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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2021.06
13
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10:59
Category : 未分類
 反・反ワクチンと反・反原発の連中には計画経済志向がある。その実施を最優先する。不都合な障害がでてもそれはないものとして無視する。計画進捗の邪魔となる要素は理非を枉げても排除する。そのような発想がある。

 広げれば反・ニセ科学もそうなのだ。まずはお理工さんといっても理系カルトといってもいい連中の振る舞いからはそれが窺える。
 

■ コロナワクチン

 ワクチン接種だけのスピードを競う様子はまったくそれだ。それさえあればすべての問題は解決する。そのためには接種を強力推進しろという。それだけならまだいいが、ワクチンに不安感を抱える階層を頑迷であり非科学的であると敵対視する。

 そしてワクチン不安を接種が進まない原因であると批判する。

 接種を進める政府は悪者にはしない。その方針は正しいと認めているからだ。だからいくら不手際があっても肯定する。

 そしてワクチン不安派を批判する。その規模はたいしたものではない。コロナワクチンの否定派なんてほどんどいない。だが、ほとんど力を保たないそれを接種が進まない主原因である。反ワクチン派の陰謀として攻撃する。

 これはHPVでもおなじでであった。忌避は製薬会社や行政の振る舞いが原因である。副作用ほかが出ても認めない。だからそのリスクから嫌われた。それを反・反ワクチン連は非科学的な反対派のせいとして攻撃している。


■ トリチウム海洋放出

 原発でもそうだ。いまさらの原発再稼働やフクシマ汚染物質処理でも「原発を回す」計画の執行だけを求めている。そこにある問題他には一切眼をかけようとしていない。

 その5カ年計画に反する要素は理非を問わずに批判する。再エネへの投資や放射性廃棄物放出の懸念は彼らの宗旨に反する。だから頭から拒絶する。

 当然ながら批判の首尾は一貫しない。宗教的感覚に基づく拒否である。だから拒否したあとに理由を探す形となる。だからそのときそのときで批判はひっくり返る。

 再エネへの批判は年を追って変化する。最初はコスト的に割に合わないといった。コスト面で原発に肩を並べると発電能力が足りないと言った。発電力が需要をカバーするようになると安定性が足りないと言い出し風景の美観を損ねると言い出した。

 汚染物質の排出もそうだ。

 もともとは原発は事故を起こさないから始まった。今、「日本人のゼロリスク」批判をしている連中は以前は原発は事実上事故を起こさない。発生確率は天文学的な低確率であるとゼロリスクと同じことを言っていた。それがフクシマで事故を起こすとメルトダウンではないだすといい、セシウムは人体に影響しないといった。

 ALPSで処理した水はトリチウム以外は全部除けるといったが、実際の処理水にはトリチウム以外もふんだんに混じっていた。それにもかかわらずトリチウム要りの水を海洋排出すべきといった。

 また日本の原発は世界水準でクリーンと言っていた。放射性廃棄物は外に漏らさないと豪語していた。それにも関わらず最近では「世界にはもっとトリチウムを排出している原発がある」と手のひら返しの開き直りをしている。

 そのようなデタラメをしているので原発推進はうまく行かなくなっている。

 だが、デタラメをしている現状も認められないので原因を無知蒙昧な反原発のせいにしているところだ。


■ 社会主義の5カ年計画

 そのふるまいは計画経済そっくりである。中央集権的な組織が一つの目標を立てる。その目標達成にすべてを優先する。異論は認めない。また環境破壊や社会配分の歪みといった要素は全部無視する。問題は見ないふりをしてなかったことにする。批判は国家に反逆する反体制派による計画妨害の陰謀である。そのような社会主義国のふるまいそのものである。

 犠牲を前提しその犠牲を顧みないやり方だ。綿花生産の国家目標のためにはカスピ海はなくなってもよい。経済成長のためには揚子江カワイルカは絶滅してもしょうがない。目標達成のためには労働者に健康被害が出ても、国民福祉があとまわしになってもよい。そのスタンスに立ったワクチン推進であり原発推進である。

 実際にその主張も中央集権的な構造にドハマリした連中によってなされている。ホンモノの中央の官僚ではないのに自分はそのような立場にある。無知蒙昧な大衆を教導するのだと思いこんでいる連中がしている。

 ワクチン接種ならネット医者連である。全ては医者が決める。無知蒙昧な被医療者は黙っていろ。大した医者でもない様子だが自分が政府であるように振る舞っている。

 原発推進は理系カルトだ。ニセ科学討伐をしているSF作家やらファンのたぐいである。すべては頭のよい科学技術セクターが専決する。それ以外の市民大衆は科学知識に欠けるので口をだすな。従いさえすればよいといったスタンスにある。

 だが、そのような主張をしている連中は実際にはたいしたものではない。政府の方針の乗っかるネット医者やらSF作家である。中央の技術官僚ではない。それに及ぶような頭の良いやつもいない。むしろそこには一流どころか二流にもなれない不満があるようにも見える。

 またその主張を支持する連中はもっとくだらない。ネット医者やらSF作家の主張を丸写しのオウム返ししている。これも二流にも及ばない連中である。ツイッターやらYou Tubeでアレ気な連中の言っていることを真に受けているのだが、それで自分は情報収集をしていると思いこんでいるフランシーヌの水準である。あまりにもお◯◯さんなものだ。
2021.06
07
CM:1
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00:30
Category : 未分類
 頭を使わない作業はよい。折り紙のような作業に没頭すると煩わしいことを忘れられる。だから喫茶店で仕事をする前には折り紙をする。

 よくやるのは書皮の直しだ。買ったばかりの本の皮を巻直す。だいたい10分位だがそれで頭が切り替わる。

書皮

 通販の本や古本はグラシンを巻いていた。トレペのようでいてもっと安い紙だ。本の題名が読めるので古本屋がよく巻いている。

 ここ10年ではそうしていた。

 コツは軽く火熨斗を掛けると言う話がある。でも己はそれはやっていない

グラシン

 ただ、グラシンはどうもとも感じていた。緩み易い。テンションを掛けるため引っ張るとすぐに破れる。読むときに湿気で浮く感じがある。また滑りやすい。

 どうにかしようということで全紙で買ったクラフトの半晒54kgで巻直すことにした。

 54kgにしたのは理由がある。

 まずリブロの書皮がそれくらいだった。20年前の書泉の和紙系を除けば一番の書皮だと思っていた。マイクロメータで図ってもだいたい同じ数字だった。

 うっすらと下も見える。表1や背表紙がそれとなく見えるので本棚でも見つけやすい。手の湿気で密着度が上がり油が移るとそれなりに読める。ちなみに乾性油を塗ると半透明になる。綿棒にわずかに含ませてそれに別の綿棒をあててそれで紙を軽くなぞる。そうするとそこが透かし状となる。これは2回だけやったことある。

 あとはテンションに耐える。グッと引くとそれなりに伸びる。だから皮が緩まない。

 そうしてここしばらくでグラシンの本を50冊ばかりを半晒に改めた。

半晒54キロ

 折り方は写真のとおり。昔はこれで書皮を巻く本屋があったが今はまず見ない。

折返し
2021.06
01
CM:5
TB:0
13:42
Category : 未分類
 サクラエビ不漁との関係が問題視されている富士川の汚泥問題なのだが。

 出元の日本軽金属は戦争中も公害出し放題で問題となっている。たしかあったはずと『続内務省外史』を読み返すと183ページにあった。松本省吾「アルミ工場と農民の対立」がそれ。

 軍需を後ろ盾に調子乗りすぎたのだろう。

 よそはここまではいっていない。

 もちろん軍需生産と農業との対立は珍しくはない。例えば船岡の海軍火薬廠でも似たような事態が生じている。これは日本海軍火薬史?かなにかに書いてあった。少なくとも広島県立図書館には収蔵されている。

 だが、戦時下においても合理的な対処はした。農業生産もまた戦争経済の一部である。だから一方的に農民が蹂躙される事態は生じない。農業生産や治安を重視する内務省や農林省も問題視する。軍隊も無視はしない。生産を緩めることはできないまでもそれと矛盾しない限りの対応はする。

 ただ、日本軽金属でそれをした雰囲気はない。「工場側の鼻息は大変荒く、軍を背景に絶対交渉に応じようとしないのです。」(p.194) と当時でもありえない対応をした。

 だから戦時下にも関わらず農民が立ち上がったわけだ。


■ 戦後も続けたんじゃないかね

 今回のサクラエビ問題もこの延長じゃないかね。

 戦前から続く公害軽視があった。だから以前の水域への関連会社の不法投棄も含めたずさん処理や知らぬ顔をしていた。

 それからすれば今回も「工場側の鼻息は大変荒く、[因果関係の不証明を]背景に絶対交渉に応じようとしないのです。」なのではないのかね。

 ちなみに日本軽金属を見ると古河財閥系とのこと。かの足尾銅山の古河財閥である。財閥はそれであまりにも嫌われていた。大震災で古河庭園を開放されても全然感謝されないというほど。

