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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.10
31
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12:00
Category : ミリタリー
 自走式の地雷処理器材は信用できるのだろうか?

 戦車等、車両に取り付ける地雷処理器材としては、ローラ式やチェーン(フレイル)式、プラウ式がある。車体の前にローラをつけて、それを押しながら進んで爆発させるのがローラ式。高速回転する棒にチェーンを取り付けて、地面を叩きながら進んで処理するのがチェーン式。前の土に鋤をいれて、地面を掘り返しながら進むのがプラウ式である。

 ただ、これってどこまで信用できるのかね。海で使う機雷では、機雷と処理機材との騙しあいが進んでいる。しかし、地雷処理機材は昔から全く変化がない。地雷に工夫をすればいずれも無効化できるのではないか。

 たとえば、ローラ式地雷処理器材なら、一回のローラ通過では発火しないロジックを組み込めば良い。ローラは一瞬で通り抜ける。圧力がかかっても、一瞬・一回では発火しないロジックにすれば、回避できるだろう。例えば、戦車や装甲車のキャタピラはしばらく踏み続けるので、圧力が0.5秒経過して始めて発火するロジックを組み込む。それとは別に、車輪式の車両も食うためには、一瞬の圧力も1秒以内に2回目があれば発火するロジックも組み込む。この二つのロジックで、ローラ追加では発火しないが、車両通過では発火するロジックになる。

 チェーン式も出し抜く方法はある。叩かれたときの衝撃では発火せず、圧力でだけ発火する仕組みを作れば良い。これは、機雷で言えば振り子装置で解決する。踏板からの衝撃・圧力で即発火するのではなく、意図的に0.2秒を遅延させる。別に衝撃センサ(昔のストーブの転倒防止装置で良い)を用意して、それが反応すれば、発火を2秒抑止すればよい。チェーンでは発火せず、キャタピラ・車輪でだけ発火する仕組みが作れる。

 プラウ式も対応策は考えられる。イタリア機体マンタのように地雷本体が移動・傾斜があったときには、たとえば2秒後に発火するようにすればよい。掘り出した地雷が巧く車体下に潜り込むかは分からないが、炸薬量次第では車体の側で発火しても効果は得られる。

 他にも、考えつく方法はある。例えばカウンターの取り付けで、最初の衝撃・圧力では発火せず、2回目、あるいは3回目以降の衝撃・圧力で発火する条件をつけてもよい。または、深く埋めて、磁気センサで磁気量ピークで発火する仕組みでも、振動センサとの複合感応でもよい。

 いずれにしても、対機雷戦に較べれば、地雷処理器材は甘い。今までの地雷処理器材はかつての掃海のようなものである。進歩した地雷で作られた地雷原、あるいは進歩した地雷を1-2割でも混ぜら混まれた地雷原が登場すれば、従来の地雷処理器材への信頼は喪失するだろう。そうなると、掃討的な手法、例えば地中レーダや地中ソーナーのような器材と、発見された地雷を効果的に破壊する器材(HEATの自動設置?)といった組み合わせが必要になるかもしれない。
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