期の古いスタンド、ホイール式表示式給油機にも満タン停止装置がついている。エレキ式だと何かの拍子のトラブルが気になるが、単純な機械式であれば信頼性は高い。なんにせよ、シンプル・イズ・ベストなのだろう。
あの自動検知装置、てっきり、音響センサだとばかり思っていた。ヘルムホルツ共鳴…何のことはない、壷を叩いたとき、容積の大きいほど低い音で鳴るというあの原理…で、タンクの空容積減少にともない、共振周波数が高くなることを利用していると思っていた。給油口から出てくる音は、最初は低い音だが、後にだんだん高くなってくる。シュゥー、というか、キュゥーという音とともに自動検知が働いてストップするから、てっきりあの音を利用していると考えていた。共鳴周波数が急速に上がったら、満タンみたいなロジック。
しかし、現物はもっと単純で確実なもの。給油管の中で真空引きをしている感知管があるとは知らなかった。
http://www.tatsuno.co.jp/self/ 多分、感知管の系統の奥に、バネで押される弁みたいなものがある。それが、感知管からの空気で押されている間は満タン停止装置を動作させない。逆に感知管からの空気流が弱くなると満タン検知機構が動作する。大の大人の出にも余る給油器の大きさからすると、実際には機械式にガソリン送油側のバルブを閉めるようになっているのだろう。小銃の尾栓をとめるロッキングカムのような仕組みで。
なんにせよ、機械式である。昭和期の古いスタンド、ホイール式表示式給油機にも満タン停止装置がついている。エレキ式だと何かの拍子のトラブルが気になるが、単純な機械式であれば信頼性は高い。なんにせよ、シンプル・イズ・ベストなのだろう。
スポンサーサイト
Trackback
Comment