 それからすれば、まあといったこともあるものだ。 


   松本省吾「アルミ工場と農民の対立」『続内務省外史』(地方財務協会,1987)pp.193-194.
2021.05
26
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20:37
Category : 未分類
 安全保障屋は「日本人の生命が第一」とか言っている。北朝鮮拉致被害者の命が大事で夜も眠れないとか言っている。

 これは官民を問わない。自民党の防衛族はみんなそういってる。民間の安全保障セクターも青バッチつけているやつはまあそんなスタンスなんだろうよ。実際にそうとも言っている。

 でも現状には何も言わない。政府のコロナ対策での不作為で人が死んでいる状況に緘黙している。そしてヨリ危険な状況をもたらすオリンピックにも何も言わない。誰も反対もしなければ諫言もしていない。


■ 差し迫った危険はどっちかね

 まあ、それが本性だよね。不断言っていることはホントじゃないうことだ。

 想像上の脅威は過剰に扱う。中国の軍事力で日本人はまだ誰も死んていない。北朝鮮の核でも死んでない。李承晩以降の韓国も日本人を殺してもいない。それにもかかわらず日本の危機であると言い立てる。

 しかし、今そこにあるオリンピックの脅威は全く触らない。接触機会の増加や海外からの新株流入、日本からの新株流出とそれによる悲劇、国内病床への圧迫とヤバいことだらけだ。それにも関わらず何も言わない。

 どっちが安全保障上で危険であるか、差し迫った脅威であるのかは明白なものだ。


■ 体制ヨイショが第一なんだろうよ

 でも、自分たちは自公の内閣や政府を翼賛ヨイショして生きている。そこに歯向かってはイケナイ。

 だから反対しない。不断言っている「日本人の生命は第一」と相反していても何も言わない。

 逆に言えば、官民とも安全保障セクターにとって「日本人の生命が第一」なんていうのは体制ヨイショよりも優先順位は低いということだね。

 

 
2021.05
22
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20:08
Category : 未分類
 紙屋のミューズが6月末で店じまいするとのこと。

 あそこのクロッキー帳は至極便利で30年ほどずっと使っている。測量野帳(レベル測量)をメモにするようになったのはその後で今でも図版とかアイデアとか計算書といった手元だけのメモに使っている。

 そのミューズの神保町店に東京市内の用事が早く済んで久しぶりに寄ったら店じまいとのこと。クロッキーは文房堂とか世界堂で買っていたのだがたまに買う洋紙はミューズだったので困るものだ。

 当座は気になっていた54kgの晒?の白クラフト紙なんだがねえ。今月中に注文出しておくかとは考えている。書皮の付替えに使う分で背表紙部に乾性油をうっすら塗ると透けて窓になるのではないかと思っている。
2021.05
21
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00:42
Category : 未分類
 イーゴリ公とボリスゴドノフはあんまりいいDVDが出てこない。前者だと大学生のときに買ったLD、1990年のロイヤル・オペラ・ハウスを超えるのが出てこない。

 で、たまに探す。やっぱり出てこない。

 ただ、今日はその動画公開版が出ていて4時間カッチリ見てしまった。どうも権利関係はアレっぽいけれども。

 字幕はドイツ語なんだが、LDが擦り切れるくらいみていたので当時の日本語字幕は全部出てくる。あと30年前に習ったドイツ語の記憶でそれなりに読めるものだよ。

 当時はLDを回しっぱなし。イーゴリ公・万能文化猫娘・マイスタージンガー・天地無用・ポチョムキン(76年赤旗人着判)みたいな順番で見ていた。そのうちDVD初期になってアレクサンドル・ネフスキーとかはいるのだけれども。

 ただLDはもう見られない。プレイヤーもディスクもあるけどNTSCで見られないし画像も今となってはアレ。

 万能文化猫娘なんかはDVDで差し支えない。

 けれども歌劇の類はあまりDVD化しない。してもあまり気に入らない。1990年版とかの出来が良すぎて結構しょぼい。単に見慣れたせいかもしれないけれども、それ以外はどうも駄目。

 そこで10年以上ぶりに昔の動画を見つけたわけだ。怪しいけれども、アップされた動画を一気見してしまったよ。

 あとはボリスゴドノフのモスクワ銃兵隊云々をみたいものだ。

 アレも最近には全然見ていないからなかなか思い出せない。今でも『イワン雷帝』とか、時代ぜんぜん違うけどアンドレイ・ルブリョフと重なるのがあれだけれども。

 まあ見つかるかどうかわからないから昔のLDのNTSCをMP4かなんかに変換するしかないかなと。 
2021.05
12
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20:03
Category : 未分類
 防衛副大臣だが「アメリカが支持するイスラエルをヨイショするのが正解」と考えたんじゃないかね。

中山泰秀 Yasuhide NAKAYAMA やっちゃん@iloveyatchan
あなたならどうしますか?ある日突然24時間で300発以上のロケット弾がテロリストによって撃ち込まれ、愛する家族の命や、家を奪われたら。イスラエルにはテロリストから自国を守る権利があります。最初にロケット弾を一般市民に向け撃ったのは一体誰だったのか?私達の心はイスラエルと共にあります。
https://twitter.com/iloveyatchan/status/1392160326116732928


 戦後のアレ右派は愛国とは米国への奉仕と心得ている。米国に赤誠を示す。米国や米軍を助ける。そうすれば米国は日本に恵みを与えてくれる。それを追求するのが正しい保守と考えている。

 だからそのままイスラエル擁護となる。イスラエルは米国が援助している。それを助けることは当然である。

 なによりも日本アレ右派にとっては米国に忠誠心を示すよい機会となる。心正しい[日本アレ]保守主義者でございと自己顯示できるからだ。まずは戦前、戦争中に「畏れ多くも」を濫発した連中と同じである。

 勝手に「私達」を自称し「私達の心はイスラエルと共にあります。」(中山)とはそういうことである。


■ トルコの政治家は空襲下のパレスチナに行ったよね

 まずは倒錯している。戦前の鮫島伝次郎たちが不敬にも濫用した「
天皇陛下」を米国に置き換えただけの中身だからだ

 しかもまあ言っているだけである。「私達の心はイスラエルと共にあります。」(中山)といった安っぽい発言からはそれが伺える。しかも元電通社員と聞くとさらに薄っぺらに聞こえる。

 傍目に見てりゃイスラエルは自業自得の国なのやらだが、ホントに「イスラエルと共に」何かをする気があるものかね。

 そのあたりで立派な本気ホンモノの政治家との差はあるよね。

 例えばトルコの政治家とは違うね。彼らはイスラエルのパレスチナ空襲に際しては現地を訪問しとどまり続けたことがある。首相と外相が入り自ら人間の盾となっている。

 そのような実践をやったことがあるのか。経歴(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B1%B1%E6%B3%B0%E7%A7%80)をみてもまあないだろうなと。
2021.05
10
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TB:0
11:46
Category : 未分類
 メカミリのうちのアレな連中や自称軍クラは常々小馬鹿にしたくなるものである。

 それは全体として間違えている違和感ではないか。その違和感がある。だが本人は自信満々な部分である。


■ ハリボテ

 まずその組立は権威に寄ったハリボテである。防衛省の発表やら戦史叢書で骨格を作る。あとはその骨格に合致した素材を拾ってくる。企業発表なり戦友会記事を拾ってきてスキン素材として貼り付けてつくる。

 よくいえばコラージュである。実際はもっと手軽で下卑た手抜きである。志の低さをいれてまずはアイコラだ。

 そこにモデルの検証はない。スキンとなる企業やら戦友会の素材と防衛省系の公式発表は本当に合致しているかの検討がない。多数の素材群同士を比較して共通点や矛盾点を探す。それと主張の骨格はあっているかを見ない。

 抽象と具体の間の往復といってもよい。個別の資料群のディティールを捨象してみる。また骨格から想像される理想のディティールと比較する。そのような努力は行っていいない。

 だから凄くヘンテコな内容が時折生まれる。もともと正しくない骨格にそこらへんで拾ったスキン素材を貼り付けましたみたいなゲテモノがでてくる。

 全体のプロポーションが狂っているようなものだ。拾い物素材単体は間違えていない。企業発表や戦友会記事そのものは狂いはない。でも全体を見ると珍妙となっている。

 あるいゴマカシが見える。隣接するスキン素材同士はなんとなく馴染んでいるが一つ二つ離れたものと比較すると違和感しかない。テクスチャーはなんとなくあっているが色彩はテンでばらばら。それを明度のグラデーションでごまかしているようなものだ。


■ 全体を見ない素材コレクターだからね

 まずは全体を見ない結果だとしかいいようはないものだ。骨格となるモデルが正しいかを疑わない。あるいはそのモデルがこのスケールで成り立つかを考えない。そのあたりの手抜きの結果だ。

 最近ならASM-3擁護がそれ。日本以外のアプローチをみない。あるいは艦隊側の迎撃モデルを考えない。与えられた骨格を鵜呑みにする。日本の開発は正しい。高速化は有効だ。その郭から出ないでディティールを貼っつけた主張ばっかとなる。

