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- » 2023 . 03
Category : ミリタリー
日本と米国、あとは周辺国の代表として極東ロシアと中国の外洋作戦戦力を比較してみた。質的要素も加味すれば、日米同盟はロシア・中国のの10~20倍の外洋戦力を持っているということだ。
繰り返すけれども、日本とロシア・中国は友好関係。辺境の離島の領土問題でもめてはいるものの、基本的には外交を通じ友好関係を保っている。まず日本に攻めて来る理由もない。
その上で頭の体操として考えてみるのだけれども、これだけの戦力差があれば攻めようとも思わないだろう。意志もなければ能力もない。
参考資料は"Military Balance 2010"(便利な本です)と、"Jane's Fighting Ships 2010-2011"を基本に少々。
● 駆逐艦以上の艦艇数(米国は空母11を含む)
日 本 48(※1)
米 国 91(※2)
ロシア 8(※3)
中 国 13(※4)
日米:ロ:中の比率は、数量だけで35:2:3。その質を考慮すれば、100:1:5といったところだろうか。対日米同盟でロシアは1%、中国は5%といったところ。
(※1)練習艦×3を含む
(※2)空母11を含む
(※3)太平洋艦隊のみ(ロシア海軍は世界規模のスイングはできないだろう)
(※4)旧式化した旅大級(14隻)を除く
● 固定翼哨戒機の数。日米のP-1、P-8は数量に含めず。
日 本 80
米 国 147
ロシア 29(※5)
中 国 4
日米:ロ:中の比率は、数量だけで50:8:1。なお日米は新型哨戒機への更新を始めるところ。能力を考慮すれば…(以下略)
(※5)ロシア中からIl-38(メイ)とTu-95(ベア)をかき集めれば、58機
● 哨戒ヘリの数。哨戒ヘリは水上艦の能力を大きく向上させることができる。
日 本 91
米 国 220
ロシア 31(※5)
中 国 38
日米:ロ:中の比率は、10:1:1。性能差を考慮するとさらに比率は離れる。
(※5) ロシアは乗せるべき水上艦が少ない。
● 早期警戒機(AWACS/AEW)航空戦力の効率的な運用が可能になる。(戦闘機等の数が増えたのと同じ効果をもたらす)
日 本 14
米 国 99
ロシア 20(※6)
中 国 8
性能は無視しても12:2:1。ロシアや中国のAWACSが洋上に出てくるかは不明。さらに中国のAWACSが実用上の能力を持っているかどうかも不明。
(※6)ロシア全土に配備された数
● 空中給油機。外洋作戦、渡洋侵攻ではあったほうが良い。
日 本 4
米 国 241
ロシア 20
中 国 10
24:2:1。ロシアはもう少し持っているかもしれないが、洋上に出てくるかは不明。
全般を通じて。中国については、穏やかながらも対峙している台湾の問題がある。台湾は駆逐艦4、固定翼哨戒機32、哨戒ヘリ20、早期警戒機6を保有している。中国にとってこれは無視できないだろう。
いずれにせよ、周辺国は日本に渡洋侵攻はできない。これだけ外洋戦力の差を前に、日本に着上陸を実施できる国はない。本土防衛を考慮した場合、日本の陸上戦力、さらにその一要素に過ぎない戦車については、あればよいのである。質は問われないということだ。
繰り返すけれども、日本とロシア・中国は友好関係。辺境の離島の領土問題でもめてはいるものの、基本的には外交を通じ友好関係を保っている。まず日本に攻めて来る理由もない。
その上で頭の体操として考えてみるのだけれども、これだけの戦力差があれば攻めようとも思わないだろう。意志もなければ能力もない。
参考資料は"Military Balance 2010"(便利な本です)と、"Jane's Fighting Ships 2010-2011"を基本に少々。
● 駆逐艦以上の艦艇数(米国は空母11を含む)
日 本 48(※1)
米 国 91(※2)
ロシア 8(※3)
中 国 13(※4)
日米:ロ:中の比率は、数量だけで35:2:3。その質を考慮すれば、100:1:5といったところだろうか。対日米同盟でロシアは1%、中国は5%といったところ。
(※1)練習艦×3を含む
(※2)空母11を含む
(※3)太平洋艦隊のみ(ロシア海軍は世界規模のスイングはできないだろう)
(※4)旧式化した旅大級(14隻)を除く
● 固定翼哨戒機の数。日米のP-1、P-8は数量に含めず。
日 本 80
米 国 147
ロシア 29(※5)
中 国 4
