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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2014.03
16
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14:02
Category : 未分類
 JSFさんの発言なのだが。

迷彩https://twitter.com/obiekt_JP/status/444700874053410817


「バルチックスキームが迷彩だと説明なしに分かる人はそう多くない気がする。」と述べている。まあ、己は全く詳しくないのだが、識者によると昔の理解で、JSFさんの言い方を使えば「そんなことを言うのはどこのおじいちゃんですか」らしい。

 複数の識者(JSFさんにも近い人もいるので、名は秘す)によると、塗装の主眼は垂直方向にある。航空機からの識別を主目的としており、横方向のペイントはオマケのようなものだとのこと。

 そのあたりについて、ある識者は(誤爆防止の識別塗装が、迷彩だと言い切れるのは)「航空情報にも寄稿するだけあって[JSF]センセは博識だな」と述べている。またある識者は「[JSFさんの発言は]再び迷彩塗装の一種という理解に逆戻り」と、現在の知見との差異を嘆いてた。

 そもそも、バルチック・スキーム自体が怪しい語句ではないのか。まず、英語であることが怪訝である。それはいいのだが、"Baltic Scheme”や、"Ostsee""Falbe"でググってもほとんど出てこない。出てくるのは模型の塗装だけである。

 バルチック・スキームも、公的な計画ではなく、現象に対して戦後につけた名称ではないのか? とする疑問も湧く。同時期のドイツ海軍や部隊、個艦単位で実施した塗装について、漠然とした共通点があった。模型関係の考証家さんが、その現象について、戦後に後づけした名前ではないのか。※

 同時期の塗装については、同様の傾向が生まれる。主戦場の自然環境や、戦術上の要求、あるいはペンキの供給問題や、ペンキの性能(保護性から色が制限されることもある)といった要素も絡む。

 それらが総合した現象について、正横からの塗装パターンだけを見て「迷彩パターンです」と断じて、「バルチックスキームが迷彩だと説明なしに分かる人はそう多くない気がする。」(JSFさん)と啓蒙然と自慢するのは、むしろJSFさんが忌み嫌うデマに近いように見える。

 ちなみに、絵を書いた漫画家さんは
島田 フミカネ‏@humikane
ビスマルクは改造することでバルチックスキームになります(細かいとこだと第一砲塔の測距儀を撤去) 入手された方は育ててやってください~
21:18 - 2014年3月14日
https://twitter.com/humikane/status/444688957859581952
と述べている。用語について「当時のバルチック海での状態」とする理解であり、漫画家さんの理解の方が正しいように見える。

 まあJSFさんは「正しい知識の啓蒙普及を目指して」「デマを糾す」ことをしてきた人だ。だから「その正しくない点は指摘してもいいよね」と思っている人は己だけじゃないってことだ。というか、人気者のJSFさんのアサッテ発言はいつも酒の肴になっている。

 もちろん、みんなは紳士でらっしゃるから「いまどきバルチック・スキームが迷彩なんて」とか「今では古い知識ですね、このひとはおじいちゃんですか」なんてJSFさんみたいな不躾な言い方はしないけど。



※ 戦闘機や戦車には例がある。Me109や4号戦車の生産型には、考証家が後から勝手に区別する名称をつけている。T-34やM4も、区別のために「どこどこ工場型」のように、後づけ区分をしている。
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Comment

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確か陸自車両の現用迷彩も予算不足で当初予定されてた迷彩より1色削られたと聞きますし、
シャアザクがあの色になったのも彩色現場にピンクの絵具が余っていたからだとも聞きますな。