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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2018.03
23
CM:15
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06:53
Category : 未分類
 岩波新書『地元経済を創りなおす』に眼を通したのだが。内容的には藻谷浩介さんの『里山資本主義』に全く触れていないのが不自然。

 本来ならそれを明言すべきはずだ。先行研究といった扱いで載せる、あるいは『里山資本主義』で足りない、誤っている箇所を補う形にすべきである。

 だが、それはない。「漏れバケツ」といった用語を出しているが概念的には『里山資本主義』で提示した内容を超えるものではない。さらに燃料の部分の取り上げ方は全く一緒。木質ペレット等にすれば地元で金が循環するといった中身は全く新味はない。

 著者の枝廣淳子さんは『里山資本主義』の存在はご存知である。なんせその里山資本主義を持ち出して講師をしている。これは「今どうして”里山資本主義”?「パタゴニア東京・丸の内ストア」で“経済成長を前提としない幸せのあり方”を考えてみました [イベントレポート]」で写真もある。

 それならば少なくとも一言は書くべきである。

 ちなみに、その内容理解もどうもズレているように見える。単に伝統生活への回帰としか捉えていない様子だからだ。

例えば枝廣さん自身は『里山資本主義』を読んで、江戸時代のことを改めて考えるきっかけになったそうです。

江戸時代は鎖国をしていて、何も輸入していなかったので、あらゆる暮らしに植物を活用した”植物国家”だったと言われています。森を伐採して家を立て、あまった木は薪にして使う。脱穀した稲を草履にして、使いきったら燃やして畑の肥料にする。
言い換えれば、前の年の太陽エネルギーで、次の年の経済が賄われていたということです。少し前まで、ごく普通にそういうことをやっていて、それが残っているのが里山なのだと思います。

https://greenz.jp/2014/04/30/patagonia_event_ws_keizai/


 だが『里山資本主義』は江戸時代を訪古する中身ではない。今でも一極集中の大量生産・消費経済に辺境は飲み込まれないで対抗できる手法もあるといった中身だ。その実態はガチ資本主義である。この点でも違和感を感じるものであった。
2018.03
21
CM:44
TB:0
12:50
Category : 未分類
 須賀原洋行さんのアレ政権擁護は不思議なものだ。

須賀原洋行‏ @tebasakitoriri
問題は野党の政局ショーで安倍総理が退陣すると「アベグジット」が起こる事。世界中の投資家・投資機関が日本株への投資を引き上げ株価大暴落、円高になってトヨタなどの輸出系大企業が大損害、再び民主党政権期のような最悪のデフレ状態に。雇用激減、倒産、リストラの嵐、新卒は未曾有の就職氷河期に
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/976152755126525952


 そもそも今が好景気だと言い出すあたりの認識が怪訝である。

 そして、アレがやめると景気は悪くなると信じているのは、まずは神信心の類だ。



■ 不自然な株高を維持できると思っているのか

 株価が下がって何か問題があるのか?

 須賀原洋行さんは「世界中の投資家・投資機関が日本株への投資を引き上げ株価大暴落」と述べている。

 だが、それは今の不自然な株高を維持しているカラクリが崩れるだけの話だ。市場から株を吸収して高値にしているだけだ。

 それがなくなっても本来の株価に戻るだけ。配当あたりの利益からすればそちらのほうが健全である。

 逆に、日銀の購入や公的年金をブッこむ株価操作を延々と続けられると考えている方がおめでたい。


■ 円高でも輸出額は変わらない


 「円高になってトヨタなどの輸出系大企業が大損害」(須賀原)も中途半端な理解にすぎる。

 それも実態とあっていない。一種の床屋経済談義の感覚である。

 それはここ20年の統計をみればよい。円相場と円ベース輸出額はリンクしていない。

 端的にいえば、ドルが80円を切った2012-13年の輸出額は64兆と69兆円、アレが最小になって円を切下げた14年以降16年までの輸出額は73兆、75兆、70兆でしかない。円を対ドル120円と価値を半分近く切下げてもこの程度である。

 ドルベースでみるとむしろ下がっている。同じ年度で並べるとドル80円を切った民主党時代の12・13年は8000億、7100億ドルあった。それが円を120円まで切下げたアレ政権では6900億、6200億、6400、とむしろ低下している。競争力は全然増えていない。



■ 雇用は構造問題

 最後の雇用問題はどうしようもない。

 「雇用激減、倒産、リストラの嵐、新卒は未曾有の就職氷河期に」(須賀原)と述べている。

 だが、人口縮小により労働力不足に転じている状態で雇用が減ると考えているのだろうか?

 そもそも、今の求人状況の好転もそれだ。ボリュームゾーンの団塊世代が労働市場から抜け、人口減少で新卒者も激減した結果の話だ。

 アレがいようがいまいが雇用そのものは改善する。

 逆にアレの政策は求人を阻害するものだ。労働者に1日12時間も働かせられるようにすれば、求人はむしろ減るからだ。


■ 計画経済が通用すると考えている須賀原洋行さん

 もっとも不思議な点は、須賀原さんは自分が計画経済を支持し、求めていることにきづかないことだ。

 しかも70年代韓国のような輸出ドライブで経済成長しようといったモデル。

 なぜならアレノミクスとやらは昔の韓国がやったことと全く同じだから。政府が資本の集積をサポートして、為替を操作して、労働者の賃金を抑制する。さらに一部の企業に利益を与えて、議会を軽んじ言論を抑圧する態度は権威主義時代の韓国そのものの。

 だが、それは今では通用しない。

 そもそもが首相次第で経済を直接コントロールできるといった須賀原さんの発想が不思議だ。

 短期的にできることは対処療法でしかない。財政出動や株式、為替市場への介入はその程度である。これらは鎮痛剤程度の効果しかない。

 そして、アレがやっていることはその対処療法に終始している。

 でも、須賀原さんはその張本人のアレを支持し、しかもどうしようもない経済での施策までヨイショしている。まずはいまさら計画経済なのだろう。
2018.03
16
CM:10
TB:0
21:05
Category : 未分類
 「ひらど」就役式にいってきました。艦長は97幹候の同期、反対舷の4分隊だけど同じ二課程・第4教務班だった相馬2佐。

掃海艦ひらどP 
状態は自衛艦旗授与後、これはRAWで現像したのでキレイ。

自衛艦旗授与式
自衛艦旗授与

先任先頭縮小
先任幹部を先頭に乗員が乗り込む。右はスウェーデン海軍武官、「あわじ」型でのFRP形成では国産技術としてのVaRTMが全く言及されていない。おそらくはとりやめてスウェーデン系を採用したことが推測される。

曲がる

乗員乗艦

艦長乗艦
「ひらが」艦長相馬2佐。徽章はEODと水上艦

大臣乗艦_縮小

自衛艦旗掲揚
自衛艦旗掲揚

大臣訓示
大臣訓示、まあ狙った構図

出港
出港
2018.03
14
CM:2
TB:0
12:31
Category : 未分類
 湘南堂書店なんだが、店頭のレッドスター・ブランドの半端在庫を買おうかと考えていた。安徽省宣城の紅星牌の本画仙紙なんだがねえ、90枚の半端があったので買おう買おうとは思っていた。

 よく考えれば売り物が雑多なのが不思議だったんだよね。なんで古本屋が中途半端な紙を売るのか。ちなみに紅星牌が高品質を轟かせた文革前マテリアルでもない。だったらその値段ではない。

 で、見世先の現状はご覧の通り。ご禁制マテリアルを得意だけではなく誰彼にも売ればそうなる、逆にいえばそこまで困っていたのだろうけれども。
湘南堂外観

はりがみ


 先週は「いもや」の行列にもたまげた。先月の南海もそう。あんなところは並んで食うものでもない。不断は食わない若い娘どもまでが並んでいるのは怪訝であった。まずは報道されたから食いに行ったものだ。自分で食い物やを探すわけはない。他人が食いに行くというからそれに倣うだけの話である。だいたい、いもや南海は不味くはないが別段うまいものでもない。

 ポプテピピックもそんなものだ。他人が見るから自分も見るだけ。他人が面白いというから自分も面白いと言い出すだけ。他人が楽しみだと言うから自分も楽しみだと言うだけ。付和雷同にある。

 本質的にはテレビマンガとして面白いわけではない。抽象性がアニメには向かない。だから作る側は頭を絞って努力して無理矢理をしている。誰が見ても面白いものではない。後に残るものでもないし、画期でもない。

 それを面白いと称揚し、画期であるかのようにいいだすのは不思議なものだ。

 まあ、つまんない話を付和雷同でどうにか持ち上げているのはガルパンも同じだけどね。あっちは工夫がないからさらにひどい。女の子とメカと鉄砲の組み合わせでメカと鉄砲の描写を精緻にすればいいだろうというのはどうしようもない。模型マニアが見えもしないディティールを作り込んでドヤ顔をするようなものだ。全体がどーしようもなければクズでしかない。
2018.03
07
CM:6
TB:0
07:05
Category : 未分類
 CH-47が後部ドアを落とし沖縄県ドクターヘリが放電索を落とした件だけれども。

 特に後者はアレな子が騒いでいた。「米駐留軍ヘリに抗議をする左派は沖縄県ドクターヘリの危険性に抗議しないのは不思議」と揶揄をしたつもりになっている。

 だが「なぜドクターヘリへの抗議がないのか」「自衛隊ヘリへの批判は少ないか」を理解できない方が不思議だ。


■ 住民は受益を実感できている
 災害派遣の航空機とドクターヘリは受益を実感できる。その飛行は自分たちの利益になる。その利益は危険性よりも大きい。そう考えている。だから危険性を受容している。

 対して米軍、特に海兵隊機にはそれがない。植民地扱いして好き勝手に飛び回っている。そう思われている。だから事件が起きると危険だといわれる。

 これは那覇空港の埋め立ても同じだ。

 那覇空港拡張のためのサンゴ礁を埋立に文句はない。県全体の役に立つからだ。その公共性から埋め立ては肯定される。本当の意味での埋め立て免許である。

 辺野古では文句がでるのは当然だ。そこには住民にとって何の利益もないからだ。しかもその手続も県民感情を踏みにじったものだ。コンセンサスのない免許は免許とはならない。だからサンゴ礁を潰しジュゴンの住処を奪うと批判されるのだ。


■ 国軍であり自分たちの自治体の飛行機である
 もう一つは運用者が自分たちの国軍であり自治体であるということだ。自衛隊ヘリは国軍の航空機であり防災ヘリは所属自治体の機体である。

 自分たちの持ち物であり自分たちが運転している。その意識があるから多少の事故ではあまり文句は言わない。

 対して米軍機はそうではない。他国の軍隊に思い入れはない。それがあるのは横田で写真を撮る軍クラのボンクラ位だ。

 だから米軍機が事故を起こすとよそ者の迷惑行為として糾弾される。しかも万止むを得ずの事故ではない。どうみても適当な整備の結果である。航空事故以外にも事件を起こす。それを含めて指揮官や広報はヘラヘラとフザけた発言ばかりをする。


■ 自衛隊機や自治体による人道用飛行と他国軍の迷惑飛行を区分できない
 災派にあたる自衛隊機や県防災ヘリが抗議されない理由はそのようなものだ。

 むしろ問題は、それを理解出来ないで揶揄したつもりとなる連中の頭の悪さだ。

 なんというのかね。米軍はエライからそれをヨイショしよう。米軍に仇なす左派を批判することで自分のステージをあげようとしているようにしか見えない。

 まずは戦前に天皇陛下を持ち出して他人を説教するのと同じ構造だ。違う点は天皇陛下が米軍様に変わったくらいだ。そこで忠義を尽くすような言動をすれば自分のステージが上がると信じている点は何も変わらない。
2018.02
28
CM:15
TB:0
18:55
Category : 未分類
 航空宇宙クラスター(自称)の連中は日本の航空宇宙産業をヨイショする。そして将来性があると言い張る。だが、その見積もりは経済性や市場の変化を反映したものではない。していたところで甘々である。