 それをやると地位協定と慣習法による主権免除の繰り返しとなる。

 外務省は在日米軍の主権免除は国際慣習法である。そう主張していた。

 軍クラ連はそれをオウム返しにしていた。外国軍隊の主権免除は国際慣習法である。なぜなら外務省もそう言っているからだ。そういって現状の主権免除を擁護していた。

 だが、その後に外務省は「国際慣習法」の部分をコッソリ抜いた。それでハシゴをひかれる形となった。

 戦史の類もそうだ。戦史叢書にはバイアスがある。組織や生存者を擁護する要素がある。ウソはあまり書いていないが本当のことを書いているとは限らない。戦争犯罪関係はとくにそうなっている。

 でもそれを疑わずないとやはり狂いが出る。そこにディティールを貼っても珍奇なものしかできない。拾い集めた戦友会誌の記述を貼っつけても元の狂いは修正できない。

 しかも実際に貼るのは「生存者名簿の名前をくっつけてみました」といった1セント硬貨の陰影をCGで作りましたみたいな無意味なディティールばかりである。

 ロクなものともならないということだ。


■ 一種のキメラ

 なんというかね。連中の同人に多い擬人化やら女性化の表紙に酷似している。武器を鉄砲構えてメカにのった水着姿の女の子にする。旧日本軍隊の兵隊を胸やら尻やらを強調した10代の女性にするアレだ。

 萌え絵としては大抵二流以下。本人が描いていることもあろうし誰かに頼んで描いてもらっていることもある。でも兵器やら戦史やらのメカミリ系統は一流や一流半はなく二流三流だ。

 よく見ると矛盾したモンタージュになっている。手癖になるまで書きなれた顔部分を書く。手癖になるまで書きなれた乳房を書く。手癖になるまで書きなれた尻を書く。手癖になるまで書きなれた太ももを書く。そしてそれをまとめた形となっている。自分でかいているのだろうが、あくまでもそれぞれの部品のモンタージュでありひどくなるとコングロマリットである。

 だから全体として奇妙である。骨格がどうなっているのかを意識するとナンジャモンジャのコンテンツになるのだ。*




* 確かに萌え絵はキュビズムとなる部分はある。一流の上手い人でも骨格は矛盾することもある。
 でも上手な人はその違和感が表出しない。表出させない。まずはその範囲でしかキュビズムは追求していない。
 下手くそは自分がキュビズムであることを理解していない。萌え絵を引き写して萌え絵を描いているからそこまで頭が回らない。
 これは左右の腕の長さが違うとか脊椎腰椎はそんな形とならないだけではない。
 よくあるのは観察者の視線の高さがテンでバラバラとなっていることだ。購入者・読者がキャラを見る。その眼の高さが矛盾する。一つの絵の中で眼の高さが3つある。一つはキャラの顔に高さにあり、一つは胸の高さにあり、一つは股間部の高さにある。**


** 己がいつも小馬鹿にしている戦史モノ同人の表紙はそれ。表紙を頼んでいる人は顔と胸と尻は描きなれているが全体がおかしい。おニャニャの子を見る想定読者の眼高と焦点が顔と巨乳と股間部のマルチ視点マルチフォーカスだったりする。絵全体でも統一されていない。ドイツ軍の軍服着てる女の子は斜め上の視点から俯角15度くらいで見下ろしているのに脇にあるテーブルは俯角6度くらい、その上に載せている制帽なり食器なりはそれが置かれている高さ、床上五〇センチくらいの位置におかれた視線から水平に見ている。
 期せずして同人の中身を示しているものだ。骨格がおかしいしディティール間も全体として狂いがある。それを示唆しているのである。


■ (オマケ)

 この手のアイデアって一瞬の啓示なんだよね。アレ気な内容って結局は「公式発表の骨格 + 都合のよい拾い物スキン素材」だよねと気づいて、そっから30秒で大体の構造ができて、今20分で書き上げたところ。

 なんつーかなあ「女の子騎士の武具がヘンテコ」よりも「この絵は頭部の位置とサイズと甲冑のそれとの整合が取れていない。よく見りゃ甲冑の中で首のない巨乳女が中腰になってその上に肩車したキャラの二人羽織になっているよね」のほうが本質的な誤りだねえと。

 「全体として正しくて細部が間違えている」と「細部は正しいけど全体として間違えている」のどちらが重篤であるかだ。

 だいたい自称軍クラの類は総じて後者の誤りが多い。特に航空模型や航空写真マニアはそうだなあと。まあ模型はねえ。ネトウヨ転落した連中をみても、そのネトウヨ主張でも航空模型マニアは3倍段だからねえ。罪作りだねと。

 
2021.05
05
CM:2
TB:0
14:29
Category : 未分類
 千代鶴は不世出の名人といわれている。その鉋は職人のあこがれとなった。腕に自身をもつものは争って手に入れようとした。

 これは昭和の半ばには素人にも知られた話だ。建築工芸に限らない雑誌でも名人千代鶴は話題となっていた。職人はそれを砥減りしてなくなるまで愛用した。それゆえに刀剣とは異なり現品は少ないとも言われていた。また偽物も出た。

 その鉋が出てくる話でボクも持っていますと数打物を出すのはナンだ。名前は秘すが自称そば打ち名人がSNSで千代鶴の話が出たときに「刃物、いいですよね」とか「ボクもいいのを持っています」と言い出して数打物の写真を提示した。鍛造品の包丁だがまずは空気ハンマーとベルトグラインダーで作った量産品だ。

 なんというかね。盲蛇に怖じずといった強心臓だなと。そして、なによりも見ていてこちらが恥ずかしくなる感覚がある。まずは見られたものではないといったものだ。

 しかも自称軍クラでね。不断も刊本出して「貴重な資料」とかさしたる中身でもないものを提示して「沼」とかいう。古本屋に言わせれば3000も刷ってりゃ流通するから貴重じゃないものだ。調べりゃわかることを沼というのも大げさなものだ。それを「自分たちが価値がわかる人間である」と思い込めるようにいいたてている連中がそれをしている。

 そして「ボクはそばにも造形が深い」ともいっている。でもその造形とやらもねえ。ここ30年で出てきた本の内容を紹介するあたりでそうだし。そこにはその御仁の発見があるでもない。そして、その程度の中身を出してフフンとしている。

 まずは瀬川深さんのいう大騒ぎごっこ* をしているわけだ。「くだらないことを針小棒大に言い立てて、それに連なる自分たちもまた偉大なのだという幻想を共有したがる手合い」といった類型にピッタリ当てはまるものだよ。

 でもその内実はとんだ目利きだといったものだ。その御仁自慢の包丁を作った鍛冶屋さんも名人千代鶴と並べられると困惑すると思うよ。

 くりかえすけど第三者の己がみていても恥ずかしくなるくらいだもの。映画やアニメで登場人物が恥ずかしいふるまいをしているのをみていられなくなるあの気分がでてくるものだよ。
2021.04
30
CM:3
TB:0
22:41
Category : 未分類
 図書館に当籤したので上京した。いつもは9時半過の汽車に乗るのだが、念の為にヨリ空いているだろう10時半の汽車に買えるつもりが間に合いそうな汽車が来たので耐えられず1本前の10時ちょい過ぎの急行に乗ってしまった。

 図書館での作業はいつものとおり。雑誌ほかを読んでコピーの繰り返しをする。今日は朝日ジャーナルの古いやつを結構読んだ。だいたい筑紫哲也さんが編集長のころの分。

 3時間ほど繰り返すと疲れるので休憩と称して縮刷版を読む。これもいつものとおり。

 今日は朝日新聞の1982年10月分を読んだのだけれども。CDと揚夫人の新発売日が近いことに気づいたよ。

 CDは10月1日。12-13面で見開き全面広告「ソニーは音を極めた。コンパクト・ディスク、本日発売」でCDP-101(16万8000円)にCBSソニーほかのCDソフトの紹介をつけて発表している。

 そして8日4面で揚夫人新発売の全面広告。もちろん読みはマダムヤン。「ハウス[特製拉麺]ラーメン」と肩に描いてある。CMの「ハウス特製ラーメンマダムヤン」の順番のとおり。

 そして9日朝刊14面に「AV最前線 25億の穴」ね。副題は「円盤に信号びっしり」で誤り修正符号まで説明したCDの記事。そのとなりに「近づく太陽電池時代」の記事。今から見れば退場しつつあるCDと発展段階の太陽電池が並列に紹介されている形となっている。

 あと気になる広告は東亜国内航空TDAのツアー「竜虎といく『九州料理天国』」、2泊3日で9万8000円もする。2日夕刊の10面ね。

 もう一つはTBSのドラマ「マルコ・ポーロ シルクロードの冒険」で、3日朝刊10面で、これは8時間ドラマを標榜している。テレビ欄を見ると1日に3時間、2日に3時間、3日に2時間放送されていた。

 結局は11時過ぎに入って6時前に出たのでざっと6時間半くらいかな。コロナが怖いので帰りは市内に寄らずにまっすぐ帰ったよ。
2021.04
24
CM:7
TB:0
20:42
Category : 未分類
 緊急事態宣言とやらは不徹底にすぎるものだ。

