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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2013.12
02
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12:00
Category : 未分類
 北朝鮮への禁輸も、正味としては「気が済まないからやっている」といったものではないか?

 日本から北朝鮮への輸出は禁止されている。その北朝鮮にタラを輸出してとっ捕まったニュースがあった。「不正輸出:貿易会社社長ら3容疑者逮捕 北朝鮮に冷凍タラ」http://mainichi.jp/select/news/20131129k0000e040168000c.htmlがそれだ。北朝鮮による核兵器やロケット開発に対抗するために、北朝鮮に圧力を掛け、開発を邪魔する手段として日本は禁輸措置をとっている。

 だが、禁輸により何らかの効果はあがっているのだろうか? 日本は核やロケット開発をやめさせるために禁輸措置をとっている。しかし、禁輸で核とロケット開発が止まる、あるいは停滞したようには見えない。

 北朝鮮は禁輸の有無にかかわらず、核とロケットへ開発は継続している。北朝鮮は20年前から飢餓線上にあるが、それでも体制を維持するための核とロケットは諦めなかった。日本も、冷戦期のココム規制から始まり、核開発のあたりから軍事転用の可能性がある高度技術製品(ゲーム機なんかも含む)を禁輸し、送金を停止させ、ついには全ての輸出を禁止した。だが、それで核とロケット開発抑制で、何か効果が上がっているようにも見えない。多少でも、北朝鮮の金廻りが悪くなったのかといった辺だ。

 しかし、禁輸に実効性がないにもかかわらず、日本は経済制裁を行い、今も、そしてこれからも禁輸を続ける見込みである。

 そこまでして、あまり意味のない禁輸にこだわる理由は何か? それは、おそらく、「日本人の気が済まないから」だろう。

 経済制裁や、その中での全面禁輸措置を決めた理由も「気が済まないから」だ。好き勝手やる北朝鮮に、日本が何もできないのも癪である。そこで、なにかやってやろうとして始めたのが、経済制裁や禁輸である。やられっぱなしは面白く無いので、とにかく、何か嫌がらせをしようといったものだ。

 だから、今回のタラだろうが、カニカマだろうが、ピアノだろうが禁輸する。それで相手が少しでも困ればいいし、困るだろうと日本人が想像できればいい。

 ひっくり返せば、禁輸すれば、相手に圧力を掛けていると思えるので、日本人の溜飲が下がるということだ。それで、気が済む部分があるのだから、北朝鮮への禁輸措置もも悪いものでもない。実際に、経済制裁や禁輸措置に文句をいう政治勢力も、人もほとんどいない。だから、実効性といった些細なことは気にしないで、禁輸措置を続けているのだろう。

 タラの輸出を止めても核やロケット開発は止まらないが、北朝鮮に圧力を掛けているという想像ができる。それで多少の溜飲が下がるのだから、それほど悪い話でもないということか。



※ 「不正輸出:貿易会社社長ら3容疑者逮捕 北朝鮮に冷凍タラ」『毎日新聞』[ネット版](毎日新聞,2013.11.29)http://mainichi.jp/select/news/20131129k0000e040168000c.html

※※ 最初に逮捕のニュースを聞いた時「タラを輸入するならともかく、輸出するのは逆ではないか」と思ったよ。
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Comment

非公開コメント

もうタマがないので

拉致被害者の交渉も出来ないんですよ。
タラを見逃す代わりに何か出来なかったもんですかね?

No title

制裁すれば北朝鮮は崩壊する、そうすれば拉致被害者は救い出せる!!ってなことを信じ込まされた被害者家族がかわいそうですな