 そういった御仁による反論も甘い。日本のロケットなんか将来性ないよといった拙記事に対して「「世界」を宇宙に拡げることを仕事にしたいと考える自営業者。主な仕事はSorae.jpライター&編集者を中心に科学ライター。」の大貫剛さんが反論しているのだが、まあ甘いものだ。


■ 赤ペン入れても経済性がないことは否定できない
 もっとも興味深い点が、細部の否定しかないことだ。まず大貫さんは次のように述べている。
大貫剛‏ @ohnuki_tsuyoshi
継続すべきか日本のロケット打ち上げ http://japan-indepth.jp/?p=38663 また文谷氏か。片っ端から赤ペンで直しを入れたくなるな。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/968737831081390081


 だが、以下に続く「赤ペン」(大貫)とやらを拝見しても、日本のロケット打ち上げに未来がないことを否定するような中身ではない。どうでもいい細部の話に満ちているからだ。


■ ファルコン9に負けりゃ終わり
 大貫さんはその最初の指摘からして「日本のロケット開発に先がない」ことを否定できていない。
大貫剛‏ @ohnuki_tsuyoshi
まず日本のロケットと諸外国の比較がおかしい。ペイロード単価が米露より日本の方が高いと言っているが、よく見ると米露でもH-IIAより安いのはFalcon9とプロトンだけ。逆に言えば、この表の他のロケットは全部H-IIAと問う程度かより高い。少なくともこの表では。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/968740437333872640


 ファルコン9とプロトンに負けていれば市場で勝ち目はない。

 そもそも指摘からしてオカシイ。拙記事では「価格で米露に負ける、その他の国とはペイロードで負ける」といっている。

 対して、H-2はアリアン5と同価格だといい出している。「この表の他のロケットは全部H-IIAと問う[「同じ」カ]程度かより高い。」(大貫)がそれだ。だが「能力は低い」(筆者)に対して「価格は同じだろ」とは、言葉のキャッチボールができていない感覚しか持ち得ないものだ。


■ アメリカがダンピングしているから日本もダンピングしていい
 次の指摘も不思議だ。
 大貫剛‏ @ohnuki_tsuyoshi
次いで、日本のロケットについて「「日本の官需衛星を高めにし、海外受注を国際価格かそれ以下で受注しているのではないか」といった想像は払拭できない。」と書いてるけど、それアメリカもだから。Falcon9が安いのは民需価格で、官需はもっと高いから。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/968740437333872640


 大貫さんは日米ともにダンピングしているという。

 では、同じようにダンピングしているアメリカが商業打上げシェアを接見し、同じようにダンピングしている日本がシェアを取れないのはなぜなのだろうか?

 簡単な話だ。ダンピング価格にしても日本ロケットは見向きもしない価格だということだ。

 さらに言えば、大貫さんの主張はスペースXがULAのシェアを食っていることの説明にもなっていない。それは今までの官需衛星価格を破壊した結果である。このあたり、仮に各社とも官需割増をしたとしても「日本のロケット屋はスペースX以上にボッている」ことをうかがわせるものでしかない。


■ 日本の再利用実験の内実をしりつつ過大評価
 さらに、日本は再利用で先行しているといった過大評価もある。

大貫剛‏ @ohnuki_tsuyoshi
続いて「ヨーロッパは再使用しようとしていてえらい!日本は再使用やる気ないし、H3で半額になるなら今までが無駄遣い」といったことを書いてるけど、ヨーロッパは再使用実験したことなくて、JAXAはずっとやってるのだが何言ってんだ。そして「安くしたら今までが無駄遣い」はただのイチャモン。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/968743367202033665


 確かに日本は再利用の実験をやった。だがそれは後追いである。実用品である商業ロケットに発展するものではない。

 対してフランスはその実用に大金をブッ込もうとしている。商業化に結びつかないお遊び程度の再利用実験を「JAXAはずっとやってるのだが何言ってんだ。」(大貫)といきがってどうするのだろうかね。


■ じゃあ「こうのとり」に費用対効果があるか言ってみなよ
 そして費用対効果についてのユニークな主張だ。
大貫剛‏ @ohnuki_tsuyoshi
最後に「日本宇宙開発には費用対効果の検討がないからだ。あってもお手盛りである。」と書いてあるけど、この記事こそ「事実関係の客観的な根拠がない。あっても手前味噌である」としか言いようがない。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/968743771973279744


 興味深い点は「日本の宇宙開発は費用対効果が優れる」と断言できていないことだ。

 大貫さんは費用対効果を持ち出されるとどうしようもないことを知っている。だから「費用対効果が優れる」とは決して口にできないのである。

 「『事実関係の客観的な根拠がない。』」とはそういうことだ。

 更問すれば簡単なんだけどね。「ISSに宇宙飛行士を一人居候させるのに年間350億円は妥当な費用であるか?」と「ISS参加の理由としていた宇宙創薬は成功したのか?」あるいは「宇宙創薬は成功する見込みはあるのか? 成果は年間350億と釣り合うものか?」と聞いてみるだけだ。イエス・ノーをいわずに口を濁すだろうね。

 総括すると、囲い込んだ信者向けの商売って楽だよねとしかね。航空宇宙ファンに「航空宇宙セクターには将来がある」と力説するのって、日本人に向けて「日本スゲー、日本始まった」ってTV作るのと変わらないもんだ。実際に科学ライターさんの新聞・雑誌記事読んても、デリカットじゃない方が日本を褒めている記事と中身は同じだよねくらいの感想しかないものだよ。
2018.02
28
CM:1
TB:0
13:47
Category : 未分類
 千鳥ヶ淵のボート乗り場付近にカエルが這い出てきた。どう数えるか知らないが二箇所で二匹あるいは二頭。

 午前中に永田町でホニャララに参加というか取材というか饗応というか好き勝手しゃべった。ちなみに月一、月二くらいで左右両方のホニャララともでている。その後に国会図書館に夕刻七時前まで籠もった。

 そんなに寒くもないので神保町・上野まで歩いた。

 そこで遭遇。昼間に暖かかったから日当たりの良い南斜面で冬眠中が起きだしたのかね。
蛙遠景

蛙接近

かえる

蛙背中側

 もちろん動作は緩慢。しかも夜で気温も落ちている。お饅頭が落ちている程度で寄るとどうにか動く程度。

 まだ餌もいないのだろうにねえ。

 サイズはそこそこに大きい。二匹とも頭からお尻までの大きさがだいたい己の握りこぶしくらい、まずはiPhoneと同じくありの大きさ。

 よく考えりゃ天敵がいない。田舎ほど蛇も見ない。皇居にアオダイショウがいるというのだが、首都高部分の横断とかあるせいだろうが千鳥ヶ淵では見たこともない。ヒバカリクラスの蛇があいてならある程度大きくなれば生き残れるし、むしろ捕食側になれるだろう。
2018.02
27
CM:20
TB:0
22:08
Category : 未分類
 つねづね「ロケットが失敗しますように」と念じていたのだけどね。残念ながらH-2Aロケットが打ち上げに成功した。おちればよかったのに。

 まあこんなこともあろうかと打ち上げに成功した場合の記事を『JAPAN In-Depth』に預かってもらっていた。帰りの汽車の中で反映を確認。

 「継続すべきか日本のロケット打ち上げ」がそれだ。


■ ヤフーコメントでなかなかのご意見
 記事はYAHOOに転載される。「YAHOOで内容に則さない反射的反発があるのだろうな」と読んでいたところ、興味深いご意見を拝見した。

よくわからないヤフコメ
lin***** | 10分前
表面しか調査していないような書き方。
海外のロケットと違って、日本のロケットは、搭載する人工衛星に対しての要求仕様の水準が高過ぎる(ロケットに支障が絶対にないように試験とかが厳しい)。
そんなことだから、海外のロケットを使った方が楽だし断然安上がりだから、みんな海外ロケットを使いたがる。
https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20180227-00010001-jindepth-soci&s=create_time&o=desc&p=1


 日本のロケットはスゴイ高品質なんだといいだいのだろうけれども。

 論拠で補強されるのは逆ではあるまいか?

 ロケット屋の「搭載する人工衛星に対しての要求仕様の水準が高過ぎる」ので「海外のロケットを使った方が楽だし断然安上がりだから、みんな海外ロケットを使いたがる。」とは、日本ロケット敗北の補強にしかなっていない。

 まー、もちろん「日本ロケットが駄目駄目で未来がないことは同意するけど、その理由はコストと将来性だけではない」ならわかるんだけどね。


■ 液体酸素と水素で軍事転用とかね
 あと「日本のロケットで抑止力」とかいうネトウヨは、H-2/3シリーズが液体酸素と液体水素のエンジンを使っているのを知らないんだろうなあと。というよりも自分たちから軍事転用できないような不便なロケットにした経緯もご存じないなと思いましたです。

 ちなみに、情報収集衛星アゲのコメントもあったけど、あれも「将来的にはマイクロサットになるんじゃね」という意見もあるんだよねえ。通信衛星も偵察衛星も仕方がないので国家がやってるけど請け負ってくれる所があればそこに頼めばいいのではといったもの。
2018.02
24
CM:14
TB:0
03:06
Category : 未分類
 サイエンス・ライターは不思議なものだ。無害で取るに足らないことにも「科学的に正しくない」と怒れるあたりは、控えめにいってどうかしている。

 「自然が一番」に松永和紀さんが文句ををつけている。よくある天然自然志向に反論するものだ。具体的には「『絶対に電子レンジを使わない』食の専門家が実践する調理法」『週刊朝日』に対する「食のフェイクニュースに惑わされるな〜週刊朝日の記事をじっくり検証してみた 」がそれだ。

 結論は「科学的に間違っている」といった退屈な内容だ。
間違いを指摘するのは簡単です。はっきりいって、科学的には間違いだらけ。正しいところを見つけるのが難しいほどです。しかも、おなじみのレトリックが並びます。この十数年、何度も「これは間違い」と書き続けてきたものばかり。またか! というのが正直な気持ちです。
https://www.buzzfeed.com/jp/wakimatsunaga/shuukanasahi-foodnews?utm_term=.hfMZVwJK8A#.op2VQ6XOzj


 それを書く価値はあるか?

 ない。元記事の南清貴さんの言ってることも目新しくなく否定すべきほどの害もない。自然に帰ろう、自然が一番といった素朴な発想があり、個人の自由でそれを実践しているだけの話だ。ヨギーがヨガをやったり菜食したりするようなものだ。そこには悪気もないし何の実害もない。

 それを「科学的に正しくない」と怒ってどうなるというのだろうか?

