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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2010.09
22
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Category : ミリタリー
 よく、「酸素魚雷は圧倒的な高速・超射程を達成し」みたいな文章を見る。
 しかし、実戦で「高速長射程」が威力を達成したか?。それがコストに見合ったものか? というと疑問だろう。
 大戦果をあげた水上戦闘を見ても、酸素魚雷だから勝てたということはない。仮に、通常の空気魚雷でも電池式魚雷であったとしても、対勢が有利なら、それなりに同等の戦果はあげただろう。酸素魚雷はペイしたものとは思えない。

 これは、今日の超音速SSMも同じではないかとね。
 従来の対艦ミサイル防御を突破できる。超音速SSMについては、この一点で評価されがちである。
 しかし、そのコストは全く語られない。値段もそうだし、個艦の搭載数減少もしくは重心上昇、爆発物や可燃物の量も増加もある。被弾時の被害拡大もある。
 その利益にしても、余程の相手を沈める欲求があったとしても、実際のところ、従来型多数攻撃と超音速少数攻撃にそれほどの差があるのかどうかだ。少なくとも、近距離で小型艦艇を相手にするには、推進機構も弾頭威力も過剰性能だ。
 これらを考慮したとき、果たしてペイするものなのか。

 実際のところ、酸素魚雷も超音速SSMも、推進機構が劇的に進歩しただけの話ではないのか。それに合わせて、速力も射程も弾頭重量も増えたけれども、誘導機構が進歩したわけではない。結局は在来型まで近づかないと当たらないのではないか。

 超音速SSMについても、そもそも大遠距離の目標を捜索する手段がなければ、その長射程も宝の持ち腐れではないのか。結局、実用上で発射できる距離は在来型と同様であるとか、そういうオチがつくのではなかろうか。
 酸素魚雷同様に、大遠距離からの一方的な攻撃を狙って整備してみても、高くつく割には割が合わなくなる可能性もある。技術に眼がくらんでしまったかもしれないが、実際には高くつく買い物になってしまうのかもしれない。
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相手

ロシアに言え

No title

酸素魚雷は航跡(排気泡)を減らし、航空機から視認し難くする為に開発された。目的は潜水艦の位置を把握させない、または敵艦の回避行動を遅らせる為。


Re: No title

 酸素魚雷でなければ挙げられなかった成果、というほどのものもないでしょう。
 日本の酸素魚雷は、気蓄タンクを鋼材削出で作るほどの高級品です(米製の魚雷は溶接)が、それに見合う成果もなかったでしょう。通常の空気式魚雷でも困ることもなかったわけです。

> 酸素魚雷は航跡(排気泡)を減らし、航空機から視認し難くする為に開発された。目的は潜水艦の位置を把握させない、または敵艦の回避行動を遅らせる為。

Re: 相手

> ロシアに言え

ロシア以外も作ってますよ。
台湾なんかでは、重心上昇に困ってますね。

No title

新型は射程10㎞を超える。
核弾頭搭載なら艦隊ごと一掃も可能。