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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.02
13
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Category : 未分類
 日本と中国は、戦争中にだって、同じ川の水を汲みに行って、互いに知らんぷりできるような関係だからねえ。場合によれば午前はこっち、午後は向こうみたいな暗黙の了解というか、阿吽の呼吸というか。

 『外交』最近号に、高原明生さんへのインタビュー「中国『防空識別圏の狙い』は何か」※ が載っていたのだが。中に「日本は航空会社が飛行計画を提出しなくとも中国は無謀なことはしないだろうと判断」したといえるんじゃないかと述べていた。

 まあ、実際はそんなものだろう。国交正常化以前から「熱戦にしない」「実績の積上をしなければ尖閣や中間線は現状維持」という暗黙のルールがある。防空識別圏にしても、尖閣でのゲームにしても、軍艦同士の兵装指向にしても、日中にはそのルールを守ってきた実績がある。

 だから、日本は安全を確信できる。別に飛行機飛ばすのに、届出なんかしなくとも、危害行動どころか強制着陸もないと日本は判断できる。実際に中国も手は出さない。多少あっても、激越な発言をする程度だろう。

 中国も尖閣では同じように考えているだろう。中国が尖閣から12マイル以内に政府公船を送っても、日本は尖閣に軍隊ほかを上陸させて、実効支配の積み上げはしないと判断しているはずだ。中国が公船を送るのは、日本が土地の国有化をしたことに対する対応であるので、そこでノーカンなので問題はないと信じているのだろう。実際に、アレ都知事がアレ発言をしても、アレ政治家がアレ宰相になっても、日本は尖閣に自衛隊を上陸させていない。

 まあ、この辺りは、日中の阿吽の呼吸だろう。前に書いた戦時賠償補償の放棄と対中ODAの関係もそれだね。これが韓国やロシア相手だとだと上手くいかないし、インドだとどうしようもないのだけれども。



※ 高原明生「中国『防空識別圏の狙い』は何か」『外交』(時事通信,2014.1)pp.78-79.
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No title

当時の民主党が国有化前に「国内所有権の移転だから」と中国筋に感触を探った際には「都の購入よりマシ」という反応だったが、国有化後に中国の反応が予想外に強硬になったとか。

「阿吽の呼吸」などではなく、「中国の上層部で尖閣国有化を政争の具にされて、それに対応せざるをえない日本」というのが実態なのでは。

No title

現場は「阿吽の呼吸」をちゃんと分かってるのに、アレなお方が「首相が最高責任者! 責任なら俺が全部取る!」と粋がった命令を出しちゃうケースですかね。