 余計なお世話でしかない。むしろ社会とのズレしか感じない。農業の進歩や食品産業の成果との付き合い方は自由である。全てを拒絶しよう(としようと)、いいとこ取りしようと、全て享受しようとそれは勝手である。

 それを「科学的に差がないから食品工業製品を食え」とは「クアアイナなんか食品科学的にはマクドナルドと同じ」といったチグハグ感しか感じないものだ。放し飼い地鶏と鶏卵には市場ではプレミアムが付くが、それはオカシイと文句をつけても意味はない。


■ 「科学を知らない愚昧を啓蒙」が一番気持ち悪い

 なにより気にかかるのは、件の「科学的に否定されていないから安全」なんだけどね。

 その反論は「工業化された食品は安全だから疑うな」がある。添加物も気にする必要はないと断言している。

 だが、それはじつは安全ではない。正確に言えば安全側に振ってない。

 本当に安全を前に出すなら、基本は保守主義になる。昔からあったものだから大丈夫だろうとなる。

 その点で、いつもの理系カルトの啓蒙でしかない。科学の成果だから受容しろというアレだ。科学をしらない愚昧なお前たちに科学を布教してやるといった傲慢である。

 それは科学ライターの類友、SF作家が推していることでも明瞭になっている。

山本弘 『BIS ビブリオバトル部』‏ @hirorin0015
食のフェイクニュースに惑わされるな〜週刊朝日の記事をじっくり検証してみた https://www.buzzfeed.com/jp/wakimatsunaga/shuukanasahi-foodnews?utm_term=.pcPJbzVr9q … @waki1711さんから
 松永さんが乗り出してきた。ほんと、こういうひどいインチキ記事は叩き潰してほしい。
https://twitter.com/hirorin0015/status/966597051541630976


 「ひどいインチキ記事」(山本)って何がインチキなんだろうね。

 繰り返すが、元の記事は素朴な自然礼賛で穏当な内容である。何かの害があるわけでもない。あったところで「コーラを飲むと骨は溶ける」程度の他愛もないもので、しかも別段の実害もない。工業化された食品ではなく自然食品を食べても、コーラを飲まない生活をしても何の健康被害もない。

 それを「ひどいインチキ記事」(山本)と言い出すような、そんなお理工さんの方が叩き潰された方がいいと思う。

 何に叩き潰されるかはしらないが、例えば「偉そうに厳しいことを言いながら身内は甘くて剽窃には寛大なのな」みたいな事態で叩き潰されたら愉快なものだ。高校生の時に相対性理論を理解できたなら、中年のときには商売界隈の掟である著作権も剽窃の概念も理解できたはずだけどね。



■ オマケ
 つーか、これはフード右翼とフード左翼の対立そのものだよね。松永さんも、そもそもの『買ってはいけない』への反論からしてフード左翼的なものへの反発がある。他の理系カルトもだいたいそうで、しかもそれが例のワクチンでも表出している。不安があれば立ち止まるのが保守なんだが、フード右翼だから食や生活の工業化イケイケの科学の子であると。

 まあ、いい年こいて全肯定の「科学の子」の存在そのものが見ていて哀しい、あるいはお気の毒だけど
2018.02
23
CM:9
TB:0
13:20
Category : 未分類
 空挺団の降下訓練も相当に金がかかってる。

 入間からC-1/C-130を呼んできて下総におろして荷物を積んで習志野で落として入間に帰る。

 T-56×4のC-130で4回離着陸、搭載時もエンジンかけっぱなしとはカネの無駄でしかない。燃料だけでも5トン以上は使っている。C-1にしてもCH-47にしても同じ。

 本来は廃盤になったスカイバンあたりにやらせればいい。700馬力×2で10人は詰める。カネは全然かからない。陸自も自前で使えるから訓練にも便利なのだがね。

 実際には中国からY-12買って使えばよさげなものだ。アレはスカイバン同様の機材であり横1.8高さ1.7の方形断面だから中も広い。

 アレもランプがアレば申し分はないはず。売れるだろうから中国にランプ型作ってくれとかいってみてもいい。ライセンス受けてランプ型作ってHACブランドで売ってもいい商売だとおもうけどね。重くなったてもエンジンをT-800でいいだろう。T-700にすれば車両搭載幅にできて車も積めるんじゃないかねえ。
2018.02
17
CM:5
TB:0
20:01
Category : 未分類
 沖縄県は米軍様に楯突くなとはなかなか言える意見ではない。

なにかの壁
嶋田兵庫大允隆志‏@Shimada_Hyougo
予見できても県議会ごときが軍の事情に介入はできないし、そもそもそのような情報を公に話すとは沖縄県議会の幼稚さが見て取れる。 「普天間の熟練整備員、ごそっと退職」 沖縄県議、米軍側情報として明かす(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180216-00210424-okinawat-oki … @YahooNewsTopics
https://twitter.com/Shimada_Hyougo/status/964781672590815232



■ 被害者風情が進駐軍サマに文句をいうとは何事か(嶋田兵庫大允隆志)
 今の在沖海兵隊の振る舞いを見ながら「県議会ごときが軍の事情に介入はできない」(嶋田兵庫大允隆志)とはフザけた発言だ。

 海兵隊は迷惑を掛け続けている。航空機事故の頻発は事実である。短期間にオスプレイとスタリオンで略墜落の事件を二件起こし、幼稚園と小学校に部品を落とし、しかも小学校上空を飛ばないと約束して直ぐに反故にした。

 その整備態勢に疑いが向けられるのは当然だ。とうてい安全ではない。それは明らかだからだ。

 議会が海兵隊ヘリの危険性に注目するのも当たり前である。米海兵隊の整備能力が低下していること議題として扱い、問題視するのは正当な仕事である。

 それに「県議会ごときが軍の事情に介入はできない」(嶋田兵庫大允隆志)とはなんだろうか。


■ 軍尊民卑の価値観
 「そもそもそのような情報を公に話すとは沖縄県議会の幼稚さが見て取れる。」(嶋田兵庫大允隆志)も同じだ。

 そもそも情報の秘密性は問題とはならない。中身もこの程度だ。
 15日の沖縄県議会米軍基地関係特別委員会で、山川典二氏(沖縄・自民)が米軍関係者から約1年前に得た情報として、普天間飛行場の「熟練した整備員」が組織内の人間関係を理由に「ごそっと退職した」と説明した。「(その関係者は)『恐らく今後、いろんな問題が出る』と予測するように話していた」と述べた。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/210424


 部内の事情といった程度の秘密性を云々得するとすれば米軍構成員だろう関係者を責める話だ。

 内容も軍隊の行動や戦力組成に関わるものではない。「米軍従業員を今年一〇〇人採用したよ」「嫌気がさした兵隊が一〇人やめたよ」程度の話である。どこにも秘密はない。

 それよりも気持ち悪い点は軍尊民卑の価値観である。米軍は県議会よりもエライ、県は米軍より卑しい。沖縄県は米軍の端女なのだろう。

 兵隊でよくあるアレだ。騒音問題で苦情を言い立てる周辺住民を悪質クレーマーやアカの手先と公然というどうしようもない奴に近い。


■ なによりもペラペラ商売を示すもんでもないけどね
 なによりも理解しがたい点は、ツイッターで自分の商売を半分バラしている点だ。それでそういうことを言えばどうなるかを全く理解できていない。その点がいちばんどうかしている。

 自分では「安全保障セクターのために粉骨砕身」なんだろうが、足をひっぱる存在でしかないもんだ。

 まー、ご商売は具体的に存じているけどこの見識じゃね。勇ましいことを言っていれば身内はそれっぽく扱ってくれると信じているのだろう。
2018.02
15
CM:7
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22:19
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 ハンセン病患者の強制隔離を後押ししたのも科学だろとしか言いようもないものだ。

tadataru@tadataru
お前らハンセン病患者がどんな扱い受けてたか知らんわけじゃないやろ。科学がようやく差別を止めたんやで。
https://twitter.com/tadataru/status/963956712565698560



■ 薬害と公害病は「エビデンスがない」で門前払いした結果だよね
 大元は田中康夫元知事の「子宮頸がんワクチンには疑義がある」「『エビデンスを欠く』と言い出すワクチン推進派は怪訝だ」といった発言に端を発する。

 それに対しいつもの「薬害なんてないさ」連中が反発をした。
EARL⊿@DrMagicianEARL
その他 EARL⊿さんが前田牧/はかた法律事務所をリツイートしました
「科学が風評に負けるのは国辱」てのはこういうことを言うんじゃないかな。副反応も科学無くしては語れない。五感でおかしいと感じているで押し通してくるなら「五感でおかしくないと感じている」って返されたらそれまでだよ
https://twitter.com/DrMagicianEARL/status/963946124963848192


 「科学がようやく差別を止めた」(tadataru)はその末の発言である。確かに科学は「ハンセン病患者は天罰ではない」といったかもしれない。だが「隔離すればらいは絶滅できる」とし強制隔離を後押ししたのも科学である。

 その点で「ハンセン病患者がどんな扱い受けてたか」「科学がようやく差別を止めたんやで。」(tadataru)はあまりにも無邪気すぎる。

 そもそも、今までの薬害や公害病の被害拡大は「エビデンスがない」で門前払いをして結果である。そしてそのときには決まって科学が持ち出され被害者側や懐疑側を「非科学的」であると断じられていた。

 もちろん科学そのものは善悪からは中立である。

 だが、安全性への疑義の段階で「科学的に完全立証されないから、危険ではない」と言い出すのはロクなものではない。それで非科学的と言い出すヤツに関しては、善悪はともかく身体の一部分が悪いとしか言いようもない。


■ 50年前なら無機水銀と有機水銀は科学的に違うとかいってたんじゃない?
 ちなみにいつもの御仁も「科学的に完全立証されないから、危険ではない」スタンスを披露している。

松浦晋也@ShinyaMatsuura
「だって太陽は空を動いているじゃないか。地面が動いているはずがない」的インパクト。五感がいかに信用ならないかという認識からこそ、科学は始まっている。
前田牧/はかた法律事務所@hakatalawoffice
HPVワクチン薬害東京訴訟、門前でのリレートークにて田中康夫さんがトーク中。「私たちが五感でおかしいと感じていることに、知識系だという人がエビデンスエビデンスと反論する象徴的な事件」「私たちの力は微力だけど無力ではい」と。

https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/964048971508334592


 50年前に科学ライターをやっていらっしゃたらチッソ無罪論に協力してたと思うよ。「無機水銀が有機水銀になっている証明がないからチッソ無罪」とか言っていたのだろう。無機水銀と有機水銀は違う。水銀だから同じという直感は「いかに信用ならないかという認識からこそ、科学は始まっている。」(松浦)とかいってたんじゃないかなと。

 ホントよくできたお理工な科学の子だよね。
2018.02
11
CM:14
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06:35
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 件の「自衛官を守る会」の小笠原理恵さんが軍法会議が必要と主張している。

 その主張のキモは「検察が自衛隊員を被疑者として刑法199条の殺人罪で起訴し、日本の裁判所で審理するほかないのです。」(小笠原)といった部分だ。それでアレ右派の連中の情緒に訴えようとしているのだろう。

軍法会議がないと、どのようなことになるのでしょうか。
PKO(国際連合平和維持活動)に派遣された自衛隊の部隊が現地で武装勢力から攻撃を受け、戦闘に巻き込まれた民間人が死傷したとします。こうした場合、PKO部隊の兵士の行為が適切だったかどうかはそれぞれの派遣国の軍法会議によって裁かれることになっていますが、日本には軍司法制度がありません。そうなるとこの事件は、検察が自衛隊員を被疑者として刑法199条の殺人罪で起訴し、日本の裁判所で審理するほかないのです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/tachibanaakira/20180205-00080933/
任務で射撃したとしてもそれを隊員個人の殺人罪になる可能性があるって言う段階でダメダメダメってことなのです。
https://ameblo.jp/calorstars/entry-12351362848.html



■ 違法性阻却事由をご存じない
 だが、どうしようもない内容である。「任務で射撃したとしてもそれを隊員個人の殺人罪になる可能性がある」(小笠原)はそれだ。

 違法性阻却事由とは、この場合について簡単に言えば「命令を受け、業務として射撃した場合には殺人罪にはならない」といったものだ。防衛出動や治安出動、あるいは海上警備行動や領空侵犯措置、PKOなら特例法で規定された条件を満たしていれば違法性はない。あるいは警職法で武器を使用する条件を満たしていても違法性はない。

 つまりは軍法会議がないから「任務で射撃したとしてもそれを隊員個人の殺人罪になる可能性があるって言う段階でダメダメダメってことなのです。」(小笠原)はダメダメすぎるということだ。


■ 軍法会議があっても検察官に裁かれる
 また、その行為に違法性があれば隊員はPKOでも当然裁かれる。例えば海外派遣で射撃訓練のあと、薬莢拾いに来た寡婦や子供を撃てば殺人罪となる。

 その場合には軍法会議でも検察官に裁かれる。だから「[軍法会議がなければ]検察が自衛隊員を被疑者として刑法199条の殺人罪で起訴」(小笠原)も誤りだ。

 その検察官もシャバの法曹と変わらない。旧陸海軍であれば法務士官から検察官が指定されるが、かれらはちなみに旧司法試験合格者である。ちなみに志願してくるのは司法省に入れない出来の悪い子が相場とされていた。