日米:ロ:中の比率は、数量だけで50:8:1。なお日米は新型哨戒機への更新を始めるところ。能力を考慮すれば…(以下略)
(※5)ロシア中からIl-38(メイ)とTu-95(ベア)をかき集めれば、58機
● 哨戒ヘリの数。哨戒ヘリは水上艦の能力を大きく向上させることができる。
日 本 91
米 国 220
ロシア 31(※5)
中 国 38
日米:ロ:中の比率は、10:1:1。性能差を考慮するとさらに比率は離れる。
(※5) ロシアは乗せるべき水上艦が少ない。
● 早期警戒機(AWACS/AEW)航空戦力の効率的な運用が可能になる。(戦闘機等の数が増えたのと同じ効果をもたらす)
日 本 14
米 国 99
ロシア 20(※6)
中 国 8
性能は無視しても12:2:1。ロシアや中国のAWACSが洋上に出てくるかは不明。さらに中国のAWACSが実用上の能力を持っているかどうかも不明。
(※6)ロシア全土に配備された数
● 空中給油機。外洋作戦、渡洋侵攻ではあったほうが良い。
日 本 4
米 国 241
ロシア 20
中 国 10
24:2:1。ロシアはもう少し持っているかもしれないが、洋上に出てくるかは不明。
全般を通じて。中国については、穏やかながらも対峙している台湾の問題がある。台湾は駆逐艦4、固定翼哨戒機32、哨戒ヘリ20、早期警戒機6を保有している。中国にとってこれは無視できないだろう。
いずれにせよ、周辺国は日本に渡洋侵攻はできない。これだけ外洋戦力の差を前に、日本に着上陸を実施できる国はない。本土防衛を考慮した場合、日本の陸上戦力、さらにその一要素に過ぎない戦車については、あればよいのである。質は問われないということだ。
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Comment
No title
12:53
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米軍はすべての艦隊を対中には投入できんし、そもそも受身に回らざるを得ない日本は戦力分散をして多くを守るか、集中してゼロサムの賭けに出るかの選択になるだろ。
数で勝っていれば勝てるなんて、戦術レベルの話で、攻撃側のアドバンテージをまったくもって理解してない幼稚な発想だ。
そもそも、データを自分の都合よく加工するなんて、卑怯にもほどがある。
No title
20:23
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国際情勢はいつどう急変するかわからない、というのも無視ですか?
中国が絶賛軍拡中で、ロシアも艦隊を再建しつつあるのも無視ですか?
というか、いつまでコメントを無視するんですか?
Re: No title
02:25
文谷数重
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> で、当の海上自衛隊が着上陸の100パーセント阻止は不可能と言ってるのは無視ですか?
> 国際情勢はいつどう急変するかわからない、というのも無視ですか?
> 中国が絶賛軍拡中で、ロシアも艦隊を再建しつつあるのも無視ですか?
> というか、いつまでコメントを無視するんですか?
Re: No title
02:39
文谷数重
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米軍が空母×3でも回せば、周辺国はなにもできないでしょう。別に全力をスイングする必要もない。2割でも廻してもらえば、まあ周辺国はガクブルでしょう。
攻撃側のアドバンテージ?ですか。日米の強力な海洋哨戒力の前に、小細工も効きませんよ。向こうからコッチは見えない。コッチから向こうはほぼ丸見えです。
幼稚な発想とおっしゃるが、ここらへんをもう少し調べてみたらいかがでしょうか?
あと、データの評価については、まずまずこんなものでしょう。旅大級は前世代的の存在だし、日本の「ゆき」「きり」の練習艦は、実質DDとして使えますよ。卑怯なんてねえ…いずれにせよ少し冷静になられては如何かと。
> だからどうした?
> 米軍はすべての艦隊を対中には投入できんし、そもそも受身に回らざるを得ない日本は戦力分散をして多くを守るか、集中してゼロサムの賭けに出るかの選択になるだろ。
> 数で勝っていれば勝てるなんて、戦術レベルの話で、攻撃側のアドバンテージをまったくもって理解してない幼稚な発想だ。
>
>
> そもそも、データを自分の都合よく加工するなんて、卑怯にもほどがある。