 好意的に見れば「ワクチンが届くまであと一歩だから」なのだろう。

 だた、実際にはそのワクチン入手も画餅に終わるのではないかね。これまでの内閣の無能ぶりを見るとそうなるのではないかと。

 昭和の内閣と素養は高かった。官界出身が多いせいもあるが帝大や京都帝大、高文は珍しくはない。昭和40年ころになるとその上で短現やら予備学生、甲幹、特操がつくから防衛省自衛隊にも睨みが効いた。

 いまは三世四世の上、受験勉強でもできん子で大学出ても1種2種は通っていない。岸信介の金玉由来のアレは全くソレ。家庭教師つけているのにエスカレータから一歩も出ていない。菅直人さんじゃないほうもそんな感じ。他の国務大臣見ても素養が高いなあとは思えないうえにやっていることはボンクラときている。

 「ワクチン入手の見込みがたった」もひっくり返る気がしてならない。

 仮に入手できても接種が間に合わないとかね。日本医師会の政治力から「医師以外だめ」「医師の指示下で看護婦」までとかにされるとそうなるんじゃないかな。いまでも歯科医とか獣医つかう話はない。時間があるのに特殊な規定でワクチン接種専門のみなし資格とか作っときゃいいのにそれもやってない。

 まあ望み薄だね。

 それからすれば冬コミもなさそうだね。

 今の段階でも厳しいとは見ている。今年中に老人へのワクチン接種は終わらないともいわれている。人口の残り半分の中年以下にはまともな接種も行われていない。そこで20万人級のイベントなんて無理、5万人に減らしても駄目だろう。

 実際には今以上の面倒がおきるのではないかね。夏秋で防遏できないまま冬になる。そして従来最高のコロナ感染となるとかさ。ワクチンが聞かない新型が流行するとかそんな事態がおきるのではないか。

 一番いいのは今から全国全国民の6週間謹慎だろうね。医者とスーパーとドラックストア、郵便宅配便だけ営業可。あとは全部やすむ。補償はとりあえず一人15万を払って金持ちからは来年ソレ以上を分取る。電気代は一律5000円補助。支払い関係の契約は一律で6週間先に延ばさせる。

 それからすればゼネストなんかいいのではないかね。鉄道やらガソリンスタンドやらを止めれば人の流れも止まるだろう。あとは市町村の首長と議会と職員で抗日戦争の農村自衛隊みたいなのつくって市境界で道路封鎖ね。

 あと、オリンピックの未練をなくすために国立競技場に火を放つのもいいかもしれない。丸焼けにしてオリンピックをできなくすれば今の内閣でもコロナにも本腰を入れるようになるのではないかね。
2021.04
23
CM:4
TB:0
11:44
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 ブルーインパルスが1年ぶりに展示飛行したとの由である。

 NHKのWEB記事によると「ブルーインパルス」が展示飛行を行うのは、医療従事者を励まそうと、去年5月に都内上空を飛んで以来、およそ1年ぶり」とのことだ。(「ブルーインパルス 大空にハートマーク 1年ぶりの展示飛行 富山」 2021年4月22日 20時33分)

 コロナ応援がいかに嫌われていたかということだ。

 まずはどうしようもない発想だった。

 「医療従事者を応援」でブルーインパルスを飛ばすのはどうかしている。「工場が忙しくて応援がほしい」に「わかった大学から応援団とチアを送る」ようなものだ。コミュニケーション不全もいいところである。

 しかも自分たちのアイデアではない。アメリカのモノマネである。

 「バカにするな」「実効果のあることをしろ」と批判を浴びたのも当然だった。

 だから防衛省は一回やってやめた。全国を廻ると言ったがそれは自然消滅させたのだ。


■ 無償体制擁護ボランティア

 それを読めないでヨイショした連中はどんなものかね。

 当時は例によって左派が体制を、自衛隊を攻撃していると反発した。ニュースに流れた「ブルーインパルスで力づけられたと」いったプロパガンダ臭い映像を提示して国民が支持していると口々に言った。

 でも肝腎の防衛省が損に気づいた。「3割反発、1割賛同じゃ割があわない」と全国巡回をこっそり取りやめた。

 まずはハシゴを外された形となったのだ。


■ だいたい宣伝だからね

 そもそも宣伝でしかないものを応援であると信じ込むのも不思議なものであった。

 去年にブルーインパルスを飛ばしたのは防衛省の宣伝だった。その存在価値を示すチャンスである。国民は自衛隊さんありがとう。または航空自衛隊ありがとうといってくれる。報道でも大きく扱われる。実際にアメリカではうまくいった。このような助平心で実施された見世物だった。

 ヨイショ連はそれが見えなかった。宣伝を本当に応援であると信じ切っていた。

 これは曲芸飛行屋の自称応援飛行も同じだ。件のレッドブルの運転手が「空にスマイルマークを描いて応援」と言ったアレだ。

 まずは自分の商売上の宣伝でしかないものである。不景気で仕事がない。だから宣伝でもすべえといったものである。それにどうにか理由づけをして「いいことである」「善行である」と装ったものだ。

 もちろん、それ自体は合法である。宣伝は違法な行為ではない。商売では宣伝に尽くすのは当然である。

 ただ、それを宣伝と見抜けずに「いいことだ」「善行だ」とヨイショする連中はねえ。

 まずは何かの付け所が相当に悪いのだろう。
2021.04
20
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21:05
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 どーでもいいのだが飯田橋で新歓コンパらしきを発見。

 1730くらいかな、東京大神宮のそばの原価酒場に大学生らしい男女30人ばかりがぞろぞろ入っていく。

 まー、この非常時にって感じだね。「大陸で戦っている兵隊さんのことを思えばパーマネントはやめましょう」とでもいうのかねえ。

 近くの大学といえば東京理科大なんだが、男女半々だからそれはないだろうと思った。

 普通は「やめたほうがいい」とかいいそうなもんだがねえ。集団の雰囲気でそれが言えないあたりで程度は低いのだろう。あんまし頭よくないか、「俺たちはうまく立ち回るんだ」のアレな連中じゃないかな。
2021.04
18
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12:36
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 積んどいた『太平洋学報』読んでたら「中国は二酸化炭素を2030年までに抑え込む」とあった。

 これは呉磊さんの「新能源発展対能源転型及地縁青磁影響」の一文である。「2020年9月22日、中国国家主席習近平宣布、中国将在2030年前達到碳峰値、2060年実現碳中和」(呉,69p)と30年以前のピークアウトと60年のカーボンニュートラル達成を宣言している。60年には森林吸収量と排出量を均衡させるとのことである。*

 まずは可能だろう。

 30年までのピークアウトは多分達成される。中国は燃料の天然ガス化を強力に進めている。去年辺りからガス供給が追いつかないので石炭を使わざるをえない見通しも出ている。ただ、並行して二酸化炭素の地下貯蔵での対応を進めるとも言われている。それに適した古い油田もある。圧力を掛けて原油を回収する方法の一環としてもやれる。

 60年代のニュートラル達成も絵空事ではない。中国は世界最大の太陽光輸出国である。生産能力はある。また貴州省では太陽光電力で太陽光設備を作れるようになってきている。風力や太陽光適地も多い。また二酸化炭素吸収でも有利である。いまでも緑化により二酸化炭素吸収料が急速に増えている。南水北調が進めば緑化そのものの面積も増えるだろう

 なによりも意思が強い。「エネルギー転換で先んずれば経済の覇権を握れる」とも考えている。


■ 「グレダさんは中国を叱れ」とか言ってる連中はどんな顔するのかね

 まずは日本とは比べ物にならない。`日本の現状はほぼプラトーである。基本的には増えてもいないが減ってもいない。経済変動で去年減ったくらいだ。そこにガッツリ減らすという意図はない。

 産業界は既存の化石燃料を残すことばかりを主張している。高性能石炭火力で、高性能なガソリン車、ディーゼルで、とかHVとかいっているあたりでまあ駄目。石炭悪者論は効率が悪い欧州の陰謀、EV推進も欧州の陰謀とか後ろ向きな陰謀論ばかりを言っている。

 そして日本だけが無理難題を言われているといって逃避している。中国やインドに甘い、中国の二酸化炭素ガー論者というアレだ。

 それがこの先に中国が二酸化炭素削減をしたらなんというのかね。

 なによりもグレダ・トゥンべりさんは中国をまず叱れのと主張した人たちがその時に何を言うかが興味深いものだよ。

 具体的にはいつもの発言をするセクターの人たちだね。

石井孝明(Ishii Takaaki)@ishiitakaaki
世界最大の温室効果ガス排出国の中国に行かないグレタ 。まさか欧州過激NGOにも、赤いお金が・・・
午後2:36 · 2019年12月7日
https://twitter.com/ishiitakaaki/status/1203186438491136000


moltoke◆Rumia1p@moltoke_Rumia1p
返信先:@ishiitakaaki
そもそもグレダさんの頭の中に排出1位の中国は発展途上国だからなかったという恐るべきバイアスがかかってるので(視野の狭さも欧州過激派NGOのスピーカーならでは
午前9:25 · 2019年12月8日
https://twitter.com/moltoke_Rumia1p/status/1201984588051968001



*   呉磊「新能源発展対能源転型及地縁青磁影響」『太平洋学報』39.1(北京,海洋出版,2021年)pp.62-69.

