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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2013.12
25
CM:2
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12:19
Category : アニメ評
 アニメ版だけでISをバカにするのは、あまりに失礼なはなしでした。

 弓弦イズルさんの原作読んだのですが、あれほど深い話とは思いませんでした。本編『インフィニット・ストラトス-六十四の瞳』は、ISという煌びやかな世界へのあこがれと、その現実にある落差を浮き彫りにした力作でしょう。

 オナゴ先生、巨乳先生と言われてすぐにキョドる初任教諭、山田真耶と生徒の成長を描いた明るい前編と、その10年後の後編の落差には引きこまれました。

 なんといっても後編です。「進路にISを目指す女の子は20万、IS専門学校に通う生徒は2万人、IS操縦者資格をもつ女の子は2000人いる。しかし、世界にあるISの数は200、ISで食べられるプロの椅子の数は200しかいない…」から始まる、「夢を現実」系の厳しさを情け容赦なく突きつけます。そして、進路先不明の卒業生調査。

 唯一、操縦者資格をとれたものの、仕事はない。操縦者としてのプライドと夢にしがみつきながら、食べるためにアキバの路上で絵画を売るシャルロットの姿は、IS、声優、プロ棋士、芸術学校といった夢を食い物にする教育産業への痛烈な皮肉です。

 現在日本にある、夢による搾取、やり甲斐があれば、感謝を貰えれば生きていけるという搾取構造を浮き彫りにした素晴らしいルポルタージュでしょう。

 それに比べて、ツンデレ、貧乳、お嬢様、ボーイッシュ、不思議系を集めることに汲々とし、ロボットモドキでドンパチをやらせることを山場と勘違いするアニメ版は、表層だけしかみない浅薄なもので、比較すら憚られます。

 あとは、最新刊ですね。中東代表候補生の物語『少女はISにのって』。世界には女の子が1人でISに乗れない社会がある。ISに乗りたいというだけで抑圧される社会。国家の代表候補生に選ばれても、一族の恥であると疎外される奇妙な社会体制を告発した名作といえるでしょう。おすすめです。






 あれだよね。「職安に行くから背広を買う」とシャルに金をねだった一夏が、「巨乳金髪お姉さん」って看板にフラフラいっちゃって最前列がぶりつきに並んだら、ラストで出てきたセシリアが、途端にうろたえ、羞恥心から最高のショーになったとかさ。そのセシリアは、持ち前の虚栄心からロンドンまで戻って巨乳先生のインタビューをうける。「わたくし、安くはないわ、仕事はいつもロンドン、貴顕のお相手をする最高の仕事よ」と言うけど、バイトで連れてかれた一夏が一言「でも、いつも上野広小路で夜立ってるじゃん」ってあたりもねえ。切ないよね
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流石、文谷先生はアニメ通でいらっしゃる

No title

箒(ポニーテール)とその姉(IS造ったサイコパス)は10年後では、どうなったんでしたっけ?