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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.12
17
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12:00
Category : ミリタリー
 床井雅美さんが今年10月に出した大判本『ハンドガンミュージアム』がなかなかおもしろい。

 興味深いのが、拳銃製造の実工程紹介。生産ラインの写真があるのだが、結局は熱間鍛造での粗造りのあと、細部の加工は結局は切削でやっている。9mm拳銃ような高級品は全面を鋼をNCで削っているのだが、これでは確かに安くはならない。だから、数物の軍用拳銃なら、精度はどうでもいいのでプレスや樹脂で作ることになるのだろう。

 鋼の部分をインベスト・キャストで作る方法もあるとされている。要は東南アジアや南アジアで2000年前からやっているロスト・ワックスの現代版なのだが、青銅やアルミならともかく、鋼が相手でうまくいくものかといった問題もあるのではないかね。

 ただ、一番おもしろいのが、後ろのカタログ部にある各社商品紹介、その中のノリンコの部。有名拳銃のコピー品を臆面もなく作っているのは、なかなかの強心臓で、しかも型番まで似せている。

 ・ P226のコピーが、NP226
 ・ P228のコピーが、NP228
このあたり、数字には商標は成立しないみたいな話なのだろう。

 ・ PPKのコピーは、PPN。

ノリンコ版PPKなら、NPPKとかにすれば良さそうなものだが、多分PPKが商標に触れる。だからPPのノリンコ版みたいな表記にしたのだろう。まあ、PP/Sとかでもいいような気もする。さすがに、商標があるのか、固有名詞っぽい拳銃は無機質な番号としている。

 ・ ガバメントのコピーが、NP28(ただし9×19)
 ・ FNハイパワーのコピーが、NP38
 ・ CZ85のコピーが、NP40

(これらの写真と値段が載っている銃砲店のページ、価格はだいたい真物の1/3以下)


 とはいえ、ノリンコもまともそうな拳銃も作っている。CZS92(ググってヒットするのはQCZ92)とか、77Bとかがそれ。調べると制式品っぽいが、9×19使えて、安くて安全性があれば、各国軍隊に結構売れるんじゃないかねえ。解放軍の星マークを桜と錨に変えて、自衛隊で使ってもいいんじゃないかと思うよ。別に拳銃なんてそんなものだしね。ミネビアは儲からないけど
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刀がなぜ「武士の魂」とやらになったかと言うと、戦場ではしょせんサイドアームの予備兵装に過ぎないがゆえに平時では護身用に携行され、武士が兵隊としての仕事をしなくなった時代になると「武装する特権」と言う階級意識の象徴になったからだそうな。

アメリカ人もそうだが、拳銃に実用品としての性能ではなく「武装民としての階級を表す象徴としての武器」を求めるとなると、中国人が量産したものよりは鉄砲鍛冶が一品ずつ手作りしたような美術品としての価値のほうがありがたがられるんだろうなあ( ・・)/

今なら、住友やミネベアよりは中国メーカーのほうがずっと信用できるかもしれませんなw

元陸自の兄ちゃんに聴いたら

アレは将校の自決用ですよ、何でもイイんです。とのお答え。
それなら青酸カリでも配れば宜しいとも思われるが、やはり武士の魂的に難有りなんでしょうね。

No title

>おひさまさん
若干ゆがんだイメージかもしれませんけど、自分用というより助からない部下用という側面もあるのかも、などと。

……まあ、場所とかを考えるとそれこそ青酸カリの方が便利と言われちゃそれまでなんですが