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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.02
14
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Category : 未分類
 アレ宰相が「『私の首相の時代に何とかこの問題を解決しなければならない。歴史的使命を果たすべく全力を尽くす決意だ』」※ とか言ったらしい。いつもの通り、できもしないことを、さもできるように言っている。※※ 頭が悪いから、本気で考えている可能性もあるのだけれども。

 ロシアの思い通りじゃないの。ロシアは領土交渉を見せるだけでメリットがある。話をするだけで何かを貰える。別に領土を引き渡すどころか、渡す約束もする必要はない。

 アレ宰相の親爺も、北方領土に勝手に熱を上げていた。安倍晋太郎も、戻る見込みも立たないものを、さも戻るように言っていた。で、親爺の代に領土返還が進捗したかというと、全く進捗していない。

 領土問題なんて、どう話し合っても、どちらの国民も納得しない。四島返還でなければ日本人には怒るやつが出てくる。全然小面積の歯舞色丹の返還でもロシア人は同じように怒るやつも出てくるだろう。

 だいたい、どちらの国も妥協しなければならない環境ではない。戦争で勝負があったとか、経済危機で二進も三進も行かないわけではない。その状況で、自分たちの土地だと思っている領土を喪うという政策はできない。

 それをどうやって「『私の首相の時代に何とかこの問題を解決』」するつもりなのかね。日露どちらの指導者にも、それだけの力量はない。

 アレ宰相にある支持とやらも「経済が上向くだろう」という雰囲気に頼ったものだ。美人コンテストで優勝したわけではなく、優勝できるだろうと勘違いする雰囲気だけの話である。その雰囲気がなくなると直ぐに捨てられる程度の駒に過ぎない。

 プーチンもかつての力はない。マッシブなイメージはあるが、それだけである。「ロシアの男」みたいな宣伝の写真を見て、彼にカリスマがあるとするのも、半ば騙されている。かつて程に国内を統制するパワーはない。

 指導者同士に力量がないから、仲良くして見せている。両者が仲良くするのは、互いに政治的パワーがないものだから、互いの地位でそれを補おうと言うものだ。オリンピックでの会談はその好例である。安倍は政治的行動がアレ過ぎてオバマ以下欧米に相手にされない。プーチンも同じように欧米に相手にされない。だから、のけ者同士で仲良くしている風にして、孤独感を除去しようというものに過ぎない。

 実際に、プーチンやロシアに取り入って、あんまいいこともない。だが、それがあるように見せるのが、北方領土問題なのだろう。

 それよりも、電力買ったり、天然ガス買ったりするほうがいい。領土なんてどうやっても揉める話は気づかないふりをして、ロシアが持て余している電力や天然ガスを中国よりも少し高く買ってやればいい。

 だが、安価な電力や天然ガスを買うと、日本の電力会社が儲からないから、アレ宰相はそれはやらない。九〇年代、ロシアから電力を買う話には、電力会社が「水道のバルブを握られる」とかいって反発していた。要は、安価な電力だと総括原価で儲からないだけの話である。

 でも、支持母体の電力会社の意向や、安全保障とかそういった理屈がつくから、アレ宰相は飲めない。アレ宰相の行動原理は「産業界の言いなりになるのが保守」「安全保障という名目には思考停止するのが保守」だから、それはできない話である。



※ 「北方領土、在任中に解決=安倍首相決意-衆院予算委」『時事ドットコム』(時事通信,2014.2.13)http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014021300333

※※ それなら、根本からやるやると言っていた「第二の矢」とか「第三の矢」とかどうなったのかね。医薬品のネット販売だって、自分たちや、政商になりたい楽天の親玉でもどーにもならなかった。それを進捗させているのは、正攻法で裁判やっているケンコーコムである。
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Comment

非公開コメント

まったくですな
まず領土問題は解決はできないでしょうし、自民党は産業界のいいなりです
今は、保守派の頭の悪さのピークなんじゃないでしょうかね

No title

「日露接近は悪夢アル!」まで読んだ。

Re: No title

> 「日露接近は悪夢アル!」まで読んだ。

それがねえ、ロシアは対中強硬策は取れないのですよ
国境地帯まで人的膨張している中国と、人口流出が止まらない極東地域の現状から脅威は感じているものの
極東はあまりにも貧弱になったので何もできないのです