 つまりは、軍法会議があっても検察が自衛隊員を被疑者として殺人罪で起訴されるのである。

 この点でも「検察が自衛隊員を被疑者として刑法199条の殺人罪で起訴し、日本の裁判所で審理するほかないのです。」(小笠原)といったアレ右派情緒扇動は誤りである。


■ 軍法会議のいいところは検察官を軍司令官がコントロールできること
 結局は、制度的には何も変わらないということだ。

 唯一変わる点は、検察と訴訟を軍司令官がコントロールできることだ。それにより恣意的な裁判が可能となる。

 特に敗戦前には不告不理が悪用された。軍法会議に士官が掛からない理由はほぼそれだ。軍司令官の指揮下にある検察官が起訴しなければ裁判にならない。また罪状をコントロールすれば微罪にできるからだ。


■ 薬莢拾いを射殺して「業務中の事件だから日本の軍法会議に」とかを望むんだろ
 小笠原さんはこのあたりを承知しているかどうかは怪しい。言っていること全てが聞きかじりで情緒に訴える話ばかりである。それほどの知識があるとも思えないからだ。

 だが、知恵をつけているあたりはそれを狙っているのかもしれない。

 いずれにせよ「自衛官を守る会」のトップがヨイショしている。それを見ると「自衛官をどう守るつもりなのか?」と怪訝となるものだ。海外で薬莢回収の女子供を殺した咎人に「業務中の事件だから日本の軍法会議に」や「執行猶予をつけろ」とか難癖をつけて守れるような制度がほしいのだろう。


■ まー、入会権も知らないみたいだしね
 小笠原さんは実際にそういうと思うよ。「演習場に入ってきたから射殺した」とか言ってね。

 なんせ入会権も知らない程度だからね。
自衛隊は広大な演習場をもっていますし、フェンスで囲っていてもそれを超えて山菜などをとる人たちがいると聞きます。その人達を処罰したりする権限はありません。演習場のフェンスを人が超えられない強固なものにする予算もありません。監視カメラなどを設けて24時間監視するにも予算とそれなりの人員が必要です。そんな余分な予算は自衛隊にはありません。
「オークションで自衛隊の武器が売られている謎」


 地元住民には山に入って山菜や飼料、肥料、燃料を取る権利がある。従前からそのような採取を行っていた場合、国が土地を買って演習場としても権利は残る。囲い込むにしてもアクセスを許す形としなければならない

 それを「フェンスで囲っていてもそれを超えて山菜などをとる人たちがいると聞きます。その人達を処罰したりする権限はありません。」(小笠原)と権利がないように書いている。「処罰できない」ではない。それは権利であることを理解していないのだ。


■ 「日本国の財産である薬莢を守るために犯人を射殺した」とか言い出すよ
 その程度の御仁である。薬莢拾いを射殺しても「日本国の財産である薬莢を守った、薬莢は卑金属であり高額」や「薬莢は武器の一部であり武器等防護に相当」といいだすのだろう。あるいは「非文明的な○○国の非人道的裁判には掛けられない」とかね。顔を見てもそういうことを言いそうなお面だものね。
2018.02
10
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01:05
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 複雑巧緻な攻撃ってだいたい失敗するよね。アウトレンジとか超長距離隱密雷撃とか、あるいは空母で釣り上げて水上艦隊で決戦とかの類はたいていそう。

 そこから出される結論はシンプル・イズ・ベストということだ。あるいはKISSでもいい。これはKeep It Simple,Stupidの略。


■ 複雑巧緻な攻撃法主張

 だが、それを理解できない御仁がいらっしゃる。ASM-3擁護派の方の発言は複雑巧緻に満ちている。

H.M.S.BlackPrince‏ @HMS_BlackPrince
国産ミサイルはいらない http://japan-indepth.jp/?p=38372 なかなかユニークな修辞が並んでいて注目に値する記事。軍事関係で「エラくはない」という表現は初見であり、定量的な比較がミサイル本体の重量以外に何もないというのも珍しく、一読の価値はある。
https://twitter.com/HMS_BlackPrince/status/961839399594999808



SUDO@大和さん可愛い@sudo_simoigusa
対艦攻撃では各種の手段を持つことが一番大事なんだってのもわかってないあたりに死んだほうが良いなという印象。ステルスなんて10年後には通じないかもしれないとか想像すらできないんだな
https://twitter.com/sudo_simoigusa/status/961839998159831040

H.M.S.BlackPrince@HMS_BlackPrince
実際のところ、海自的には、ステレス亜音速ミサイルと超音速ミサイルを混ぜて撃つつもりでっしゃろ、的な使い方よねー、とおもうんだけど、なぜ卵を一つのかごに盛ろうとするのか。
https://twitter.com/HMS_BlackPrince/status/961840448993050630

BARSERGA@BARSERGA
ある種の炎上芸?なのかしらんとは思うデスが、そのぉねぇ、と。
仮想敵艦隊前衛の防空ミサイル艦をJSMでひきつけて、反対方向からASM-3で攻撃とかそのぉ、いろいろあるだろうに、とか思うんですが。
https://twitter.com/BARSERGA/status/961847561979027456


 いずれも不思議な発言だが、それぞれについて並びの順番で述べれば次のとおりだ。


■ 必要と主張する「各種の手段」はミサイルの種類か?

 まずは、各種の手段が必須といった意見だ。

対艦攻撃では各種の手段を持つことが一番大事なんだってのもわかってないあたりに死んだほうが良いなという印象。」(SUDO@大和さん可愛い)がそれだ

 そもそもが聞かない主張だ。

 もちろん対艦ミサイルと魚雷と艦砲を別々に準備して使い分けるのはいいだろう。

 だが、固定翼機に搭載する対艦ミサイルを何種類も持つ必要はあるだろうか? 

 それは必要性もなく無駄でしかない。FAC攻撃用に艦載ヘリ用の小型ミサイルを準備するならともかく、戦闘機や攻撃機用の対艦ミサイルを何種類も並行整備するのは無駄でしかない。せめてシーカやシーカの作動モードを入れ替えられるようにすればいい程度だ

 「対艦攻撃では各種の手段を持つことが一番大事なんだ」とそれっぽい言葉を作り、そのなかで実質的に同種の攻撃手段であるASM-3とJSMの併存を正当化しようとするあたりは、状況が「わかってない」のだろう。ホニャララするまでもないが、そのあたりは気づいたほうが「良いなという印象。」を持つものだ。


■ 攻撃時に併用の利益はない

 その下の二発言はそれ以下だ。

 自分の言っていることに現実味がない。それを理解できていないからだ。

実際のところ、海自的には、ステレス亜音速ミサイルと超音速ミサイルを混ぜて撃つつもりでっしゃろ」(H.M.S.BlackPrince)と述べている。

 だが、その利益はなんだろうか? 

 何の利益もない。ステルスが有効ならJSMだけでよい。超音速ミサイルは何の価値もない。もちろん電子戦対策としてシーカの作動モードを混ぜるなら効果はあるだろう。だが亜音速と超音速を混ぜる効果はない。危険度や撃破が容易な順番で迎撃していくだけだ。

 もちろん飽和攻撃でTOTをする状況ではあり得るだろうが、その際には混用そのものの意味はない。単なる数での飽和だからだ。

 これも、それっぽい理屈を立てているだけだ。実際にそれがどのような効果を持つかを考えていない。あるいは考えられないのである。


■ ミサイルは軍艦よりも速いことをご存じない

 そしてファンタジーだ。

 「敵艦隊前衛の防空ミサイル艦をJSMでひきつけて、反対方向からASM-3で攻撃」(BARSERGA)である。

 ミサイルと軍艦の速度差は理解しているのだろうか? 

 「敵艦隊前衛の防空ミサイル艦をJSMでひきつけ」る(BARSERGA)とは、「敵空母を囮艦隊でひきつける」アイデアからの類推なのだろう。それで空母や揚陸艦等の被護衛艦から引き離せると考えているのだろう。だが軍艦とミサイルの速力差からそれはできないし、ミサイル攻撃の継続時間も護衛を引き離せるほど長くもない。

 そして「反対方向からASM-3で攻撃」(BARSERGA)も不思議なイメージなのだろう。今の艦隊は輪形陣は組まないものの、重要部隊の護衛ならなんとなく護衛対象を囲む。反対側にも軍艦は配している。またエリア・ディフェンス・ミサイルなら艦隊の反対側までも防空圏に含める。つまり「反対方向からASM-3で攻撃」(BARSERGA)も意味はない攻撃である。60年代のオケアン演習ならともかく今は意味はない。

 こんな面倒なことをするなら同じ方向から数にまかせてTOTをしたほうがよい。


■ 国産超音速に夢を見すぎ

 なによりも不思議な点は「米軍自身が超音速ミサイルに興味を持っていない」ことに気づかない点だ

 米軍は超音速ミサイルは攻防とも歯牙にも掛けていない。攻撃用として話は出ても不要と捨てられる。防御側でみても超音速対策はなおざりにされている。

 後者はイージスシステムや艦載SAMの来歴をみれば歴然としている。

 防空システムは超音速をさほと脅威としていない。タイフォンは超音速ミサイル対策にも比重が置かれていたが、イージスに変わる際にはそれはなくなっている。脅威は徹頭徹尾シースキマーである。サンバーン以降が登場してもこれは変わらない。

 艦載対空ミサイルはさらに徹底している。SM-2のバージョンアップ、シースパローの発展は常に極低空目標対処につきている。改修部分では常に「目標探知装置が極低空目標に対応」と書かれている。RAMやファランクス1B、艦載砲の信管も同じだ。これもシークラッター対策等、極低空目標対処につきているのだ。

 つまり、超音速ミサイル対処は困難ではない。そう判断しているのである。

 その超音速ミサイルを必殺技であるように信じ込んでいる。高価で使いにくいASM-3について、国産であり超音速である点だけで他国製ミサイルよりもエライと思い込めるのは幸せなものだ。
2018.02
09
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22:58
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 はすみとしこの講演会を引き受けた書泉が今度は『日之丸街宣女子』のサイン本を並べるとのことだ。矜持とかないのかね。

書泉は滅びたほうがよい

高岩ヨシヒロ‏@takayoshi50
『日之丸街宣女子(ひのまるがいせんおとめ)3』
青林堂より 2月10日発売 http://amzn.asia/aoOwvSI
秋葉原書泉ブックタワーでサイン本ゲットしよう!
https://twitter.com/takayoshi50/status/961018273637658625


 まあ、はすみとしこの件から書泉は行かないのだが、滅びたほうがいいんじゃないかな。

 あそこは昔の争議あたりからどうも棚揃えとかがアレになった感じがする。昔は5階が技術フロアで建築土木の取扱がよかったのだけどそれも00年ころにはなくなった。

 1階も迷走してマンガやラノベみたいな売れる本だけ並べようとしていたが、売れる本だけしかない本屋には用はないもんだ。おそらく現段階でも東京堂に負けてるのだろうね。
2018.02
08
CM:5
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19:58
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 図書館で金沢正夫さんの海軍報道部長談話を拾ってきた。39年5月7日の『朝日新聞』*1 に掲載されていたが相当に威勢のいいことを言っている。

今となっては、成都に限らず、何処へ遁入して見たところで、我が海軍航空隊の優秀なる爆撃部隊の能力を考えて見れば判る筈であるが、もはや如何にしても我が空襲は免れやうがなく、四百余州広しと雖も蒋の身を置くべきところなしといふ実情である。敵が一歩後退すれば、我が航空部隊の基地は二歩前進するといふことも考へて見ねばなるまい。
「蒋、今や隠れ家もなし全支我海鷲の制圧下 海軍報道部長談」


 これは39年5月4・5日の空襲後に出されたものだ。楊天石先生の「日机大轟及其対蒋介石的”斬首行動”」*2 によれば死亡5400余人、受傷3100人である。重慶爆撃で生じた死者の1/3が発生した空襲である。

