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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.11
22
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Category : 未分類
 時事通信が自衛隊整備計画案を報じている。陸が水陸両用部隊を作る、陸上総隊を作る、戦車減らす、でも人を増やすというもので、海がLCS風を作るという内容である。

 だが、あくまでも画餅に過ぎない。これらは、あくまでも防衛省による希望である。

 特に陸の定員を15.4万から15.9万に増やすというのは、願望表明以外のなにものでもない。陸は今でも無駄に人が多い。それをさらに5000も増員することはまずは、出来ない相談である。

 単に、陸自人員の純減を防ぐため、カウンターで増員を要求しただけにすぎない。そもそも重要な海自が人員不足でいるなかで、必要以上の人員を抱えている陸自を増員するのは、どうかしている。

 陸を減らして海を増やすのが正解だが、防衛省と陸自はそれは飲めない。防衛省も役人組織である。陸1万を減らし海3000を増やすような、合計での人員減は耐えられない。陸自も自分たちの予算規模やポストを減らすような人員削減は許すことができない。国防や国家全体の利益よりも、防衛省の利益や陸自の利益を優先するわけだ。

 陸上総隊も興味ふかい報道内容となっている。陸上総隊を作るなら、方面隊はいらないことになるが、指揮系統を一元化すると報道されているだけである。方面隊の整理については一言も述べられていない。防衛も陸自も、総隊司令官といった新しいポストは欲しいが、方面にある総監以下のポスト廃止や、階級切り下げには抵抗するつもりなのだろう。ただし、正味10ヶ旅団+しかない国に、5ヶも軍管区や方面軍司令部(海の総監部や地方隊もそうだが)が必要なのかは、もともと怪しい話である。

 海のLCSも「米国が作っているから」で納得させようとしているのだろう。だが、米国のLCSも相当に怪しい状況にある。特にミッションパッケージは構想も中身も失敗している。海自のことだから、そうしないように頑張るのだろうが、作ったところでまともなものができるとも思えない。ヘリ運用第一や、海外派遣の時代となって、使い難くなったあぶくま型みたいなものができるのではないか。それなら、安価にヘリ搭載と大航続距離をもつような、ゆきの徹底延命や、OPVもどきを作ったほうがいいだろう。

 なんにしても「LCSは護衛艦に比べ船体が小さく、離島沿岸部の水深が浅い海域でも航行できる。」は、何なんだろうね。離島防衛とリンクさせるため、担当者が必死に考えた文章なのだろう。だが、大型艦が危なくて近寄らないところには、LCSも近づけないことはみんな承知している。LCSは喫水が2m浅いからといって近づくバカもいない。昔あった笑い話で、経費の理由が付かないので苦しんだあげく経理担当者が「ゾウ」と書いたといったのと同じ伝だろう。



※「陸自に水陸両用団新設=離島防衛強化を明確化-新防衛大綱」『時事ドットコム』(時事通信、2013.11.21)http://www.jiji.com/jc/zc?k=201311/2013112100811&g=pol
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非公開コメント

予算ないでしょ。