まあ、同じように対日強硬策もとれないのですけどね
すでにロシアは東アジアではプレイヤーではないのです

No title

>極東はあまりにも貧弱になったので何もできないのです

だから、

日本の力を借りて極東を開発しよう
その為に北方領土問題を解決しよう

って話になってんだろ?(ニヤニヤ

Re: No title

つまり、「効き過ぎワロスw」さんは 、本当に
・ 極東開発と引き換えで北方領土が還ってくる
・ 北方領土返還については、日露両国民を満足させられる解決策で合意できる
と思っているわけですね。

おめでたいですね

> >極東はあまりにも貧弱になったので何もできないのです
>
> だから、
>
> 日本の力を借りて極東を開発しよう
> その為に北方領土問題を解決しよう
>
> って話になってんだろ?(ニヤニヤ

No title

経済が破綻してたエリツィン時代に潰れた話なのに、いまから前進させられると思ってる時点で、随分とおめでたい話ですよね。

No title

日本には尖閣防衛問題、露には極東部への浸透問題があるからね。
図らずもスミキンさんが指摘してくれた通りですよ。

>国境地帯まで人的膨張している中国と、
>人口流出が止まらない極東地域の現状から脅威は感じている

共通の敵に立ち向かう為にお互い妥協しようね、
っていうのは自然な流れじゃないんですか?

Re: No title

で、ロシアが何を妥協してくれるのですか?
「領土問題について話し合ってもいい」くらいの話で、領土を返す話もできないですね
エリツィン時代でもダメだったのに

あとは、ロシアは中国に立ち向かってくれる見込みはまずないです
中国に脅威に感じることと、中国に強硬策をとれることは全く別ですから

> 共通の敵に立ち向かう為にお互い妥協しようね、
> っていうのは自然な流れじゃないんですか?

No title

>中国に脅威に感じることと、中国に強硬策をとれることは全く別

だ・か・ら、
今のままじゃ強硬策が執れないから、執れるようになる為に、

1.極東ロシアを開発・発展させよう
2.その為に日本から投資を呼び込もう
3.その為に北方領土問題を解決しよう

って話になってんでしょうよ。

Re: No title

つまり、「効き過ぎワロス 」さんは本気でロシアが
>3.その為に北方領土問題を解決しよう
と思っているわけですね。で、日露双方とも納得できる問題解決ができると夢想していらっしゃる

ロシア人は南クリルは日本から正当に戦争で勝ち取った神聖な領土だと思っているわけです
それを、日本からの投資ごときで日本に売り渡すほと、ロシア人は拝金民族なんですかね

だいたい、いまだにロシアは中国に領土は奪われていないのに、それを恐れて日本に領土を渡すなんて選択肢が、ロシア側にあるんですかね

> >中国に脅威に感じることと、中国に強硬策をとれることは全く別
>
> だ・か・ら、
> 今のままじゃ強硬策が執れないから、執れるようになる為に、
>
> 1.極東ロシアを開発・発展させよう
> 2.その為に日本から投資を呼び込もう
> 3.その為に北方領土問題を解決しよう
>
> って話になってんでしょうよ。

No title

>>ロシア人は南クリルは日本から正当に戦争で勝ち取った神聖な領土だと思っているわけです
>>それを、日本からの投資ごときで日本に売り渡すほと、ロシア人は拝金民族なんですかね

私も同感です!

で、こんな逸話が…

旧ソ連から北方領土の買い取り検討の過去明かす 小沢一郎氏
http://www.j-cast.com/2013/05/05174459.html

小沢が大喜びでモスクワに飛んだけど、ゴルビーにあっさり蹴られた時点でお察しください(-_-;)1991年当時の旧ソ連は、経済がガタガタで崩壊寸前だったはずなのに、金に転ばず。

例えば、台湾問題などでも、大陸側が正当な政府で内政問題と認めつつ、武力行使には反対する。
要は、あそこがどこの領有に属するかには触れず、テキトーな理屈でゴネる。
筋が通るようで通らないのですが、これは実利があるからで、それを示せれば良いわけです。で、結論としては、安全保障上重要な地位にあるので、何かあれば動くでしょう。

北方領土も同じかなと。
あそこを維持するに、ロシアとしては北海道とのつながりが必要で、そのため緊密な人的物的交流があるという状態にもっていければ、名目はともかく外交的には成果だと思いますよ。

それを、いきなり領土から入るからね。お土産だけもっていかれるわけですわ。