 空襲について楊天石先生は『蒋介石日記』当日条から次の通り紹介している。
民众遭此苦痛仍无一句怨恨抗战之言,思之更难 自安,对此无知纯洁之同胞,其行动虽多难约束,然 而其神情之可爱,使余铭感无涯,遭此惨残不能忍受 之艰难,惟见此更增余乐观与勇气矣。
『蒋介石日記』5月5日条を「日机大轟及其対蒋介石的”斬首行動”」p.62から孫引き


 注目すべきは冒頭である。空襲の苦痛にあっても民衆は抗戦[日本帝国主義との戦い]を批判しなかった部分だ。つまり蒋介石の認識としては空襲では抗日戦での国民戦意は揺るがないと見ていたということである。

 その意味でも重慶爆撃はあまり意味はなかった。仮に蒋介石を殺害できても抗日戦意は萎えない。むしろ国府は従前以上に共産党と協力して日本と戦っただろう。


*1 「蒋、今や隠れ家もなし全支我海鷲の制圧下 海軍報道部長談」『朝日新聞』1939年5月7日朝刊 (東京,朝日新聞,1939)pp.3

*2 楊天石「日机大轟及其対蒋介石的”斬首行動”」『世紀』(上海市文史研究館,2016.2)pp.61-67
2018.02
08
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13:38
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 とらのあなの通販在庫が赤くなったので冬新刊、F-35B本の手許予備を全部納品しました。

 順調に売れております。ガッツリ刷ったのですけどほぼ払底しています。店舗店頭用の在庫そのほかの関係もあるのですぐにはなくならないでしょうが、オフセで増刷するかオンデマンドにするかカラーレーザ表紙* の手製本にするか考えております。

 とらのあな、メロンブックス、東方書店でご覧になっていただければと思います


■ とらのあな
みほん2017冬コミF-35B_表紙幅240pix

とらのあな(通販)  http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/59/79/040030597943.html

 店頭にも配架されています。今日時点では「とらのあな」秋葉原店A、千葉店、札幌店、なんば店A、名古屋店、三宮店、広島店にあるそうです。


■ メロンブックス(通販)
 同人通販もうひとつの雄、メロンブックス委託分です。
 https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=323545

 店頭分は今日時点で横浜店、高崎店、名古屋2号店、大阪日本橋店に在庫しております。


■ 東方書店
 神保町においでになる方なら、かの有名な東方書店にもおいてあります。中国書で内山書店と日本を二分する大本屋です。古書でいえば一誠堂書店や玉英堂書店みたいな本屋さんです。

http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=9900010346&bookType=jp

 東方書店さんにはコピー誌(表紙カラー、135kgのあれです)を含む旧刊も委託をお願いしています。こちらはプロ向けの効果がすごいのです。
・ 瀛報 第46号 駝峰航空輸送戦 敵は封鎖に屈服するか? (2017年08月 864円)
・ 瀛報 第44号 巡洋艦戦略の利点 中国海軍力への対抗策(2016年08月 864円)
・ 瀛報 第38号 中国との戦争はどのようになるか?(2013年12月 864円)
・ 瀛報 第36号 中国は第二列島線に進出できるか?(2013年08月 864円)
・ 瀛報 第33号 長江鉄道橋 現代中国の急所、鉄道網、河川通航、石炭輸送(2012年08月 864円)






*  時間の調整が可能になってオフセで出せるようになるとカラーレーザのトナーが減らないのがねえ。ゼロックスのA3機なんだけど、年末に「トナーがヘリました」で各色二セットを合計10万で買ったけど肝心のトナーが切れない。なんでだろうと考えていたら同人の表紙、CMYKとも濃度50%を夏冬に300枚づつ刷るような馬鹿な使い方しないからだと
 
2018.02
04
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01:00
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 中文の雑誌記事を読んでたら自分の名前が出てきた。

 ここ10日間ほど積んどいた本や雑誌の類に眼を通している。11月頃から忙しくて入手しても眼を通してない分がある。それを消化しようと中年ボディに鞭を打っている。ファミレスや喫茶店で午後2時くらいから集中力が切れる、あるいは老眼で眼が駄目になるまで3-4時間、同様に夜8-9時から12時あるいは深夜2時まで同じように3-4時間をやっている。これを先週の木曜からの10日間に8日やった。

■ 楊震先生の記事で己の筆名を発見
 そこで楊震先生の記事を読んでいて発見。ちなみに楊震先生、余子道先生、楊天石先生の記事は探してどうにか入手して読んでいる。その『東北亜論壇』の「論中日海権矛盾中的南海問題」*1 がそれ。

此外,日本在南海问题上挑起事端还有一个目的:日本在东海大陆架问题和钓鱼岛问题上挑起海洋争端,由于中国综合国力增长迅速且展开了卓有成效的斗争,日本渐渐落入下风。为挽回颓势,日本开始在南海问题上向中国发难,挑唆菲律宾和越南等与中国有海洋权益争端的国家向其展开对抗,企图借此牵扯中国的精力与资源,并达到在国际社会上孤立中国的目的,从而减轻日本在东海方向的巨大压力。日本学者文谷数重据此认为,日本与其杞人忧天地担心南海航线,不如在某种程度上掀起南海波澜,促使中国进军海洋的方向从东海转向南海,日本应该重视这种消耗战。在南沙、西沙及台湾问题上安抚中国,口头上说些好听的话。另一方面,应该为越南、菲律宾及澳大利亚提供后盾。
楊震、蔡亮「論中日海権矛盾中的南海問題」『東北亜論壇』(吉林大学,2017.6)pp.3-14


 註を見ると『現代艦船』が己の記事を勝手に翻訳して乗っけてるみたいね。中国著作権法だと合法らしい。

 まあ、それなら己に『現代艦船』も発注してくれなんだがねえ。中国に抜かれ韓国に追いつかれた日本世論が焦っている様子なんかいくらでも書くし、焦った挙句の「安全保障のダイヤモンド」とか言い出すアレの話なんかも書けるもんだが。

■ 楊天石先生の積ん読は全部消化した
 ちなみに、今日読んだ記事でもう一つ面白かったのが楊天石先生の「日机大轟及其対蒋介石的”斬首行動”」*2 。2016年とやや古い記事を入手したものだが、日本海軍の爆撃を蒋介石抹殺の観点からまとめ直したもの。

 10年前に中国社会科学院が手書きで写しをとってきた蒋介石日記資料を利用した部分では「オレを殺すため60機で爆撃しやがった。警衛20人と人民400人が死傷した」がある。

 また大本営海軍部で金沢正夫少将の発言を拾っている。「四百余州に蒋介石が隠れる場所はない」といった豪語があってなかなか。これはあとで新聞で拾ってこようと考えている。ちなみに中文は「400余州」となっていた。「白髪3000丈」みたいな感じ。

 ちなみに中国への戦略爆撃についての小括でもある。6年間に渡る重慶爆撃による中国側死傷者数は16376人死亡、16453人負傷とある。日本だけが空襲被害者だというには無理があるということだ。またソ連軍による空軍援助に蒋介石は「旧式機ばかりではないか」と言い、太平洋戦争以降にあったフライングタイガースの他戦域転用には「ふざけるな」と激怒した件もある。

 ちなみに楊天石先生記事では「1937:中国軍隊対日作戦的第一年」も読んだが、最後の平型関の戦いへの高評価もなかなか興味深い。衛立煌指揮下に国共双方で日本軍と五分に渡り合った戦いとしている。背景には綏遠戦役への中国側高評価、国府、共産党、土豪が協力すれば日本とその傀儡軍と渡り合えるといった公的評価の影響も窺える。


*1 楊震、蔡亮「論中日海権矛盾中的南海問題」『東北亜論壇』(吉林大学,2017.6)pp.3-14
*2 楊天石「日机大轟及其対蒋介石的”斬首行動”」『世紀』(上海市文史研究館,2016.2)pp.61-67
*3 楊天石「1937:中国軍隊対日作戦的第一年」(青海省文学艺术界联合会,2015.6)pp.112-128
2018.01
31
CM:19
TB:0
11:41
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 ワクチンによる薬害を示す上で体内での生化学的な機序を「科学的に立証」する必要はない。ワクチンを打ったあとで健康被害が出ただけで十分である。それで薬害が推測できるからだ。法は類推を許す。

■ 水銀が健康被害をもたらす原因は科学的に立証されていないのですよ
 そこに科学的理屈がないと怒り出す集団がいる。ニセ科学バスターたちがそれだ。

大石雅寿(個人としての発言)‏ @mo0210
不思議だ。子宮頸がんワクチンを接種すると副反応が〜、と言っている人達に、ワクチン接種と副反応の間に因果関係があることは科学的に立証されているのですかと質問すると、誰も答えてくれない。
https://twitter.com/mo0210/status/958340809996222464


 「ニセ科学には気をつけましょう。」(大石)と自己紹介する人にとって、科学的な仕組が説明できないものは全部ウソなのだろう。

 60年前には水俣で「工場排水と水俣病の間に因果関係があるのですかと質問すると誰も答えてくれない」と自慢げに言ったのだろうね。

■ レントゲンに写ってないから痛いのってウソですよね
 そしてキクマロも同じことを言っている
きくT(2/10 ビッグアップル)‏ @kikumaco
南相馬での外部被曝量は国内の自然被曝の平均よりは高めだけど、国内にはもっと高い場所もあるよ、っていう話ですね。もちろん、そんな程度で健康影響があるとは考えられない
https://twitter.com/kikumaco/status/958343820369788928


 健康被害の訴えを前にして計測器だけしか見ないセンセーだよねえ。「計測器に数字がでてないから健康被害じゃないです」って。高熱でている患者の鼻に綿棒突っ込んで検査して「インフルエンザのウイルスがないから高熱も関節痛も詐病でしょ」と言い出すようなもの。


■ 「なぜだ、時刻表ではこの時間に電車が到着するなのに」と狼狽える成人鉄道マニア
 70年代のアニメで「なぜだ、コンピュータの計算では正しいはずなのに」といって滅びるアレ博士号持ちはでてきたけど、リアルでもいるんだねと。

 まあ面構えの段階でね。アニメに出てくる容貌魁偉なハカセ連とは違い、お面を見ても力強さを感じない限りなのだが。

 言ってる中身も含めると「なぜだ、時刻表ではこの時間に電車が到着するなのに」と狼狽える成人鉄道マニア(半ズボンと巨人帽)といった感じ。「大雪で鉄道が動いていないわよ」とお母さんに言われているのに「時刻表だとこの時間に来るんだよ、そんなことも知らないのかババア」と怒りながら汽車ポッポの写真を取りに行こうとするアレな子だよね。
2018.01
30
CM:19
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21:33
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 浄化槽をご存じない人々がいるらしい。


Mi2‏ @YES777777777
名護市長選で、現職・稲嶺進はパンダ誘致を目玉公約に掲げ、対抗馬の渡具知武豊はインフラ整備を進めるという。名護市辺野古地区は下水道が整備されず汚水以外の生活排水は、そのまま海に流している。
下水垂れ流しでインフラ整備もしないでパンダとか辺野古の美しい海がーとかマジで言ってんのか…。
https://twitter.com/YES777777777/status/957891783807008768


 下水道がなければ全部垂れ流しとは面白い意見だ。

 これはMI2さんの主張だ。名護市の選挙で稲嶺さんを「パンダとか辺野古の美しい海がーとかマジで言ってんのか…。」と評しているMI2さんは 「名護市辺野古地区は下水道が整備されず汚水以外の生活排水は、そのまま海に流している。」と述べている。

 だが、事実とは異なる。なぜなら下水道がない地域での家庭排水は浄化槽で処理されているからだ。2001年以降には台所等の排水も処理する合併式が義務付けられているし、それ以前の建物にも少なくとも屎尿を処理する単独式が設置されている。

 つまり、汚水は海に流れていない。その時点で「パンダとか辺野古の美しい海がーとかマジで言ってんのか…。」との評価は妥当ではないということだ。

 ちなみに合併浄化槽の性能は通常の場合は下水道を超えている。浄化槽のほうが下水処理場よりも高性能である。さらに下水道のように大雨等でオーバーフローして川や海に屎尿を流してしまうこともない。

 ちなみにコストも低い。価格も下水道整備負担金(面積に応じて一度付加される、クソ高い)よりは断然安いし、運用コストも安い。上水と一緒に取られる下水処理費用なんかは比べ物にならない。

 だから最近では都市部以外では「下水道よりも宅地個別の浄化槽による分散処理のほうがよい」とされている。今後は人口減少社会となる。昭和末期から平成初期に無理に下水道化したところが高負担にあえぐこととなる。特に農水が利権を掛けて作った
農村下水道は最初に死ぬ。人口希薄で管路長がクソ長く維持費がべらぼうに嵩むからだ。国費補助で各戸に合併浄化槽つけて廃止にするしかないだろう。


 
2018.01
27
CM:4
TB:0
21:06
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 「ブルーインパルスがやったのは曲芸じゃない、それを危険だと言い立てるのは『○○じゃないの?』」と言い出す御仁がいる。 

 どっか麻痺してるんだろう。Masa Utsumiさんは競技と自称してサーカスやっているらしい。まあ、不必要な行為で他人に危険を与えてる自覚がないご様子だ。

サーカス屋のアレ
Masa Utsumi‏ @JA14WP
編隊飛行は実施概要、型、旋回等の要領、合図などを機長が事前に打ち合わせていれば、許可は必要ありません。そして、ブルーインパルスがあそこでやった飛行に曲技飛行は含まれていません。馬鹿じゃないの?