 

 
2021.04
11
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16:09
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 部屋の整理をしながら気づいたのだけれども。

 SFは嫌いだ。

 ただ作品自体は別段に嫌いではない。小説なりはなんとも思わない。面白いものは面白いしつまらないものはつまらないだけだ。

 まずはジャンルが嫌いなのだろう。構成員どもの振る舞いがいやらしい結果である。


■ 科学ハードコア

 一つは科学ハードコアか。

 科学に凝るのは構わない。その程度の没頭は他ジャンルにもある。

 だが、科学以外の要素を全部無視する。それをすべて科学の下部に置くのが見ていて頭が悪い。

 最近ならトリチウム海洋放出がそれ。社会で決めたルールを「科学的に正しくない」として「無視しろ」とするアレだ。

 地球中にありふれている。薄めれば害はない。だから海に捨てるべきだ。といったアレだ。

 それなら屎尿もそうだろう。地球中にありふれていて薄めれば害はない。だから海に捨てろとなる。

 さらには電力会社の都合であることを一切無視する。要は私企業が「有害廃棄物の保管場所が無くなったので海に捨てる」といっているわけだ。

 それを認めるのが科学的である。正しい選択であるという。

 そしてそのような態度が正しいとする。それにウットリしている様子が気持ち悪いものだ。


■ 批判しない

 二つ目は批判しないこと。正確に言えば科学的ほかの権威の言うことを丸呑みすることだ。

 今ならPCR抑制論やら『ワクチン批判「批判」』がそれ。

 理屈にあわないことでも科学サイドがお墨付きをつけると批判しない。

 そして紅衛兵に徹する。政府やら製薬会社のいうことが絶対に正しい。なぜなら科学的だから。といって批判を批判するアレだ。

 今回なら「尾身会長の言うことは常に正しい、その発言の裏を読み解くとよく分かる」か。航空技術ジャーナリストとやらのウットリ発言がすごかった。

 日本のワクチン接種が遅れているのを「反ワクチン」のせいにするのもそれか。日本政府の失敗の結果を非科学的な人たちのせいとして転嫁している。


■ ファンのヨイショ

 三つ目はファンのヨイショだね。

 作家連にファンが媚びるのが見ているだけで嫌悪感を引き起こす。

 そして作家との近さを自慢するようになる。

 「SF大会で話した」くらいはまだよい。

 「地元を案内した」「よい酒蔵を紹介した」「自慢の手打ちそばを毎年年末に送る」といった関係性誇示は見ているだけでね。奴隷根性というか、三下感が全開となっている。

 それが四十郎五十郎だとねえ。ほかになにもないんだろうねと。

 見ていて腹立たしくなる頭の悪さがね。

 まずはガルパンのアレと同じ。何がいいかを言語化できない程度の国語力は「ガルパンはいいぞ」といってアレな映画も毎回見に行く。一つの映画を何回見たかを競う。その回数でしかそのセクターの中での地位を示せない。その程度の間抜けと同じ臭いがしていやなものだ。



■ ジャンルとして知性がない

 突き詰めれば知性のなさかな。

 SFはジャンルとして頭が良くない。例えば構成員による論評や批評がなりたっていない。その程度の集団である。それが己が忌み嫌う理由なのかね。

 引っ括ればメカミリもそうなっている。鉄道、ヒコーキ、ロケット、自動車レース、カメラと同じ。アニメでも「女の子とメカと鉄砲」と同じ。

 抽象化ができるほどの頭がない。支持層の最頻値がその程度だから抽象化が進まず具体性の追求しかできない。だから「ゼロ戦のネジの数はいくつ」しかしていないわけだ。

 そしてそのまま歳をとっていく。過半は十代程度と変わらない抽象性の水準のままで五十、六十に上がっていく。それはまさに目の当たりとしている。連中はそのまま死ぬのだろうよ。

 作る方もそんなに頭もよくない。メルトダウンじゃないだす程度だからだ。

 そしてそれほど頭も良くないのがもっと頭の良くない支持層を養分として収奪している。その構造も嫌悪を呼び起こすものである。
2021.03
29
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11:03
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  『ハンギョレ新聞』の日本語版にシン・スングンさんによる戦時作戦統制権の記事が出ている。* 軍部やそのOBを含む保守勢力が米国の戦時作戦統制権を温存させようとしている。それを批判する記事だ。

 そこでは理由にならない理由を上げて抵抗している旨が指摘されている。「保守勢力は合意を覆そうと粘り強く抵抗した。戦争抑止が難しく、核の傘の保障も困難になるだけではなく、米軍の支援が不透明だなど、あらゆる理由を並べ立てた。」(シン)である。


■ 日本のアレ保守に似る

 これは日本のアレ保守が米軍の特権を温存させようとする姿に似ている。普天間-辺野古、横田空域、航空法適用外の問題点を直視しない。そのうえで日本権益への侵害を合理化しようとするあの態度である。

 例えば、最近なら東京都内の超低空飛行である。連中は当初は超低空飛行の事実を否認していた。その後で毎日新聞報道ほかで認めざるを得ないと合理化した。「有事の訓練のためには当然だ」と言い出した。

 これは実際に航空マニアやら航空写真マニア連が言っていることだ。


■ 保守とは米国に尽くすことと信じ切っている

 その背後には何があるのか?

 歪んだ体制認識なのだろう。「体制には尽くさなければならない。そして自国の体制を見ると日本政府の上に米国がある。だから米国に尽くすのだ。」そのような発想だ。

 米国に関連する問題は直視しようとしない。

 その代わり問題の存在を否定する。現状の問題は問題ではない。米国がやっていることだから正しい。むしろ米国が喜ぶからいいことである。そこから逆算して理屈を作る。そしてそれが正しいと思い込む。

 それは韓国も日本も同じだということだ。


■ 韓国の航空/航空写真マニアも同じなんだろう

 それからすれば、日本のOBや韓国のマニアも同じである。そのような推測もできる。

 実際に日本の将官OBにはそのような発言をする御仁が多い。JB PRESSの安全保障記事あたりに書いている人たちはそんなものだ。米軍がもたらす問題を直視せずむしろ利益とすら主張している。

 まずは韓国の航空マニアや航空写真マニアもそんなものではないかね。

 間違いなく韓国内での米軍航空機の危険行為や騒音は問題視しない。そして「韓国の国防を充実させる」とか「騒音なんか気にならない、俺が撮影している◯◯基地」とか一眼レフを持つ自分の写真つきのアカウントでフザけたことを抜かしているのだろう。日本の航空マニアや航空写真撮影マニアのように。



* シン・スングン「[コラム]戦時作戦統制権失った韓国軍の哀しみはいつまで続くのか」『ハンギョレ新聞』(日本語版)登録:2021-03-22 06:26 修正:2021-03-27 08:02
 http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/39485.html
2021.03
27
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01:21
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 日本エクルスの広告を発見した。これは電話による情報サービスである。調べる内容を伝えると会社側はNECのコンピュータで即座に情報す出といったもの。入会金2000円で月会費1000円となっていた。 掲載紙は『朝日新聞』1968年9月2日朝刊8面である。

 グーグルのさきがけではあるかと。当時も調査やレファレンスはある。だがそれは時間がかかる。データベースを元にして好きな時間にどこからでもそこにアクセスできると言った点ではグーグルの先祖である。

 ただ実際にはどの程度の役に立ったのかね。コンピュータはフカしで会社側はブリタニカ百科事典あたりで項目みてこたえていたのではないか。

 で、その程度だから顧客も離れるですぐに畳んだ事業ではないか。今ググっても日本エクルスでは何も見つからない。

 よく考えればGOOGLE以前はどうしてたものかと。

 大学生時分を思い起こすと新聞縮刷版とブリタニカ、英語版ブリタニカか。あとは『WHO'S WHO』とか『Wer ist wer?』とか角川地名辞典とかOEDとかやっぱりレファレンス資料で調べていた。

 当時はすでに検索可能なシステムが大学のUNIX(当時はそう呼んでいた。個人のHDDスペースは2MBだった)にあった。でも学部生だとまずはブリタニカだった。

 以前の人も同じだろう。

 ただ、それから5年たった人は最初からGOOGLE、実際にはその前に流行ったインフォシークとかを使っている。

 その人達はグーグル以前の調べ方は全く知らない。ブリタニカで調べると言っても何事かは理解し得ないだろう。


 ちなみにその縮刷版の新製品で珍しいものとしては日立化成の折りたたみスキー板(9月13日7p)、ソニーのTVステイタスF(9月6日5P)があった。後者はパタパタ式のデジタル時計とリンクしてTVにタイマー機構を追加するもの。時計は独立していて必要に応じてパイルダー・オンする形式。

2021.03
23
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11:30
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 性狷介なもんで友達なんかいないものだが。珍しく仲が悪くない他人の家に伺った。玄関に箒が逆立ちしていなくてよかったのだけれども。

 その方は中国考古関係が趣味な御仁で中文雑誌を採っている。『文物』だけをとっているのではない。買えるやつの尽くを買っている。図版とか写真とかを見たいからとのこと。だから論がメインで史学っぺえ『史林』は買っていないとのこと。