ブルーインパルスファンネット @BlueImpulseFan
「ブルーインパルス」訴えられる…密集地域で無許可曲技飛行疑い 全国初告発 https://fb.me/OapoopHM
https://twitter.com/BlueImpulseFan/status/957027387899695105
https://twitter.com/JA14WP/status/957057145656115200


 だが、実際の飛行は無駄な危険としかいいようもない。対象となった2017年の小牧の予行練習の動画を見ると歴然としている。


 どー見ても安全に配慮した飛行ではない。20m未満の間隔で編隊組んでグルグル低空を回っている。あきらかに不必要な危険を伴う飛行である。しかも防衛行政上で特段の必要があっての飛行でもない。

 ブルーインパルスによる曲芸飛行への賛否はともかくとしよう。この飛行が曲芸に当たるかどうかもともかくとしよう。

 だが、そこにある「危険な飛行はやめるべき」といった意見は否定できないと思うのだがね。しかも防衛に寄与しないし関係もしない不要不急の見世物飛行なんだから。

 それに感情的に反発して「ブルーインパルスがあそこでやった飛行に曲技飛行は含まれていません。馬鹿じゃないの?」(Masa Utsumi)とは、どーかしてる。


■ 飛行地域の住民に危険を負わせて金儲け

 なによりも自分が「競技でゴザイ」「空を飛ぶ楽しさを伝え」と迷惑を掛けていることに無自覚なもんだ。

ウイスキーパパ競技曲技飛行チームは、世界選手権日本代表チームが母体となり、日本人初で唯一、FAA(米連邦航空局)のエアショーライセンス最高位の無制限クラスを保有するパイロット、内海 昌浩が率いる競技曲技飛行チームです
空飛ぶ楽しさを伝え空の仲間を増やしたいとの想いから、岡山県の岡南飛行場をベースに全国で飛行競技活動、展示飛行(エアショー)、安全講習、選手育成を行っています
https://ja14wp.wixsite.com/home


 FAAのライセンスを持ってると自慢するなら、アメリカの片田舎でやってくれとしかいいようもない。人工稠密な日本で無駄かつ危険な曲芸に要はない。本人がどーなろうと知ったことではない。命をかけて飛ぼうがどーでもよい。だがサーカス屋の「科学忍法火の鳥」に巻き込まれた住民はたまったもんではない。

 他人様に危険を与えて金儲けをしてることくらいは承知しろといったもんだ。
2018.01
26
CM:3
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21:49
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 木曜日に音無小鳥マンガ『朝焼けは黄金色』を高岡書店でフライング入手したのだけれども。それはそれでよろしいのですが「10年後に事務員はちょっと無理があるのでは?」といった印象。

 で、高岡の平積で見かけて一緒に入手したシタラマサコ『美少女戦士だった人』はなかなか。それこそCCさくらの新作でやりゃよかった中身。30歳になったさくらと知世が社会の中で苦労しまくる話にすればかつてのファンも共感するんじゃないかと思うのですがねえ。

■ 河内春人『倭の五王』

 その後に東方書店で購入した河内春人さんの『倭の五王』はオススメです。これは五王、讃、珍、済、興、武と中国との遣使についての本です。

 その焦点は武にあります。例えば武はホントにワカタケルと否定してよいのか? 記紀の記述との帳尻だけをあわせているのではないか? といった疑問が提示されております。

 最も面白い点はヤマトタケルの関する仮説の提示です。一言でいえば「倭王の武による上表文にあわせて伝説を作ったんじゃね?」といった中身です。

 倭王の武は宋の順帝への上表書に自己の氏族・体制がかつての日本の四道を征服したと述べています。「東は毛人を征する五五ヶ国……」のアレです。

 河内さんはこれを決まり文句としています。「これは当時の慣用表現で『ボクの部族は宋の手先としてキチンと周囲を征服しましたよ』といった慣用表現」(pp.155-158)と指摘しています。

 そして、これは実態に合わないとも指摘しています。考古学の成果として下垣仁志さんの主張「古墳時代に戦闘の形跡はなかった。防御施設やら殺傷人骨やら全然ねーよ」「これ高地性集落やら武器やら殺傷人骨がいっぱい出てくる弥生時代と大違い」(p.136)を紹介しています。

 この矛盾にヤマトタケル神話をあわせて「記憶捏造したんだろ」(pp.155-158)いった仮説に至るのです。
上表文では宋皇帝のために行ったとする東西征伐が、武以降に中国との外交が途絶することによって宋皇帝という存在が消え、倭王権自身のための東西征伐へと論理がすり替わっていく。その過程で話にリアリティを持たせるための肉付けが加わって伝承が形成される。それがヤマトタケル伝承とよばれるものではないか。
河内春人『倭の五王』(東京,中央公論新社,2018)pp.158-159


 要は今までと逆じゃないのといった内容です。これまでは四道征服の歴史的記憶がヤマトタケルといった人物に仮託されたとされていた。でも、実際は逆で昔に中国に報告しちゃった内容にあわせて伝説ができたのではないかといった可能性を河内さんは指摘しています。

 まー、ドゴン族の神話みたいなもんでしょう。シリウスが連星だったり土星の輪っかを知ってたみたいな話ですよ。先に宣教師から最新科学の成果を伝え聞いた5年後に民俗学者に「俺たちは宇宙から来たんだよ、シリウスの連星からカッシーニの間隙を縫って」と「古くから伝わる歌」を歌って「そのカッシーニの隙間って何?」と聞いたら「カッシーニは部族の偉大な祖先の名前」みたいなやつなんでしょう。細部は宣教師から聞いたか宋の皇帝に上表したかの差です。


■ 東方書店で買え

 なお『倭の五王』は、他にも色々と面白い内容があります。買ってソンはありません。

 東京市内で買うなら東方書店です。同人置かせてもらってますし、他所じゃ置いてない雑誌も結構あるので一度どうぞ。




 なお、メロンと虎のリンクは次のとおりです

・ とらのあな(通販)  http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/59/79/040030597943.html

・ メロンブックス(通販) https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=323545


2018.01
23
CM:25
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21:35
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 沖縄問題は7割は海兵隊問題のようなものだ。兵員数や基地面積に加えて事件数のシェアも7割は海兵隊が占めている。傲岸不遜の7割も海兵隊だ。

 それでいて何の役にも立たない。沖縄海兵隊は居ても居なくともどうでもいい。安全保障上は要らない。中国との対峙での役には立たない。編制未了の師団でしかないし、編制完了しても東アジアであれば中国にせよ北朝鮮にせよ侵攻には全く足りない。強いて役に立つのは人道援助/災害救援だが、それなら沖縄に置く必要もない。

 なんで海兵隊を切り捨てないのかね?

 海兵隊を切り捨てれば問題は7割方解決する。普天間も辺野古も同時に解決する。沖縄での米軍不祥事7割も解決する。航空事故もヘリ絡みが多いので7割解決するだろう。

 「抑止力の減少」も意味を為さない。海兵隊抑止力はないに等しいからだ。対中抑止力といった観点で見ても、それは日米同盟の構造が大部であり、細部を示しても第七艦隊と嘉手納基地で足りる。その中で海兵隊駐留は足の爪の先の分もない。

 もし、本当にそれが気になるなら使いみちもない海自ミサイル艇や米海軍LCSを勝連か那覇に入れておけばよい。あるいはいずれ買うF-35Bの分遣隊でも置いとけばよい。

 それからすれば合理的選択肢なのだが、今のアレ右翼のなんちゃって保守からすればそうは見えないのだろう。



 まー、海兵隊必要論をに与する協力者もカルトばっかだからねえ。南城市の市長選挙のアレやら「『部品が落ちた』は基地反対派の自作自演」みたいな連中ね。こっちの商売でも写真家とかみてもカルトっぺえもの

 なんつーか、飼ってる海兵隊の人の目のなさもね。キリシタンだからだと李承晩やらゴ・ディン・ジエムを重用した戦後初期のアメリカそのもの。

 しかも劣化している。カルトの類の頭は昔より悪い。同じ傀儡でも50年前よりも品質は悪い。昔のCIAエージェントは帝大を出て高文を通っていた。対してその孫はねえ。爺ちゃんは少なくとも頭が悪いとだけは言われたことはないのだけどね。
2018.01
22
CM:9
TB:0
12:51
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 松浦晋也さんは社会とか経済とかの話をしない。その御仁が「エネルギー問題だから、国際情勢から政治から科学から技術から……すべてを勘案して安定供給を継続する方策を探るしかない」(松浦)とおっしゃるのは不思議なものだ。

 これは原発問題に関しての一連の発言だ。下の3節の2つ目は11年の発言だが、それも1月21日に再提示されている。

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
産経の書くことなのでもの凄くさっ引いて読まねばならないが、広瀬氏が「東京F1事故により壊滅する https://www.amazon.co.jp/dp/4478066760/ 」とした自説を釈明する気がないことは理解した。 作家、広瀬隆氏、原子力規制委の更田豊志委員長を「人殺し」と罵倒! 産経
19:05 - 2018年1月20日
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/954912770557800448

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
ファッションでも気分でもない、持続する反原発の動きを作りたいなら、原子力発電に関する科学と技術、そして歴史を、多くの人が理解し、「では、どうやったら原発なしで経済を回せるのか」と考えていく必要がある。まずは事実を徹底的にネットの明るみに出す必要がある。私はそう考えている。
23:50 - 2011年3月30日
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/53348319119937536

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
これ地震直後の2011年3月31日にtweetしているのだが、今もあまり付け加えることないなあ。結局エネルギー問題だから、国際情勢から政治から科学から技術から……すべてを勘案して安定供給を継続する方策を探るしかない。トリチウム水放出程度で揉めているようじゃ先行き暗い。もちろん広瀬隆氏は論外。
19:13 - 2018年1月20日
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/954914945082118144



■ 2011年3月末でもこのエネルギー認識

 注目すべきは11年3月30日ころにぼんやりした発言をしていることだ。

 そもそも11年頃ではまず石炭、そして天然ガスでどうにかなるだろうと考えられていた。石炭は以前から200年分以上の鉱床があるとされていた。石油価格上昇から探床・開発が始まっていた天然ガスも探せば探すほど増えていた。

 そこで原子力がなければ困ると言い出すあたりはズレている。オイル・ピーク・アウトが流行ったのはその5年近く前だ。10年代はその呪縛は薄れている。11年でもズレているし18年に至っては現状認識はどのようになっているか怪しいものだ。