 そこで目についた『敦煌研究』と『四川文物』を見せてもらった。

 内容は『月間敦煌』と『月間三星堆』といったところ。毎月毎月に敦煌と三星堆の研究が出ている。その内容も日本の雑誌のように随想とか身内の連絡事項ではない。全部が論文で研究ノートすらない。

 で、全部に研究費が出てる。電話のカメラ使って写真撮ったけど「国家社会科学基金」(人文じゃないのね)の支給とか地元市政府からも援助がでている。

 そんなところにまでお金が回れば人文科学も成長するよねえと。そのあたりの分野でも日本はまずは軽く抜かれる。いずれは日本から中国に留学するのがテニュアの主流になるんじゃないかな。

 まあ本人はそんなの集めているなんておくびにも出さない。己とおなじであまり世間とも付き合いはない。「ホントはカメラとかヒコーキなんかどーでもいい」とのこと。「それよりも龍泉の青磁」* とかね。もちろん仿古品なんだが「欠片でもいいから宋代がほしい」とか言ってる。幾らするかは知らない。


* ちなみに迷惑を掛けないようにお茶碗の名前は適当に変えている。
2021.03
11
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11:04
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 2011年の3月11日のその時間は理工学部の図書館にいた。ほとんどいかない51号館の1階で建築の雑誌をコピーしていた。

 そこで揺れだした。東京は震度5だが結構揺れた。図書館の書架の間にいると危ないと思い構造壁の壁際にうつると多分留学生(当時そう思った)が怯えてホントに立ちすくんでいる。「パニックで落下物がある危ない場所に飛び出すかもね」と思って「大丈夫、大丈夫」といってズボンのベルトに手を突っ込んで構造壁側に引っ張った。今からすれば普通に「こっちこっち」でも良かったと思うけどね。

 その後に退館指示と51号館前への集合が指示されてそこで「今日はもう閉館」と言われた。西早稲田の駅に行くと当然ながら入場できずとなっている。「コリャ相当長引くな」と思い、まず池袋に歩いて移動して喫茶店でも入って時間を潰そうとした。

 その途中に光通信の社員の非難が邪魔くさいと思ったのを覚えている。道いっぱいに広がって通行の邪魔していやがる。「かの光通信だからな」といった印象をさらに強くした。光通信との前後は忘れたが、「ビックカメラ本社の社員はそういうことはないのにな」ともね。

 で、池袋駅にいくとさらに大混雑となっている。さらにある程度は状況がわかってきたので「汽車も動かない」とみて近所の伯父の家、それから5年くらい前に死んだ爺ちゃん婆ちゃんの家に移動した。

 池袋から小一時間もかからない距離なのだが、中途に踏切が封鎖状態になっていて渡れない。待ってる人いわく10分も待っているとのことで「そんなの汽車が止まっているからだろ」と左右見て無視して渡った。

 伯父の家でTVを見ながら「ここで一晩厄介になって汽車を待とう」と考えていた。なんせ駅前0分の立地、今測っても直線距離で50m、道でも80mちょうどなので鉄道の動きは逐一わかる。「どうしようもなかったら8時間くらい歩いて帰ろう」とか「その時は途中に新座か藤久保の友達の家で自転車でも借りられるか明日に電話してみるか、家からはトラックで返しに行けば」とか考えていた。

 そしたら伯母が父に連絡していてくれていた。いまは川越の在でも東京への迎え?で大渋滞となっている。だから深夜にいくとのこと。伯母は「『一晩泊まらせて、明日きたほうが安全なのに』といったのに『明日の日中も大渋滞だろうから日付が変わってから行く』というのよ」といったのを覚えている。

 で、深夜1時くらいに父が「道がどうなっているかわからない」とわざわざジムニーのほうで迎えに来た。この調子だとガソリン飢饉だろうと帰りに満タンにして自宅もより駅の駐車場までいき、己はそこから自分の車でやはりガソリン満タンにして帰った。

 翌日は汽車は動いたがやはり混乱していた。また車も混んでいたとのこと。前の深夜に車で移動して正解だった。ラジオが通常放送に戻った最初が「ウイークエンドシャッフル」で「人間ナメるな」が出た回だった。

 翌々日?から計画停電で汽車も止まっていた。仕方がないのでファミレスで資料読みをしていた。

 計画停電の時期には家の真上をC-2グレイハウンドが飛んでいくのをみた。入間の進入表面の真下、横田に南向きで入る際の旋回経路の真下、厚木の飛行場の延長線上なので飛行機はけっこうみる。T-4やC-1、YS-11、C-130、C-17、C-5、昔はC-141なんか真上をしょっちゅう通る。P-3もたまに通過する。でもグレイハウンドを家の近所でみたのは初めてだった。米空母への連絡だったのだろう。

 それから、翌日か翌々日に件の発言があった。男の子のような女の子じゃないほうの菊地マコトの「メルトダウンじゃないだす」と、F-35じゃないほうの「フクシマはもう復旧の目途がついた」「メルトダウンなんか起きるわけがない」のアレだ。

 普通は察しがつく。「今、何が起きているかはわからない」「でも、報道をみるだけで今まででは考えられなかった事態が起きていることは明らかである」「少なくとも政府が言っているほど安全ではない」ことくらいは感覚的にわかる。

 それがわからないあたりは「何も見えてないのだな」とね。

 そのあたりで、24時間換気口にエアコンパテを詰めて、料理換気扇もビニールシートで囲い、窓の目張りもやった。内務省防空局の対毒ガス指示に似たようなことが書いてあったのと、どこぞでNBC担当をやっていたときに「本番は増し締めしろ」「隙間からも10mmH20、水頭1センチくらいの圧力で抜けるからガムテはっとけ」といった指示があったから。作業後はすぐにシャワーを浴びた。あとは念の為に官品の雨衣もいつでもつかえるように準備していた。そもそも雨の日は一切出るつもりはなかったけど。
2021.03
10
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11:46
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 エヴァンゲリオンの映画は見に行くつもりもないのだけれども。

 TV放送の放送時間には授業があったはずだが大学の近所でリアルでたいがいみていた。多分水曜19時か19時30分だったはず。何回かはビデオウォークマン借りて授業中に見ていた。チューナーユニットをくっつけるやつだったと思う。

 それから15年後に大学院で中国人留学生の迷がいたのだが、その話をしたら「大学とTVマンガどっちが大事なのか」みたいな顔された。

 まあ当時はTVマンガかな。当時は出席なんかまず取らないし出席しなくとも試験で合格点とりゃ単位はもらえた。友達はTVマンガをあるのでそれ見てから授業に出ますと言い放ったらしいのだが、その単位を落としたという話も聞かない。

 あと一つの思い出はLD購入かねえ。

 当時はDVDの直前でLDの時代だった。プレイヤーは高校に入るときに買った。そして円盤を毎月1-2枚は買っていた。

 それがエヴァンゲリオンの最初のLDのときはエライ混んでいた。石丸電気の2号店?のLD専用フロアなんだがね。レジの脇にあるエレベータ、通常は客用を使って床一面にエヴァンゲリオンのLDが詰まったダンボールを敷き詰めてドンドン搬入していたのを覚えている。

 あそこは事実上1割引(割引券)で、確かフライングで前日発売されていたせいだとおもうけどね。
2021.03
07
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10:47
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 汽車ポッポには興味はない。汽車にも路線にも利用にも興味はない。ヒコーキと同じマニアの写真撮影やらスペック羅列は常々バカにしているところだけれども。

 ただ中国の鉄道雑誌は読む。趣味誌じゃなくて運輸政策系のやつ。鉄道輸送の増強とかコンテナ輸送の水路連結とか旅客輸送の将来見積もりといったやつ。4誌くらいある。

 それを読んていたら大秦鉄路の拡張案がでていた。* 石炭産地の山西省の大同から渤海に面する河北省の秦皇島に至る路線で北煤南運の幹線となっている。輸送量世界最大級の鉄道であり2018年の輸送量は4・51億トンで中国石炭生産量の70%が通過するとされている。

 記事によるとどうも左右非対称の複線らしい。1級双線で重車線と空車線があるとしている。これ、荷物の輸送量が東行に偏している。だからそっちは重量車両に耐えるように土木は丈夫に作っている。対して戻りとなる西行は重量に耐える必要がないので多少は簡単に作っている。そうとも読める。

 その上でいまさら輸送力増強を図れると主張している。1万トン編成や1・5万トン編成をやめて全部の列車を2万トン編成にするといった話。しかも今の14分間隔での運航は信号機改良で13分間隔にできる。将来は無人化で8分-10分にできるといった内容である。

 でもねえ、石炭需要はそんなにふえるものかね。

 中国は石炭から天然ガス転換を進めている。それからすれば石炭輸送の需要は減る。国内産業保護・失業対策で輸入をやめても今よりも大幅には増えない。

 その図画を無視して輸送力強化といってもね。

 鉄道屋は日本も中国も同じものかね。国鉄の労組つぶしで出世したフィクサーが「需要が増えるからリニアを建設する」のアレと同じで、自分の商売が縮小すると思っていない。それで誰も使わない静岡空港もどきの鉄道を作るわけだ。

 多分、ファンも同じ。鉄道は縮小するとは思っていない。日本の汽車ポッポマニアは銚子電鉄とか北海道の国鉄みたいにとっくに死んでる鉄道輸送も需要を掘り下げれば、鉄道を盛り上げればどうにかなると何の根拠もなく信じている。中国のマニアもそんなものではないかね。


*  孫雁勝ほか「大秦鉄路重載列車”速度重”合理匹配研究」『鉄道運輸与経済』42.11(中国鉄道科学研究院集団有限公司,2020.11)p.1-11.
2021.03
05
CM:6
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11:28
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 テロリストでも犯罪被疑があるわけでもない人にパスポートを渡さない。外務省は安田純平さんの申請に対してそのような対応をしている。

 それは正しいことなのだろうか?