反原発の動きを作りたいなら、原子力発電に関する科学と技術、そして歴史を、多くの人が理解し、「では、どうやったら原発なしで経済を回せるのか」と考えていく必要がある。(2011年3月30日:松浦)

結局エネルギー問題だから、国際情勢から政治から科学から技術から……すべてを勘案して安定供給を継続する方策を探るしかない。[原子力発電で]トリチウム水放出程度で揉めているようじゃ先行き暗い。(2018年1月20日:松浦)


 そもそもエネルギー供給について松浦さんは発言したことはない。石油、石炭、天然ガスの見通しについて言及したことはない。

 特に社会や経済の側面コスト、埋蔵量、消費量、輸送コスト、投資、国際開発のいずれも述べたことはない。


■ 権威の言うことが正解な松浦さん

 なによりも原子力行政や現場を一切疑わないことだ。松浦さんはいまも昔も権威、行政側や企業側の言うことを正解だと見る。そこに批判的な視点はない。存在する正解を探す態度でしかない。

 当時、原発で何が起きているかは東電は隠していた。11年3月末は非常事態が発生して2週間立っている。だが、従来とは違い状況にあること。東電や原子力行政のやっていることは失敗していることは明らかであった。

 だが、それに科学ライター連は言及した例は見たことはない。これは航空宇宙系ライターも同じだ。例えば最初の最初から「メルトダウンはないダス」から徹頭徹尾ボンクラな発言を繰り返していた。

 それは今でも続く。2017年にもなって松浦さんは発電コスト把握ができていないのは驚くべきだ。
松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
内燃機関から電動モーターに動力を移行しても、充電用の電気を火力発電で得ていたらあまり意味ないのだよな。大型施設での発電だから熱効率は上がるが、送電や電圧変換での損失もあるし。 ドイツは燃焼エンジン車を禁止すべきでない=ガブリエル外相
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/910089611187068929
松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
実のところ原子力発電所を定常運転することで生じる、夜間の余剰電力でEVを充電するのが温室効果ガス排出を減らすという意味でも、エネルギー効率の高い社会を作るという意味でも、合理的なのだ。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/910090510655569923

経済的に原子力が選好されない理由を全く理解できていない。天然ガス発電が低コストであり原子力は高コストである。だから前者が選ばれることがわかっていない。


■ 科学への偏愛だけで批判的に読めない

 ヨイショするのも経済性ではないのだろう。

 おそらくは「ロケットで宇宙に行くのに必要だから原子力は正義」だといった素朴な発想の反映ではないかと疑うものだ。

 例えばこのような発言だ。
松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura
あと、なによりも原子力は人類が太陽系空間に出て行くためには必須。そっちに技術開発の力を少しでも振り向けてほしい。
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/835430337010253824


 要は、そこに特にヒコーキやロケットに代表される科学への執着がある。

 そして執着である。やはりこれも客観性は欠くし批判精神はない。


■ ロケット予想屋もどうせ外す

 その点で松浦さんはロケットでも誤るだろう。

 ロケット予想屋としては筋悪を応援しすぎている。その時は科学ダイスキなコドモ大人に受けるだろうが、予想屋として長い目でみるとまず外す。

 まずはISTのMOMOやらその応援組織「なつのロケット団」ヨイショで失敗すると見ている。なぜなら今後の見通しが暗いことは全く見えていない。あるいは見ていて何も言わないためだ。

 キューブサット打上げでISTが生き残る見込みはない。打上げは急速にコモディディ化している分野だ。世界で1-2社しか生き残らない。アメリカのロケットラボやら中国のワンスペースやらが勝てばあとは不要だ。似たような技術でどうこうなるわけではない。同じ出目がないにしても、まだカムイのほうが新機軸がある。

 そもそも寄付を受けてロケットを打ち上げる構造もおかしい。事業なら出資を求めるものだからだ。その点で真剣味がないのだ。その段階で花火的な打上げ興行事業であり、継続性のある会社事業ではない。しかも出資を求めるために「なつのロケット団」という広告塔まで作っている。このあたり何かの商売に似ていることに気づくものだ。

 イプシロンやSS-520も生き残る見込みはない。イプシロンやベガはインドのPSLVさらにはファルコン9の再利用型にコストで勝てない。それよりも小型のロケットは今後市場放出されるミニットマンの転用型に負けるし、将来的に北朝鮮問題が安定化してノドンが市場されれば止めが刺される。そもそもSS-520は前回も失敗している。

 H-3もいずれは倒れる。コスト半額や納期は、どうせ作っている当の本人たちも信用していない。成功してもスペースXやULAの再利用型に負ける。新エンジンもどうなるかだ。商売の見通しとしてアマゾン(創業者)のBE-4と三菱のLE-9どっちが信頼性、コスト、性能、納期で信用できるかといえば、アマゾンのほうだろう。アニマルスピリッツが違いするぎる。


■ 外したあとでどう振る舞うのかね

 このあたり、松浦さんのヨイショが将来的にどうなるかは見ものだ。

 失敗寸前までは成功するかのように持ち上げ続けるだろう。

 問題はその後だ。もし、失敗時には何も無かったかのように口を噤んだとすれば、それは批判されるべき態度である。それでは予想屋と変わらない。競輪場で自信満面でコンサルティング業務として紙切れを売っていながらレースが始まるとそそくさと居なくなるアレと同じだということだ。
2018.01
18
CM:6
TB:0
10:45
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 イプシロン打ち上げを祝うのもマヌケなものだ。

 本日、打ち上げに成功した件だ。仔細は「イプシロン3号機、打ち上げ成功 鹿児島・内之浦」で示すとおりである。

 だが、そのイプシロンには全く将来性がない。打ち上げ重量あたりのコストは欧州のベガよりも高い。インド開発中のPSLVの4-6倍の価格。ペイロードあたりの単価が3-5万ドル/kgする。ちなみにベガは1.8万、PSLVは大型のアリアン5やH-2AB同様の6500~9500ドルだ。

 それを言及せずおめでとうベースなのは迎合である。

■ 日本ロケットに未来はあると言い出す航空宇宙ホニャララ

 さらにいえば、イプシロンや日本のロケット打ち上げに将来性があるといい出す航空宇宙ホニャララはもっと不思議だ。

 例えば大貫さんの発言がそれ。 イプシロンは将来性があるという。開発費を付ければ勝てるという。
大貫剛‏@ohnuki_tsuyoshi
とはいえ、PSLVやヴェガがちゃんと飛んでるんだから「打ち上げ数確保の目途が立たない」ってのもおかしな話。需要がないんじゃなくて、充分な開発費をつけてないだけ。イプシロンは初号機がVer0、2号機以降がVer0.9みたいな感じなので、Ver1.0を作らないといけない。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/952828311473864704


 実際には競争で勝てる見込みもない。それに投資をしろと主張してするものだ。しかも人口オーナスであえぐ国の貴重な予算である。

 金を焼き捨てるようなものだ。「みちびき」同然の役立たずに金を捨てる結果にしかならない。JAXA等の宇宙開発詐欺に騙されている構図である。


■ 9000億円使った「きぼう」には見合うリターンはなかった

 しかも、それが成長セクターであると信じ込んでいる点で性質が悪い。
大貫剛‏ @ohnuki_tsuyoshi
つまるところ、日本人が宇宙開発の意義を理解できない根源的な原因は、大企業病と同じだと思う。現在の枠組みが恒久的なものと思い込んで、いま自分が食べてるシノギをしっかり維持することが最善だと考えてる。新しい産業を創業して次の柱にしないといけないことをそもそも認識してない。
https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/953451501468377088


 では、日本は「きぼう」で何か利益を得られたのだろうか?

 日本はフロンティアへの投資として「きぼう」に9000億の金を突っ込んだがリターンはない。また今でも「こうのとり」とやらに毎年300億突っ込んでいるがそれも慈善事業に過ぎない。

 そこにあるのは「日本の技術力が認められた」みたいな国威発揚だけだ。そして「頭の弱い子がそれを喜んでくれる」効果しかない。


■ H-3とイプシロンはすべて失敗したほうがよい

 日本のことを考えれば、今後H-3とイプシロンは全部失敗してもらったほうがよいということだ。

 それで以降の無駄な投資が控えられるからだ。その分を高等教育の無償化や社会保障につかったほうがよい。

 成功しても意味はない。先行するファルコン9の再利用には敵わない。さらに日本の投資規模だとそれに追いつくことも難しい。だからロケット打ち上げは早々に損切りして撤退したほうがいい。



■ 国は損するけど航空宇宙セクターは儲かるよね

 まあ、国家が損しても航空宇宙セクターは儲かる構造ってのがアレだけどね。日本としては無駄金で大損だけどJAXAやら三菱はそれで儲かる。あるいはヨイショ仕事が回ってくるジャーナリストも儲かるかもしれない。原子力PAやら利益相反も見抜けないHPVヨイショの理系カルトライターみたいな連中は宇宙開発にもいるだろう。

 このあたりは人の金使って東京オリンピックをやるのと同じだ。オリンピックで日本国中は損をするけど、建設土木セクターと広告業界は潤う。それと同じ構図である。

 だから、航空宇宙セクターはイプシロンだのH-3だの推す。商機とみた売文屋もヨイショする。また科学技術ライターもその扇動にのってヨイショする御仁が出てくる。連中は公式発表と技術的成功に弱い。宇宙作家クラブのたぐいはまったくその類だ。婉曲にいえば発想が素朴ゆえに利用されていることに気づかない。

 まあ、詳しい人こそ諌めるもんだがね。邦家のためとはそういうことだ。『宇宙開発と政治』の鈴木一人さんみたいな人がでてこなければならないのだけれども、なぜか理系からはほとんど出ない。お理工さん系のライターはヨイショしかしないのは不思議なものだ。
2018.01
17
CM:15
TB:0
15:28
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 廃棄物は薄めれば海洋投棄してよいのだろうか?

トリチウム
shimpei‏ @ShimpeiHMMT
処理済水のトリチウム濃度をしらべてみたけど、東電の資料だと500Bq/cm3程度じゃん!?こんなん排水用のタンクに淡水か海水引き込んで捨てるか、放出口の海流より排水量下げるだけで放出口近傍で検出限界に出来る量やん。えぇ、、、あほくさ。。。
https://twitter.com/ShimpeiHMMT/status/953110265565913088


 シンペイさんは希釈して検出限界にすれば放射性廃棄物を捨ててもよいと示唆している。

 その理屈が成り立つならなんでも投棄できる。水銀コバルトカドミウム鉛硫酸オキシダンなんでも検出限界まで希釈すれば捨てて良い。そうなる。


■ 法や社会が禁止している

 それがなぜ駄目なのか?

 法や社会が投棄行為そのものを禁止しているからだ。廃棄物を海洋や大気に投棄してはいけないとそう決めている。

 そこに検出限界は関係ない。水で、空気で薄めても同じことだ。

 それを理解できないのは不思議なものだ。
shimpei‏ @ShimpeiHMMT
トリチウム水の一般排水濃度限度は60Bq/cm3ですけど、トリチウム水タスクフォースタスクフォースのH28年6月の報告書には海洋放出は濃度限度を考慮すると実現困難と書いてるけど、希釈できない理由はどこにあるんだろうね。
https://twitter.com/ShimpeiHMMT/status/953114526563446784

お理工さんは科学以外の尺度をもっていないのだろう。希釈は物理的に可能だが廃棄は法的にできない。


■ シンペイ式希釈放出は許されない

 シンペイ式希釈放出が許されるなら廃棄物はいくらでも海洋に、大気に捨てられる。鉱工業は好きなだけ硫化物を大気に廃棄できることになる。高い煙突を作って拡散させて濃度だけを落とせばいいからだ。自動車も商船も触媒なんか要らない。排ガスを薄めればNOXやSOXやPM、未燃焼ガソリン、低質重油由来の重金属を好きなだけ放出できる。核のゴミも検出限界まで薄めれば海洋投棄可能となる。

 それを許さないためにロンドン条約や総量規制がある。海水や大気で薄めればなんでも捨てられる仕組みは不味いからだ。

 「トリチウムは毎年膨大に生成され消失する」「だからトリチウムはいくら捨ててもよい」は理屈にならない。「硫化物は火山活動で毎年膨大に大気放出され海洋や土壌で吸収される」「だから硫黄系廃棄物はいくら捨ててもよい」とならないことと同じだ。


■ 原因があって結果がある

 そもそも「検出限界だからよい」ロジックは成り立たない。

 検出できないことと責任は全く別の話だ。

 原因があって結果がある。原因者である電力会社は原発事故や廃棄物の責任からは逃れられない。これは検出限界は関係しない。検出限界以下でも責任は免れえない。

 これはトリチウム水処理だけではない。原発事故と健康被害の関係も同じだ。原因があって結果がある。その影響をうけた範囲でおきた被害は全て東電の責任となる。

 その点でいえば「放射線量が検出限界だから甲状腺がんは東電の責任ではない」というキクマコ式ロジックも成立しない。検出限界だろうが発生メカニズムが医学的に証明できなかろうが関係はない。例えば「その地域で平均値よりも発生率が高い」だけでよい。それで原発事故の影響であると客観的に証明できるからだ。法は類推を許す。"Prsesnmptiones sunt conjectures ex signo verisimili ad probandum assnmptte."という(もちろんラテン語はググった)
2018.01
15
CM:25
TB:0
03:33
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 軍事ホニャララを自称され、軍クラ萌え化を唱えていた、はらぺこ(CV:沢城みゆき)さんが輸入弾薬について興味深い発言をしている‏。

はらぺこ弾薬
はらぺこ(CV:沢城みゆき)‏ @harapeko11
弾の国産化理由というか輸入弾薬の弊害例。
https://twitter.com/harapeko11/status/952176628372684800



■ NATO弾で回転不良とか軍用銃として繊細すぎる

 なによりも不思議な点は、「規格弾薬で回転しない自動小銃に問題がある」と考えないことだ。

 輸入弾薬で89式小銃がジャムったという。提示資料では「(排莢不良による連発停止)」が挙げられている。

 はらぺこさんはそれを引いて「弾の国産化理由というか輸入弾薬の弊害例。」と述べている。

 だが、銃と弾薬、悪いのはどちらだろうか?

 明らかに銃が悪い。

 本来、銃は弾薬に対して広い許容度を持つべきだからだ。同じカートリッジでも弱装から強装まで、軽量弾頭から重量弾頭まで対応する必要がある。

 しかも軍用銃でありながらNATO規格の弾薬に対応しないのは論外だ。

 軍用弾薬には挙動差はほぼない。同一カートリッジで同一重量の弾頭がくっついており、同一初速でぶっ放せるような雷管と火薬量になっている。その点で民生用弾薬とはことなる。

 それにもかかわらず89式は銃側が回転不良を起こす。銃として繊細にすぎる。

 悪いのは国産小銃だということだ。それを「輸入弾薬の弊害例。」と言い出すのは主客転倒している。軍事ホニャララを自称しながら見巧者ではないということだ。


■ 「契約条件が甘い」とは考えない

 さらに、契約が甘いと考えないのも不思議なものだ。

 銃弾の引き渡しについて「輸入品は検品時の不良発覚や納期遅れも問題」としている。

 それは相手を勝手に信頼しただけの話ではないか?

 防衛調達関連は厳しさがない。防衛省に官需だのみのメーカが群がっている。官側は調達でメーカーになんでもぶん投げる。下手すれば仕様書の書きようも投げる。

 だから甲乙の立場が峻別されない。なあなあで済ませたり、信義則を持ち出しての馴れ合いになっている。

 そして予想外の事態が起きると揉める。攻撃ヘリの調達をやめたときの精算とか最初から決めていないから混乱する。

 欠品問題も納期問題もその甘い甘いお汁粉契約を海外とやったからしくじっただけだ。不良品率やら納期やらでペナルティで減額できる契約にしておけば、納品元もそれなりに検品をするし納期を守る。

 そのような前提をすっ飛ばして、甘やかされた国内防衛調達どおりやって失敗した例を挙げて はらぺこさんは「輸入弾薬の弊害」といい出している。それは妥当ではない。


■ 国産をヨイショするための記述と疑えない

 最後が、この輸入弾薬の不具合提示等を「国産ヨイショ」記述と疑えないことだ。これも不思議なものだ。

 防衛産業は国産を維持したい。同性能で安価、あるいは高性能で安価な輸入品を避けたい発想がある。

 防衛省もそれに乗っかる連中がいる。天下りを抱えているからだ。あるいは防衛産業もコントロール下に置く経産もそちらのほうが都合が良い。

 そのような背景からあることを知っていれば、記述はその意向に添っている、都合良すぎる内容であることに気づくだろう。安価な輸入弾薬を排除したい、国産を維持したい。そのための作文であるようにも見えるからだ。

 そもそも、実際の射撃で国産弾薬と輸入弾薬でジャム率に差があるのだろうか?

 提示写真は輸入弾薬でジャムったことがあると提示するものだ。

 だが、国産弾薬でもジャムらないとはどこにも書いていない。

 実際には国産弾薬と輸入弾薬でジャム率に差はないかもしれないし、あるいは輸入弾薬のほうが優れている可能性もある。

 このあたりを疑えないのも不思議だ。公的発表を批判的に読まずにそのまま信じ込むあたりは素直にすぎるだろう。

 仮に89式小銃が国産弾薬でも同じようにジャムったとき、はらぺこさんはどう論評するのか聞いてみたいものだ。 
2018.01
14
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00:38
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 中国書で有名な東方書店に新刊のF-35本を委託しました。神田すずらん通り東京堂の向かいです。



陳列東方書店

みほん2017冬コミF-35B_表紙幅240pix
・ 2017年冬コミ『F-35Bは正規空母を滅ぼす』です。


■ 新刊ほかにコピー誌もおいてもらっております
 コピーを含む旧刊も委託しています。
・ 瀛報 第46号 駝峰航空輸送戦 敵は封鎖に屈服するか? (2017年08月 864円)
・ 瀛報 第44号 巡洋艦戦略の利点 中国海軍力への対抗策(2016年08月 864円)
・ 瀛報 第38号 中国との戦争はどのようになるか?(2013年12月 864円)
・ 瀛報 第36号 中国は第二列島線に進出できるか?(2013年08月 864円)
・ 瀛報 第33号 長江鉄道橋 現代中国の急所、鉄道網、河川通航、石炭輸送(2012年08月 864円)
 新刊も含めて見本誌が読めるようになっております。

 神保町に出られる折に、または中国書を買うついでに、あるいは同人書店に抵抗のある方はどうぞ。


■ メロンと虎の在庫も追加しました
 メロンと虎にもオフセ本は委託しております。一時期、通販分がショートしましたが追加委託しました。遠方の方はどうぞ。

 新刊のF-35本、米海軍の艦載機運用も変わるといった話です
みほん2017冬コミF-35B_表紙幅240pix
・ メロンブックス(通販) https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=323545
・ とらのあな(通販)  http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/59/79/040030597943.html

 ヒマラヤ超え航空輸送本です。封鎖しようとしても本当に必要な武器等は絶対輸送されるといった話です。
駝峰航空輸送戦
・ メロンブックス(通販) https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=328996
・ とらのあな(通販)   http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/56/38/040030563848.html
2018.01
13
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10:23
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 『広辞苑』が中国の行政区分に台湾省を入れた件で怒るのも不思議なもの。

 一番ヘンテコな発言はコレ。台湾は中華民国を自称していることをご存じない。

台湾は民国じゃないってよ
さすけのねえさん‏ @penchangincha
広辞苑?買いませんよ!
なんで、わざわざ「台湾は中国の領土」などと記載して台湾政府の公式の抗議も無視して発売するような出版社の物を日本人が買うのでしょう。
他の出版社の辞典を購入します!日本の出版社として許せません❗️
#広辞苑7不買
https://twitter.com/penchangincha/status/951448336476733440


 台湾省にある台北政権にとっても「台湾省は中国の領土」は自明。「北平(北京)も中(華民)国(政府機構所在地:台北)の領土」「雲南省も広東省も遼寧省(面積ぜんぜん違うけど)も中(華民)国の領土」なんだがねえ。

 「そもそも台湾政府の公式の抗議」も味わい深い表現でもある。彼らは台湾政府は自称していない。また基本的に台北政権は公式に存在は承知されていない。承認以前の現地政権が公式に抗議できるのかも疑問でもある。


■ そもそも台湾の抗議もオカシイ

 そもそもの話をするなら台湾が抗議すること自体がオカシイ。自分たちが振り回していた一つの中国の枠を超える主張であるからだ。国府も一つの中国の擬制に立っており、いまの台北政権もそれを継承する立場にある。

 抗議は台湾は中華民国の一部といった擬制から出るものだからだ。

 まあ、蔡政権のアレなんだろうけどね。本来なら台湾の項目に中国領域の行政区域全図載せろといった主張になるはず。流石にそれは恥ずかしいからいわない。自然独やら天然独とかの支持層に媚びをうるのと、日本の指示派をみてそうしたんだろう。


■ 辞書なんか買わないのにね

 まー、一番アレなのは最初から買う気もない字引で不買と言い出すあたりだがね。

 ご本人もお仲間も『広辞苑』を買うような階層でもない。ネット愛国活動に勤しまれる方だ。まずは購買層ではない。

 その方が「広辞苑?買いませんよ!」(さすけのねえさん)といい出すのは微笑を誘う。「他の出版社の辞典を購入します!」「#広辞苑7不買」とかいい出しても、最初から買う気も無いのでしょうねえと。
2018.01
12
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21:01
Category : 未分類
 「日本国内からエネルギー資源がないから原子力動かせ」論者の方なのだが、日本国内で天然ガスが取れないとはなかなかのご発言だ。

しわすみ‏ @s_w_s_m
[悲報]日本でウランが採れるのかマン、天然ガスが日本で湧いてると思ってる。
天然ガスも液化して海路で輸入してんだよ。
https://twitter.com/s_w_s_m/status/949497953701453824


 南関東ガス田をご存じないのだろうか? 推定埋蔵量はサハリン2と同クラスのガス田であり日本国内の需要を賄いうるポテンシャルを持つ。

 いま採掘していないのは、かつての採掘で地盤沈下を伴った経緯があるからだ。

 だが、還水方式で採掘すればその問題はない。やる気になればできるわけだ。

 規模は小さくてよいならガス田はある。新潟、北海道は商業採掘している。この間まで常磐でも採掘していた。他にも中小規模ガス田はある。沖積地あたりを探れば出てくるし、他にも旧炭鉱付近では貧ガスも出る。

 これらを無視して「天然ガスが日本で湧いてると思ってる。」(しわすみ)とは趣き深い。


■ 天然ガスはウランよりも供給は安定している

 さらにいえば天然ガスは輸入もあまり危なげはない。カタール等の中東以外のガスも長期契約しているし、LNGはスポットでも買える。海上輸送路も特に危険はない。

 ある意味、ウランよりもよほど安定している。天然ガスは市場には供給者も出玉が多く、資源枯渇のおそれもない。

 供給についてはウランのほうが危うげだ。簡単に取引できず、安全や環境問題から採掘・加工コストは上がる一方。再処理とMOX燃料製造はいつまで受託してもらえるか分からない。そして最終処理コストも不分明である。高額になることはあっても安価になることはない。

 このような背景で「天然ガスの輸入にもリスクがある」とおっしゃるのは、まあよほど原子力がダイスキで天然ガスが大嫌い、あるいは反原発が大嫌いなのだろう。

 実際のところ、天然ガスやらウランの採掘や取引の状況についてユニークな発言をされている点で、単に反原発が大っ嫌いなだけで調べもしないで事実ではない反論をしているだけなのだろうが。