■ 「信頼ある行動」との引き換えだそうだ

 空飛ぶたぬきさんはそれは当然だと言っている。

空飛ぶたぬき@Fly_Tanuki
権利を主張してるけど
日本国パスポートをもつことは

「外国で日本の看板しょってるのと同じ」

過去問題があった人に看板は持たせられないのでは

安田純平、パスポートの再発行を外務省に拒否される 安田「思想・信条に制約を加えることに…独裁国家のやっていることだ」
https://twitter.com/Fly_Tanuki/status/1367416992236380161


空飛ぶたぬき@Fly_Tanuki
日本のパスポートって信頼あるんですよ
それこそ水戸黄門の印籠みたいに強いww

日本という国に対する信頼があること
先人のみなさんが信頼ある行動をしていたこと

この信頼を裏切ることは出来ないと感じます
https://twitter.com/Fly_Tanuki/status/1367418509102256142


 学校の先生が持ち出すような「信頼ある行動」と引き換えだとのことだ。


■ 持っているやつはそんなに品行方正かね

 だが、日本のパスポートを持っているやつはそんなに品行方正だろうか?

 「海外で犯罪を犯すと発給されない」という話は聞かない。現地で犯罪行為をしたあとで発覚前や拘束前に日本に帰ってきた。「免れて罪なし」の例では発給されないといった話は聞かない。またとっ捕まって牢獄にブチ込まれたあとでも発給されないといった話も聞かない。国境地帯をうろついて有罪となったあとで大使館やらの力で国外追放となる話はルポ等でよくある。だが、その御仁がパスポートを拒否される話は聞かない。

 それ以下の話で発給拒否も聞かない。例えば売春やらの話はそれだ。昔から淫虫スタンプの例やらキーセン旅行を自慢する話はよくある。どうみても空飛ぶ「信頼ある行動」に反する行為なのだが、それで発給しない話はない。

 安田さんの場合は、この例で言うなら犯罪に巻き込まれた程度である。戦地でとっ捕まっただけの話だ。本人は別段に責められるものではない。

 それでパスポート発給をしないというのはね。


■ 香港から出国させないのも

 まあ、空飛ぶたぬきさんのロジックなら民主活動家を香港から出国させないのも当然になるのではないかね。中国-香港地区の「信頼ある行動」に反している。「過去問題があった人に看板[パスポート]は持たせられない」「[国家の]信頼を裏切ることは出来ない」の全部に当てはまるのだから。

 「政治信条で出国を許さない」問題は批判できなくなるということだ。70年代のサハロフ博士やら90年代のアウン・サン・スー・チーを自由出国させないのは全体主義国家の弾圧だといった主張があった。それに対しても文句は言えない。というよりも全く同じ発想であるということだ。


■ 権利は義務を果たした恩恵

 なんにせよF-15の運転手だったそうで、自衛隊式の「ライト・イズ・ライト」の影響もあるのだろうね。政府・体制の言ってることは全肯定する。それを批判的に見る態度は許さない。パスポート取得といった権利主張と「信頼ある行動」といった義務負担の反対給付とかいったあたりは全部そのように見える。

 特にパイロットにはそのような人が多いのかもね。海もそうだが選抜を抜けてヒコーキの運転手となるには評価されなければならない。だから自衛隊式のロジックを競って受け入れる。さらには内在化させる。また、運転手になるためには「信頼ある行動」をしなければならないといった発想が他の職域よりも強いのかもしれない。

 だから、「信頼ある行動」をしない奴にはパスポートを渡さなくて当然と考えているのではないかな。
2021.02
26
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12:33
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 グレーゾーンが、グレーゾーンがと言っている連中がいるのだけれども。

 その話を見ていると四〇年前の裏日本アプローチそっくりの感がある。冷戦期の70年代末にソ連が沿海州から佐渡―新潟や山陰をつくといった主張だ。

 でも、今から見返すと当時からあまりまともに扱われていない。まともな人は言及していない。それはソ連の可能行動を超えており蓋然性もないためだ。技術的にはできないことはないが、それで日本には勝てない、またやったところで益もないと見られていたためだ。

 中国による対日グレーゾーンも似たようなものだ。やったあとの日中泥沼化や熱戦化の可能性を考えるとやれない。尖閣は一方的に盗めるような島でもない。

 確かに考えられる穴ではある。だが、現状でもまあ塞げる。安全保障というよりもピコピコの連中が言う程度のセキュリティホールみたいな話だ。もちろん深刻ではなく次のアップデートで対処しておく程度だ。*

 それよりは香港や台湾地区も含めた日中活動家の活動とそれによるエスカレーションだろうね。特に漁業を装った日本活動家のアレが契機となって衝突やら下手すると全面戦争のほうが警戒すべき現実味があるものだよ。


■ 国連海洋法と海警法と、足しても海上保安庁法しかしてない

 法律の話をしているのを見ていてもそんなもの。国連海洋法と海警法と、足しても海上保安庁法の範囲だけで話している。そこにある穴をつついて日本が滅びるみたいな話をしている。

 その外にある諸要素は全く抜いたスコラ派みたいな話をしている。

 まずは井戸の中の蛙が集まった論議でしかない。まったく郭の中を出ない話だ。

 海洋法の外にも世界はある。日中関係やそれぞれのセクターがどう動くか、中国の国内事情や日米同盟や日中米の経済利益といったものだ。

 それを見たほうがいいと思うもんだよ。米海軍のコース・オブ・アクションのアレみたいに、彼我のシチュエーションをぶつけてグレーゾーン戦法とやらが①適切であるか? ②実現できる範囲にあるか? ③アクセプタブルであるか?を検討しろと。

 中でも国連海洋法を不磨の大典みたいに扱ってる連中はどうもね。中国が無視して日本巡視船に射撃してもこっちは反撃できないみたいなナイーブなこと言ってる。正当防衛とか緊急避難とか戦時復仇とかあるわけだし、中国も「平和憲法を持つ日本は絶対それをしないからグレーゾーン大成功」なんて甘い考えを持つかと。


* 組織が注意しとけばいいていどなのだが、海自や海保、あと警察庁あたりが自分たちの商売を重要に見せたいし、予算や組織人員を増やしたい頭があるか「グレーゾーンは危険であぶない」といっているようなものだけどねえ。
2021.02
23
CM:6
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01:05
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 「中国は国際法を無視しない」を書きました

Japan in-depth : https://japan-indepth.jp/?p=57370
ヤフー : https://news.yahoo.co.jp/articles/159e4bc40dc890b469b9dafc853efbceeaa746fa

 海警法で中国があぶないばっか言っているけど、今までの振る舞いからすりゃ中国は国際法を優先するよといった内容です。ついでに日本政府もそれがわかっているから「懸念」しかしていないよとか、まずは国共内戦では台湾が大陸を攻撃した例ばっかだよといったことも書いておきました。

 ヤフコメとか見ると中国の手羽先とかいってますけど、じゃあ「中国は国際法を無視して海警法を優先する」と信じているのか?と聞いてみたいものです。
2021.02
14
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19:21
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 初任幹部のときに技術の話はたいてい業者さんから教えてもらっていた。建築は何となく分かる。でも土木の話は漠然としか理解していない。設備の話はイメージもできない。

 海自はOJT主義つまりはいきなり仕事しろとなる。3術校の施設課程は基本中の基本しかしない。だから建築土木電気をやっていない、また海曹海士をやっていないそれ以外の大学出は、まずはいきなりの仕事となる。

 己の場合は知らないことは業者さんから教えてもらっていた。特に横須賀で建設土木設備、海洋土木も含めていきなりやるときにはそれで勉強していた。雑誌や本も読んでいたが、それは広く基礎から応用に向かう形で効率が悪い。それよりも、今の問題とその結論を教えてもらう。そして雑誌や本で逆算でそこ至るまでの知識を拾っていくほうが効率がよかった。

 巡航戦車になったおぷさんの発言でそれを思い出したよ。

巡航戦車になったおぷ@ef2818
今の現場で、「弊社」の新入社員に対してすごく親切かつ厳しく指導してくれる方がいてね、その人が言うには自分が新人のときにもっとちゃんと教えてもらいたかったという思いがあるからだという。あんたいい人だね!
https://twitter.com/ef2818/status/1360612543207677952


巡航戦車になったおぷ@ef2818
あ、この「いい人」はゼネコンの正社員です。
https://twitter.com/ef2818/status/1360613644761931776


 八戸が終わって横須賀で施設係になった時期はよく覚えている。それまでは除雪指揮と分隊士だけやっていればよかった。それが建設そのものをやるようになったときのことだ。採用する工法、一般的な工法、特質、注意点ほかを五洋(正確に言うと五栄)と六国建設の代理人さん、川鉄エンジニアリングのコンサルさんに教えてもらった。そして本で調べるときのキーワードを拾い、その後に理解の答え合わせをしてもらっていた。

 時間は相当あった。防衛施設局(当時)の監督官は打ち合わせに時間通り来る試しはない。三〇分から二時間かそれ以上ある待ち時間に話を聞ける。事務所の外には実物教材はあるし、施工中の写真もある。それで教えてもらっていた。

 そのあと、その施設局の連絡官になったときにもそうしていた。特にコンサル屋さんだ。ほぼ技術士なのでその分野は悉皆知っている。だから待ち時間やら監督官支援業務での車両移動中にはよく教えてもらっていた。

 変わったところでは青森県土木の定年前のオトッツアンも結構教えてもらった。大湊浚渫土の青森港埋立工事処理についての話の際に浚渫埋立ほかの土木関連の小技、海自じゃやらないやり方を結構教えてくれる。本人たちは世間話のつもりなのだろうがこっちはメモをとっていたくらいだった。

 その後にC4SC、どこかにある防衛省の秘密司令部の施設係長のときには住重と日本カルミックと三菱電機と清掃屋さん(清掃屋さんは3回変わったが代理人はいつも同じ人、雪印を退社した方だった)ね。ここもヤケに待ち時間が長いのでその技術について資料にないことまで教えてもらえた。特に住重の設備代理人(50代)は本来は全然関係ない三菱電機の設備代理人(30代)にも教えていたし、三菱電機の代理人も住重に缶コーヒー持って聞きにいっていた。

 面白いところだとこの4社で人のやり取りもしていた。入構できる人が制限されている。すぐに許可は下りない。工期3日のうちその作業は1時間もない。そんなときに似た機材を持っている業者と人や工程をやり取りするようになった。

 なぜか以前は認めなかったらしい。最初に業者から「それやっていいか?」と言われたときに先任やってもらっていた監督官の海曹に「どうします?」といわれて「いいんじゃない」と答えたのを思い出した。以前はできなかったという。だがそれを拒絶した理由がわからなかった。今から思えば会計(統合部隊なので経理ではない)あたりにわざわざ聞いての反対されたのではないかと思う。経済的合理性はあるし立ち入りでも工期でも官側にとって有利なのに。
2021.02
09
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12:33
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 ビットコイン高騰云々がニュースになっているのだが。

 それなりに普及すると米国の経済制裁の効きが悪くなることとなる。銀行を使わせないアレだ。SWIFTコードだかを使う銀行の国際決済をできなくさせるやつの威力は減る。まずはイランとか北朝鮮も普通に決済ができるようになる。

 逆に、銀行制裁ばっかやるとビットコインの類も普及する形となる。国ごと禁止とかをしょっちゅうするとそうなる。その国家や組織や国民は暗号通貨に流れる。ビットコインの類を使うやつが増えるからだ。

 まずは銀行八分はさじ加減ではないかな。やればやるほど効果が薄くなる。今は効いているがそのうち効かなくなる。

 これは北朝鮮禁輸も同じ。禁輸水準を上げれば上げるほど経済封鎖突破の旨味が増す。だから効果は逓減する。

 それでいてコストばかりかかる。

 今の海上監視はそれ。せどりを~と言ってもねえ。武器とか精密機械といったほんとに必要なものは中朝国境あるいは厳密に言えば面していないが中露国境から通る。それは止められない以上は真面目にやってもね。密貿易ほかの利潤を増やすだけになるのではないかね。

 それからすれば、経済封鎖もたまに監視して道向を掴むだけでいいんじゃないかな。

 一番いいのは交易復活だけどね。フット・イン・ザ・ドアとやらでこっちの影響力を増やす。また資本主義の毒で相手の体制を腐敗させる、国民を堕落させる。そっちのほうがいいいと思う。どうせ核は放棄しないから。
2021.02
08
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19:56
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 「そうりゅう」の接触事故の件なのだけれども。

 もちろん全然状況はわからない。

 ただ、その上で、あり得るだろう原因を上げるとすれば、接敵目標と接触したのではないか。


■ 接敵行動をとって、なんらかのミスで衝突かな

 商船を目標として接敵しようとした結果の事故ではないか。もちろん衝突する気はないがギリまで近づこうとした。そこで意図しない状況が発生した。その結果として衝突しのではないか。

・ ギリまで近づこうとしたら相手が転進した
・ 測的ミス
・ ギリで接触しないと踏んでいた

 このどれかじゃないかな。


■ 急浮上と漫然航行はないと思う

 急浮上は、多分ない。えひめ丸の件があるからその際には十分に注意するだろう。だからそう判断できる。単独でやるとしてもまずレーダ含めてで水面を監視してそっから潜って急浮上するだろう。

 通信等で漫然と露頂航行していて接触もない。商船のディーゼルは直結しているので騒音は法外に大きい。それが聞き取れないことはないし周囲は潜望鏡で監視しているはずだ。

 充電している状態でもまずは同じ。充電中でもまわりは見る。仮にすぐに潜れない、速力がないから注水して沈下しかできないとしても逃げようはある。電池を使えば水平面の移動は容易なはずだからだ。


■ 充電中かつ見張り不十分はあるかもしれない

 ただ、この充電中の場合には不運もあるかもしれない。露頂で停止状態で充電中に(このやり方があるかは知らない)の状況で、見張りが気づかない状況で突然目標が現れる。それが衝突コースで、潜水して避けられない上に、行き足がないからほとんど動けずに衝突はあるかもしれない。


■ 書かないのも商売上で正しくないと思うから書いたよ

 まあ、極端な重大事故ではないし軽傷のみで死者もないから書けるのだけれどもね。

 もちろん重大事故ならどう書くかは悩む。

 その上、たぶん艦長は同期だ。それに引っかかる部分はある。書きたくない心持ちもある。

 でも、己の商売からすりゃそれで書かないのも正しくない。前にも「事象というな事件といえ」と自分でも言っている。

 だから書いてみたもんだよ。
2021.02
06
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16:19
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「小型艦艇名『しま』に統一すべき」を書きました。

・ JAPAN In-depth : https://japan-indepth.jp/?p=56879
・ ヤフー : https://news.yahoo.co.jp/articles/4180fce42a4766d330c735f8d3de0f8e0f181d1e

 最初は「『ホニャララとり』って付けても鳥は投票しないからムダ」って書こうと思っていたのですが、まあ統一すべき「しま」の有利ということで。

 専従掃海艦艇は10隻残るかどうかで非FRPはあと3隻分だからね。そうはならないけど単にメジャー順とすると海内六六国二島の筆頭「つしま」「いき」と配慮が必要な「おきなわ」で終わりかなあ。
2021.02
03
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02:02
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 ザット読んだだけの雑誌記事に「日本の船会社には日銭が入らなくなった」といった話があった。

 これはコンテナ輸送が一本化してONEになったときの記事である。

 それまでは船会社はコンテナ事業で毎日現金が入った。輸送料金と船積証書:B/Lは引き換えだからといった話だ。そして船積証書があれば荷主は信用状取引:L/Cを現金化できる。だから、荷主はB/Lを貰うために先を急いで輸送料金を払った。(うろおぼえで、特にBLとかLCとかの話は誤りがあるかもしれない)

 だが、ONEにすると毎日の入金はなくなる。船会社ではなくONEに支払われるからだ。そこにコンテナ事業を差し出した日系大手三社は資金繰りが厳しくなるだろう。

 だいたいそんな話である。

 到着してからそれを思い出し「もう一度読もう」と思ったのだが見つからない。ONEとコンテナといった検索肢を頼りに国会図書館で軽く探したが見つからなかった。

 読んだことはあるのだ見つからないというのは結構ある話だ。陸自ヘリのエンジンの価格についての話もそうだった。会計検査院が持ち帰って報告書を作った。それを読んだ記憶があるのだがどこにあるのかは再度見つけられなかった。

 それを防ぐために読んだ本や雑誌についてはメモをとっている。

 でも船会社の日銭の話をメモをしたのがたぶん三年くらい前だ。メモ帳だと一五冊ほど前くらい相当する。当然ながら持ってきていないので往生したわけだ。

 まあ、普段は事前に古いメモをみて著者名と記事名と雑誌名と号数を雑紙に写してもってくるのだけれどもね。
2021.02
02
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23:23
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 久しぶりに神保町にいった。文房堂、東京堂、東方書店、明倫館書店と回ってきたのだけれども。

 明倫館の隣の黄色いビルが空っぽ、ホットドックとチョコチップの店らしいのだけれどもねえ。



 ここ、店の並びからマンガ専門の本屋さんとかやると繁盛すると思う。

 ちなみに、今気になって調べたけど隣の「いきなりステーキ」は店じまいしていたらしい。前通ったのに全然気づかなかった。